みなさん、こんにちは!
中野でマンツーマンの楽器レッスンが受けられるNAYUTAS中野校です!
「ギターを弾いてみたいけれど、コードを押さえるのが難しそう」「弾き語りに憧れるけれど、楽器経験がまったくない」「まずは好きな曲を自分で伴奏してみたい」と思ったことはありませんか。
ギターは魅力的な楽器ですが、初心者にとっては、弦を押さえる指の形を覚えたり、コードを切り替えたり、反対の手で弦を鳴らしたりと、最初から複数の動作を行う必要があります。
そんな「楽器を弾いてみたいけれど、最初のハードルが高く感じる」という人の選択肢の一つとして登場したのが、InstaChord(インスタコード)です。
現在のモデル「InstaChord+ IC-31」は、コードを選ぶボタンと音を鳴らすパッドを使って伴奏できる電子楽器です。一般的なギターのように、複数の弦を左手で押さえてコードフォームを作る必要はありません。
今回は、インスタコードとはどのような楽器なのか、ギターとは何が違うのか、そして「ちょっと楽器を弾いてみたい」という初心者にどのような楽しみ方ができるのかを紹介します。
目次
インスタコードとは?ギターのように伴奏を楽しめる電子楽器
インスタコードは、一般的なギターとは構造も演奏方法も異なる電子楽器です。
基本的な演奏では、コード記号が割り当てられたボタンを片手で押しながら、もう一方の手で演奏パッドをはじいたり、たたいたりして音を鳴らします。
現在のInstaChord+ IC-31には、主に次のような仕様があります。
- 本体重量は約660g
- 128音色を内蔵
- ギターのようにはじく「Strum」
- ピアノのようにたたく「Hit」
- 押す強さで音量を変えられる「Push」
- ヘッドホンを接続できる3.5mmオーディオ端子
- 充電とUSB-MIDIに使えるUSB-C端子
- Bluetooth LE MIDIに対応
公式情報では、バッテリー動作時間は約10時間とされています。
つまり、見た目や演奏スタイルにはギターを思わせる部分がありますが、「簡単にしたギター」ではなく、独自の方法でコード演奏を楽しむ電子楽器と考えるのが適切です。
インスタコードが初心者にも演奏しやすい理由

ギター初心者が最初につまずきやすいポイントの一つが、コードフォームです。
たとえば一般的なギターでは、一つのコードを鳴らすために複数の弦を別々の指で押さえることがあります。コードが変われば、指の位置も素早く変えなければなりません。
インスタコードでは、この部分の考え方が大きく異なります。
基本的なコード演奏は、コードに対応するボタンを選び、反対の手でパッドを鳴らすという形です。簡単なコードなら1本の指で選択でき、7thなどを含む複雑なコードでは複数のボタンを組み合わせます。
初心者にとってわかりやすいポイントは、次の3つです。
1:ギター特有の複雑なコードフォームを最初から覚える必要がない
2:コードを選ぶ動作と、リズムを刻む動作を分けて考えやすい
3:まず曲に合わせて伴奏する体験へ入りやすい
ただし、「誰でも練習なしでどんな曲でも完璧に演奏できる」という意味ではありません。
曲に合わせてコードを切り替えたり、一定のリズムで演奏したりするには練習が必要です。複雑なコードや豊かな表現へ進めば、覚えることも増えていきます。
最初に音を鳴らすまでのハードルを低くしやすい楽器と考えるとわかりやすいでしょう。
「指1本で弾ける」はどこまで本当?
インスタコードは「指1本で弾ける楽器」として紹介されることがあります。
これは基本的な使い方を表した言葉で、簡単なコードであればコードボタンを1本の指で押して演奏できます。公式マニュアルでも、コード記号が割り当てられたボタンを押しながらパッドをはじく方法が基本演奏として紹介されています。
一方、すべての演奏を指1本だけで行うわけではありません。
たとえばG7を演奏する場合には「G」と「7」に対応するボタンを同時に押すなど、複数のボタンを組み合わせる方法があります。maj、m、7、m7、M7、sus4、dim7、augなど、さまざまなコードにも対応しています。
したがって、「指1本で弾ける」という特徴は、基本的な伴奏へ入りやすい仕組みを表したものと理解するのがよいでしょう。
ギターとは何が違う?インスタコードは「ギターの練習機」ではない
ここは大切なポイントです。
インスタコードを弾けるようになったからといって、そのままアコースティックギターやエレキギターを同じように弾けるようになるわけではありません。
一般的なギターでは、
- 弦を指板上で押さえる
- コードフォームを作る
- ピックや指で実際の弦を鳴らす
- 弦ごとの音をコントロールする
- コードチェンジの指使いを身につける
といったギター固有の技術があります。
インスタコードでは、これらを別の操作方法へ置き換えています。
そのため、ギターのコードフォームやピッキングそのものを身につけたいなら、実際のギターを練習する必要があります。
では、インスタコードを使う意味はないのでしょうか。
そんなことはありません。
ギターそのものとは別の楽器だからこそ、まずは「自分でコードを鳴らす」「曲の進行に合わせる」「一定のリズムで伴奏する」といった音楽を演奏する楽しさの入口として活用できます。
「コード進行」を体感しやすいのもインスタコードの面白さ

ポップスなどの曲は、一つのコードだけでできているわけではありません。
たとえば、あるコードから次のコードへ移り、さらに別のコードへ進むという流れがあります。これを一般に「コード進行」と呼びます。
ギター初心者の場合、コード進行を理解する以前に、
「指が届かない」
「弦をきれいに押さえられない」
「次のコードへ移れない」
という技術的な部分で止まってしまうことがあります。
インスタコードではギター固有のコードフォームを作らずにコードを選択できるため、「この曲ではどのように和音が変わっているのか」に意識を向けやすいという特徴があります。
ただし、ボタンを押しているだけで音楽理論が自動的に身につくわけではありません。
コード名や曲のキー、コード同士の関係などを理解したい場合は、それらを別途学ぶ必要があります。
好きな曲に合わせて「伴奏する楽しさ」を体験できる
楽器初心者にとって、大きな目標になりやすいのが「一曲弾けた」という体験です。
基礎練習も大切ですが、長期間練習してもなかなか曲にならないと、途中でモチベーションを失ってしまうこともあります。
インスタコードの場合、比較的シンプルなコード進行の曲なら、まず基本的なコードを使って伴奏することから始められます。
練習するときは、次の順番で進めてみる方法があります。
1:使うコードを確認する
2:コードを切り替える順番を覚える
3:一定のリズムでパッドを鳴らす
4:曲のテンポを落として合わせる
5:慣れてきたら実際のテンポへ近づける
最初から細かな表現まで完璧にする必要はありません。
まずコードが変わるタイミングだけ合わせ、その後にリズムを変えてみるというように、一つずつ要素を加えると練習しやすくなります。
弾き語りにも使える?歌と伴奏を一緒に楽しむ方法
「ギターを始めたい」と考える人の中には、弾き語りに憧れている方も多いでしょう。
インスタコードでも、自分でコード伴奏をしながら歌うという楽しみ方ができます。
ただし、楽器だけを弾ける状態と、弾きながら歌える状態は同じではありません。
弾き語りでは、
- コードを切り替える
- リズムを維持する
- 歌詞を思い出す
- メロディーを歌う
- 呼吸のタイミングを取る
といった複数のことを同時に行います。
最初からすべてを合わせるのではなく、まず伴奏だけ、次に歌だけを練習して、最後に組み合わせる方法があります。
楽器経験が少ない方でも「自分の伴奏で歌う」という体験へ挑戦しやすいことは、インスタコードの面白さの一つでしょう。
ギターだけじゃない!128音色でいろいろな音を楽しめる
インスタコードを「簡単な電子ギター」と考えると、その特徴の一部しか見えません。
現在のInstaChord+ IC-31には、128種類の音色が内蔵されています。公式情報では、ギター系だけでなくさまざまなGeneral MIDI音色を切り替えて演奏できます。
さらに、USB-MIDIやBluetooth LE MIDIにも対応しています。外部機器と接続してMIDIコントローラーとして利用することも可能です。
そのため、楽しみ方は一つではありません。
- ギター風の音色でコード伴奏する
- ピアノ系の音色で演奏する
- 音色を変えて同じ曲の雰囲気を比較する
- パソコンなどにつないで音楽制作へ活用する
初心者が手軽に演奏を始めるだけでなく、慣れてから別の使い方へ広げられる電子楽器でもあります。
3つの演奏方法でリズムの違いも楽しめる

InstaChord+ IC-31の公式仕様では、主な演奏モードとして「Strum」「Hit」「Push」が案内されています。
それぞれの特徴は次のように整理できます。
1:Strum|ギターのようにパッドをはじいて演奏する
2:Hit|ピアノや打楽器のようにパッドをたたいて演奏する
3:Push|パッドを押し、押す強さによって音量に変化をつける
同じコード進行でも、演奏の仕方が変われば聞こえ方も変わります。
最初は「コードを間違えずに鳴らす」ことから始め、慣れてきたら「どのタイミングで鳴らすか」「強くする場所と弱くする場所をどう分けるか」などへ意識を広げてみましょう。
楽器演奏では、正しいコードを選ぶだけでなく、リズムや強弱も音楽表現の一部になります。
こんな人はインスタコードから楽器を始めるのも一つの方法
インスタコードがすべての初心者にとって最適な楽器というわけではありません。
最初から「アコースティックギターそのものを弾けるようになりたい」という明確な目標があるなら、実際のギターで基礎から練習する方法があります。
一方で、次のような方にはインスタコードという選択肢も考えられます。
- 楽器経験はないけれど一度演奏してみたい
- ギターのコードフォームで以前挫折した
- 好きな曲を自分で伴奏してみたい
- 弾き語りの感覚をまず体験してみたい
- コード進行やリズムに興味がある
- 電子楽器そのものが好き
- 音楽制作にも興味がある
こうした目的があるなら、最初から難しい奏法を覚えるのではなく、「まず音楽を自分で鳴らしてみる」ことから始めるのも一つの考え方です。
インスタコードから本物のギターへ興味が広がることも
インスタコードを弾いているうちに、「やっぱり実際のギターでも弾いてみたい」と思う可能性もあります。
その場合は、インスタコードとギターを対立するものとして考える必要はありません。
インスタコードで、
- 曲のコードが変わる感覚
- 一定のリズムで伴奏する感覚
- 歌と伴奏を合わせる感覚
- 一曲演奏する楽しさ
を経験したあと、ギター固有のコードフォームやストロークへ挑戦することもできます。
ただし、インスタコードからギターへ移れば自動的に演奏できるわけではありません。
実際のギターでは、弦の押さえ方、コードチェンジ、ピッキング、ストロークなどを改めて練習する必要があります。
それでも、「楽器って楽しい」と感じた経験が、次の楽器へ進むきっかけになることはあるでしょう。
よくある質問
インスタコードは本物のギターですか?
一般的なアコースティックギターやエレキギターとは異なる電子楽器です。
コードボタンと演奏パッドを使ってコード演奏ができ、ギターのようにはじく演奏方法もありますが、弦を指板上で押さえる通常のギターとは仕組みが異なります。
本当に指1本で弾けますか?
基本的なコードでは、1本の指でコードボタンを選択して演奏できます。
一方、7thなどのコードでは複数ボタンを組み合わせる場合があります。「すべての演奏を指1本だけでできる」という意味ではありません。
インスタコードを練習すればギターも弾けるようになりますか?
インスタコードと一般的なギターでは操作方法が異なるため、インスタコードを弾けることだけでギターの演奏技術が身につくとは言えません。
ただし、コードが変わるタイミングやリズムに合わせて伴奏する経験は、音楽を理解する一つの入口になります。
インスタコードで弾き語りはできますか?
コード伴奏をしながら歌うことは可能です。
ただし、伴奏と歌を同時に行うには練習が必要です。最初は伴奏と歌を別々に練習してから組み合わせると取り組みやすくなります。
まとめ|インスタコードは「まず自分で音楽を奏でてみたい」人の新しい選択肢
楽器を始めたいと思っても、「コードが難しそう」「指が動かなそう」と考えて、最初の一歩を踏み出せないことがあります。
インスタコードは、一般的なギターとは違う方法でコードを選択し、パッドを鳴らして伴奏できる電子楽器です。
特徴を整理すると、次の3点がポイントです。
1:ギター特有の複雑なコードフォームを作らずに基本的なコード演奏へ取り組める
2:コードの切り替えとリズムを使って、自分で曲を伴奏する体験ができる
3:128音色やMIDI接続など、電子楽器ならではの楽しみ方もある
ただし、インスタコードとギターは別の楽器です。「これを弾けばギターも自動的に弾ける」と考えるのではなく、まず楽器を演奏する楽しさを体験する選択肢の一つとして捉えるとよいでしょう。
NAYUTAS中野校では、アコースティックギター、エレキギター、ピアノなどのマンツーマン楽器レッスンを行っています。
「ギターには興味があるけれど、いきなり本格的に始めるのは少し不安」「まず好きな曲を自分で伴奏してみたい」という方は、音を鳴らす楽しさから楽器の世界へ入ってみるのも一つの方法です。




