こんにちは!ナユタス名古屋栄校です。
雨模様の天気が少し増えてきました。梅雨入り間近でしょうか☔️
気温も上がってきているので、熱中症には注意です!
ボイトレはあくまで「発声」へのアプローチ
さて、普段ボイトレに励んでいる皆さん。
あなたがボイストレーニングをしている目的って何でしょうか?
基本的には「歌を上手に歌うため」であることが多いと思います。
とはいえ、歌が上手というのは複数の要素から成り立っているものです。
「発声が上手い」
「リズム感が良い」
「ピッチが正確」
などなど……。複雑に要素が絡み合っていますよね。
ボイストレーニング、つまり発声練習はその名の通り主に「発声が上手い」という要素を強化するためのものです。
もちろん、間接的に他の要素にアプローチできるケースもありますが、細かなところはいったん置いておきましょう。
発声はもちろん歌唱においてとても大事です!
間接的という話で言えば、発声が未熟なことでリズム感やピッチ感を発揮できないこともあるでしょう。
自分がこう歌いたい!という表現もできなくなることは、容易に想像できますね🤔
よくある課題のひとつ「表現力」
発声がある程度整ってきたのであれば、当然他の要素も意識して練習しなくてはいけません。
「表現力をつけたい」なんて、よくあるお悩みではないでしょうか?
「ボイトレを重ねるなかで発声は良くなってきた。だけど、なんだか今ひとつ歌に表情がつかない」
結構こういった課題を持っている方は多いように思います。
ある程度歌唱に慣れている方向けかつ少し限定的にはなってしまいますが、ひとつ練習方法をご紹介しましょう。
便利なテクニックをあえて「オフ」にする
発声もそれなりにコントールができる、歌うことにも慣れている。
そういった方であれば、歌唱時に「ビブラート」をかけていることが多いはず。
それ自体はとても良いことです👍
ビブラートをかけられるということは、ある程度余裕をもった発声ができているわけですから。
それに、ビブラートをかけることで歌声は音楽的に聴こえやすくなる傾向にあります。
平たくいってしまえば、発声や歌唱が「上手に聴こえやすい」ということです。
これがビブラートの利点であると同時に、上達を阻害しやすい欠点でもあります。
ですので、ほぼ無意識でビブラートを使えるそこのあなた!
いったん、意識的にビブラートを「すべてオフ」にして歌唱・録音してみましょう。
結果、「あれ?なんか全然上手じゃないぞ」「めちゃくちゃ下手になった!」という場合……
あなたの歌唱は、表現の面においてビブラートに頼る割合が多すぎる、といえるかもしれません。
ぜひ、そのままビブラートオフの状態でも聴きごたえがでるように、練習をしてみてください。
声質の変化、語頭や語尾の処理、ブレス、リズムアクセントなど、さまざまな観点を意識するのが大切です。
きっと、あなたの歌が一段階、場合によっては一気に数段階もレベルアップするきっかけになるはず。
やったことのない方は、試してみてくださいね!💪