こんにちは!
今回は須田景凪の「ミーム」について読み解いていきます!
初めて「ミーム」を聴いたとき、胸がぎゅっと締めつけられるような感覚になりました。
言葉の選び方も、宙を漂うように揺れるメロディも、すべてが “痛みの奥の優しさ” に触れてくる🥺🎶
一度離れてしまった誰かの存在が、ふとした瞬間に蘇る。
消したいのに、消えない。
忘れたいのに、忘れられない。
そんな“心の残像”が、この曲には美しくも切なく描かれています。
「ミーム」とは何か?──“記憶を宿した自分のコピー”
タイトルの「ミーム(meme)」とは、生物学者ドーキンスが提唱した言葉で、
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思考
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しぐさ
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文化
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価値観
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習慣
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記憶
といった“人から人へ感染していく情報の遺伝子”のこと。
つまり「ミーム」とは、他者から受け継いだ“心の断片” なんです!
この曲でいう「ミーム」は、“あなたの痕跡が自分の中に生き続けてしまう状態” を表している。
あなたがいなくなっても、あなたの言葉やしぐさ、声や笑顔の記憶が自分の中で勝手に再生される。
その残像が、自分の意思とは関係なく心を支配してしまう。
まさに「ミーム=心に寄生したあなたの記憶」。
曲は、この“消えない残像”と格闘する主人公の物語なんです✨
消えない「あなた」の残像に、主人公は苦しめられている
歌詞には、あなたがいなくなった後の主人公の苦しさが淡々と、しかし鋭く描かれています✒
あんたが望むなら アイロニーな夜も 今日だって掌で踊って 私を奪って欲しいだけ
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思い出が突然フラッシュバックする
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何でもない物音に胸がざわつく
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自分の考え方さえあなたに侵食されてしまう
“失った人の記憶が、まだ心の奥で息をしている”。
主人公はそれがつらくて、怖くて、でも手放せない。
忘れたいけれど、忘れたくない。
前に進みたいけれど、「あなた」という存在が足を掴んで離さない。
この矛盾が、曲全体の痛みに直結しています🤔
「本当はもっと違う愛し方ができたはずなのに」
須田景凪の歌詞に一貫して流れるのは、“後悔と苦しみ”です。
「ミーム」も例外ではありません。
主人公は、あなたとの関係を思い返しながら、自分の未熟さや弱さを責め続けている。
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あのときもっと優しくできたら
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あのとき気づけたら
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あの一言を言わなければ
こうした“後悔”が、何度も波のように押し寄せてくる。
だからこそ、「あなたのミーム」が消えず、自分を苦しめ続けているんです😢
ミームな恋模様を 焦がしても良いか、良いですか 飾らないで 心を脱ぎ捨てて そして、愛してるって誓って!
あなたがいなくなった後にも、言葉が、仕草が、声が、心の中で反響し続ける。
それは“愛していた証拠”でもあるし、“愛しきれなかった証拠”でもあります。

あなたの記憶を消そうとするほど、主人公はあなたに縛られる
曲には、忘れたい気持ちと忘れられない気持ちが混ざり合った主人公の葛藤が繰り返し描写されています📝
後悔を教示してあげましょう →痛みを赦すは美徳でしょう 理想ばかりの愚か者
忘れようとすればするほど、あなたの痕跡がくっきり蘇る。
これはまさに“ミーム”そのもの。
記憶というのは、意図して消えるものではなく、むしろ忘れようとするほど強くなる。
主人公はそれに気づいているから、苦しんでいる…。
でも、本当は気づいているです。
忘れたいわけじゃない。
忘れたら、本当にあなたがいなくなるから。
だからこそ前に進めない。
この痛みは、“愛していた証”そのものです😌💞
「あなたがいなくなった世界」で、生き続ける選択
曲の後半に進むにつれて、主人公は少しずつ変化を見せます。
あなたはもう戻ってこない。
過去は変えられない。
記憶は消せない。
でも――
その上でどう生きるかは自分で決められる。
主人公は、痛みと記憶を抱えたまま、前に進むことを選び始める。
ナードなメロドラマを ご一緒にどうか如何ですか 頼りなくて思わず火照ってしまうような ミームな雨模様で 満たしても良いか、良いですか
それは決して明るい未来ではない。
綺麗でもない。
弱さを抱えたままの一歩。
でもそれが“須田景凪の描く強さ”なんです✨
強がる強さではなく、痛みを抱いても生きる強さ。
ミームは消えない。
それでも、あなたの痕跡に飲み込まれずに歩いていく。
そこに、この曲の本当の美しさがあります🎶
「ミーム」が刺さる理由――私たちにも“消えない記憶”があるから
人は大切な誰かを失うと、記憶の中にその人が生き続けます💭
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声
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匂い
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言葉
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笑い方
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好きだったもの
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何気ない日常の風景
それらが、日常のふとした瞬間に蘇る。
忘れたくなくても、忘れなければ前に進めないように感じる。
そんな矛盾を抱えているからこそ、「ミーム」は聴く人の心を惹きつけます👂🎶
痛みを抱えたままでも、人は前に進める
ミームな恋模様を 焦がしても良いか、良いですか
須田景凪「ミーム」は、単に“忘れられない恋”を描いた歌ではありません。
これは、
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失った誰かの記憶が残り続けること
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記憶に支配され苦しむこと
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自分の未熟さと向き合うこと
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それでも未来に歩き出すこと
そのすべてを抱え込んだ、痛みと優しさの共存する物語です👭
記憶=ミームは消えない。
でも、消えないからこそ、私たちは変われる✨
あなたのミームとともに生きる。
痛みを抱えたまま歩く。
それは弱さではなく、強さです!
「ミーム」は、そんな“人の心の複雑さと美しさ”を静かに照らす一曲でした🌞

須田景凪さんの歌声には、弱さも痛みもまっすぐ息づく、唯一無二の“情緒”がありますよね😌
少し掠れた息、切なさを抱えたまま伸びていく高音、丁寧に紡がれる言葉の余韻。
あの深く刺さる表現力は、生まれつきだけではなく“技術”として磨ける部分がたくさんあります。
「もっと感情を乗せたい」
「声の揺れ方や抜き方を綺麗にしたい」
「高音が苦しくならないように出したい」
そんな想いがふっと浮かんだことはありませんか?
須田景凪さんのように、曇りの中に光が射すような歌声は、正しい発声・呼吸・共鳴を身につけることで驚くほど再現性が高まります✨
歌が上手くなるだけじゃなくて、“自分の感情を自分の声で表現できる喜び”を感じられるのがボイストレーニングの魅力です!
もし少しでも「もっと歌えるようになりたい」と思ったなら、その気持ちはきっと、今のあなたの声が変わりたいサイン🎶
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