XIIXの「まばたきの途中」は、静けさと躍動感をあわせ持つバンドサウンドに乗せて、失われゆく日々と、それでも手放せない想いを丁寧に描いた一曲です。
そのタイトルにある「まばたき」という言葉が象徴するように、この楽曲のテーマは“ほんの一瞬”に潜む永遠。
まばたきの隙間にすら宿る記憶や感情が、波のように押し寄せ、聴き手の心を優しく、時に切なく包み込んでいきます☺💞
タイトル「まばたきの途中」にこめられた感情の深層
「まばたきの途中」という言葉は、一見すると何気ない日常の仕草を切り取ったもののようですが、このフレーズには“止まってほしい時間”への強い願いが込められています⏰
まばたきとは、ほんの一瞬、視界を閉ざす動き。
それは、時の流れを断ち切るような瞬間であり、そこに“君”の姿が残っていたら、という淡い願望が重なります。
まるで、君との時間だけがそのままフリーズしてほしいかのように──。
このタイトルは、時間と記憶、そして愛をめぐる切実なメッセージの入口として、非常に象徴的です📝✨
“すれ違い”と“近すぎる距離”のジレンマ
歌詞の中には、ふたりの関係の微妙な変化が描かれていきます。
言葉にできなかった想い、伝えたくても伝えられなかった感情、そしてそれによって生まれた“静かなすれ違い”。
昨日までの二人はどこにいるの 朝日が差し込み抜け殻2つ 気の抜けた缶ビール飲み干してる ばれないように
この一節は、物理的には“近くにいる”のに、心はどこか離れてしまっている、そんな繊細な関係性を映し出しています🥺
これは若さゆえの不器用さかもしれないし、傷つくことを恐れる防衛本能なのかもしれません。
XIIXの歌詞には、“感情を押し殺したまま時間が過ぎていくこと”への怖さと、その切なさが強くにじみ出ています。
思い出は、まばたきのたびにこぼれ落ちる
この手を伸ばす 悪戯な呼吸さえ 焦げ付くような 夜空を照らす まばたきの途中 クロマチックの夢が覚めてしまうまで
このフレーズは、時間が経ってもなお“君”の存在が記憶に染み付いていることを示しています。
まばたきの中、つまり無意識の瞬間に蘇るほどに、相手が自分にとって大きな存在だったということ。
これは、“忘れようとしても忘れられない”という執着とは少し違います🤔
むしろ、“自然と浮かんでくるほどに深く刻まれている”という、静かな愛の余韻。
それは、強烈ではないけれど、確実に心に残り続ける想いなのです😌
また、「声がした“気がした”」という曖昧な表現からは、現実と記憶の境界がぼやけていくような幻想感も漂い、まるで夢と現実の狭間をさまようような不思議な感覚を呼び起こします✨
時間と感情の“非対称性”
「まばたきの途中」は、時間の流れと感情のズレ、つまり“心は止まっているのに、時間は進んでしまう”という非対称性を繊細に描いています✒
わかっていたよ 始めからもう わかっているよ 始まりすら来ないこと
このラインが象徴するのは、恋が終わったあとにもなお、気持ちだけが取り残されてしまう現象です😌
周囲は季節をめぐり、日々は何事もなかったように進んでいくのに、自分だけはあの頃に閉じ込められている…。
これは、喪失を経験した人なら誰しもが感じる感情でしょう🥺🍁
XIIXはこの“時のずれ”を、音の緩急や間によって巧みに表現しており、聴く側もいつしかその時間軸に引き込まれていきます👂🎶
声にならなかった“最後のことば”
終盤、楽曲はクライマックスを迎えますが、そこには感情の爆発ではなく、“届かなかったことば”の存在が強く浮かび上がります。
目を開いたその瞬間に 口に出したその瞬間に 砕け散るのさ
このラインが語るのは、伝えることの難しさと、その結果としての後悔です。
「言葉にしなければ伝わらない」という真理は、わかっていても、実際にはとても難しい。
特に、大切な人の前では、素直になることが一番怖い。
この歌では、そうした“言えなかった思い”が、まばたきのたびに心に蘇り、いつまでも残響として胸を打ち続けるのです😢💕
まばたきのような恋、それでも確かに“そこにあった”
XIIXの「まばたきの途中」は、派手なドラマも、劇的な別れも描かれていません。
それでも、この曲は確かに“愛と喪失”のリアルを描いています✒✨
まばたきとは、ほんの一瞬の動作。
でも、その途中で浮かぶ“君の記憶”は、誰かにとっては一生の宝物なのかもしれない。
消えてしまった恋も、忘れ去られたように見える日々も、どこかで確かに生きていて、心の奥に息づいている。
XIIXは、この曲を通して、“一瞬にすべてが詰まっている”という真理を、私たちにそっと教えてくれているようです😌💞
記憶とは、時間ではなく密度でできているのだと。
そしてそのまばたきの途中で、ふと“君”を思い出すたび、私たちはまたひとつ、優しくなれるのかもしれません。
XIIXの楽曲を聴いて、「こんな風に自由に、感情や景色を描くように歌えたら」と思ったことはありませんか?
ジャンルを超えて広がるサウンドと、繊細でありながらも芯のあるボーカル🎶
その“余白のある表現”がXIIXの魅力です✨
そしてその表現力は、センスだけでなく、確かな声のコントロールと技術に支えられています!
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