ミックスボイス(Mixed Voice)とは、ボーカルテクニックの一つで、チェストボイス(胸声)とヘッドボイス(頭声)を融合させた歌唱法を指します。簡単に言うと、低音域で使う力強い声(チェストボイス)と、高音域で使う軽やかで響く声(ヘッドボイス)をスムーズにつなげ、中間音域で自然かつ力強く歌うための技術です。
-
ミックスボイス: この2つの中間。声帯の一部が閉じたまま振動しつつ、共鳴を頭部や鼻腔にも分散させることで、途切れずに滑らかに音域を移動できる。
ミックスボイスの最大の利点は、音域の「ブレイクポイント」(声が裏返ったり途切れたりする部分)をなくし、低音から高音まで一貫したトーンで歌えることです。これにより、ポップスやロック、R&Bなど、広い音域と表現力を求められるジャンルで特に重宝されます。
習得方法
ミックスボイスを出すには練習が必要で、主に以下のようなステップが推奨されます:
-
呼吸と発声の基礎: 腹式呼吸をマスターし、声を安定させる。
-
チェストとヘッドの感覚を理解: 低音と高音を別々に練習し、それぞれの共鳴の違いを感じる。
-
中間音域でつなぐ: 「ンー」や「ニー」といった音を使い、チェストからヘッドへ自然に移行する感覚をつかむ。
-
声帯のコントロール: 声帯に無理な力を入れず、適度な閉鎖とリラックスを保つ。
-
共鳴の調整: 胸、口、鼻、頭の共鳴スペースを使い分けて音色を整える。
プロの歌手では、例えばBruno MarsやAriana Grandeがミックスボイスを巧みに使い、高音でも力強さと滑らかさを両立させています。日本のアーティストだと、MISIAや宇多田ヒカルのような広い音域を自然に歌いこなす歌手も参考になります。
初心者にとっては難しい技術ですが、ボイストレーニングで少しずつ体得できるものです。感覚的には「喉を開いて軽く出すけど、力は抜きすぎない」みたいなバランスが大事ですね。
NAYUTAS新潟校ではこういったところもしっかりと教えていきますので
是非無料体験レッスンお試し下さい♪