【NAYUTAS中目黒校】ボイトレ「食欲減退」と「発声力低下」の関係！

皆さんこんにちは！

最近急に暑くなって、体調を崩してないですか？
ボイトレレッスンでも、「先週風邪を引いていて…」「喉の調子が少し悪い気がする」というお声を耳にします。

またこの時期は、梅雨どきのジメジメや暑さで食欲も減退しがちです。

「なんだか声が出にくいな…」
そんなとき、喉や体調のせいにしがちですが、実は食欲の低下が関係している場合もあります。

そこで今回は「食欲減退」と「発声力低下」の関係について、ボイトレ講師の観点からお伝えします！

1. 食べないと“声を出す体”が作れない

声は体が楽器です。 喉だけでなく、腹筋・背筋・横隔膜・肺・口腔・鼻腔など、全身のコンディションが声に影響します。 食事をしっかり摂らないと、体がエネルギー不足になり、まず「筋力」が落ちます。しっかり声を出すには、それなりの体力が必要。エネルギーが足りないと、呼吸も浅くなり、結果として声量・音域・響きがすべて低下してしまうのです。

2. 食欲不振は自律神経の乱れとセット

食欲がないときって、だいたい「気分が乗らない」とか「なんとなく元気がない」ことが多いですよね。 それ、実は自律神経の乱れが原因かもしれません。 自律神経は「消化器の動き」と「発声のしやすさ」にも関係しています。交感神経が優位すぎると、喉が詰まったように感じたり、うまく呼吸ができなくなったりすることも。 つまり、食欲の低下＝心と体のバランスが崩れているサインでもあるんです。そうなると、声にも当然“元気のなさ”が現れてしまいます。

3. 栄養不足は声帯や粘膜にも影響

「最近、喉が乾きやすい」「声がかすれる」と感じるとき、実は栄養不足による粘膜の不調が原因のこともあります。 ビタミンAや亜鉛、鉄分が不足すると、喉や声帯を守る粘膜が弱くなり、炎症を起こしやすくなります。さらに、水分や脂質が不足すると声の滑りが悪くなり、結果として「声が出しにくい」と感じるのです。

4. 無理して声を出すと悪循環に

「食欲ないけど、レッスンだから声だけでも出さなきゃ…」と無理に声を出すと、かえって喉を傷めることも。エネルギーが足りていないときに無理な発声を続けると、筋肉の回復が追いつかず、慢性的な声枯れや喉の緊張に繋がります。 大切なのは、「まず食べる」こと。食べることで体が整い、体が整うことで声も出しやすくなります。逆に言えば、「声が出ないときは、食べていないかもしれない」と考えるのもひとつのセルフチェックになるのです。

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