ボイストレーニングにおける姿勢は、呼吸・発声・響きの土台になるため、とても重要です。
「正しい姿勢=ピンと固める」ではなく、楽にまっすぐを目指しましょう。
① 全体の基本イメージ
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糸で頭頂を上から軽く引っ張られている感覚
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骨格で支え、筋肉は最小限の力で使う
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固まらず、揺れられるくらいの柔らかさを保つ
1. 立ち姿勢の基本形
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足
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肩幅よりやや狭め
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つま先はまっすぐ、または外向き5〜10度
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体重は「かかと寄り」でも「つま先寄り」でもなく、土踏まずの真ん中へ
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膝
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完全に伸ばしきらず、ほんの少しゆるめる
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ロックしない
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骨盤
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前傾しすぎず、後傾しすぎないニュートラルな位置
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腰をそらさず、下腹部が軽く引き上がる感覚を持つ
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上半身
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肩は下げてリラックス
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「胸を張ろう」として肩を上げない
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背骨は自然なS字カーブを保つ
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頭と首
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顎を軽く引く
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「頭頂を上から糸で引っ張られている」感覚
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前後左右に傾けない
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2. 座って歌う場合
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骨盤を立てて座る
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背もたれに寄りかからない
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足裏を床につけ、足を組まない
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膝は90〜100度くらい
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背骨を立て、肩と首の力を抜く
3. よくあるNG姿勢
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胸を過剰に張る(呼吸が浅くなる)
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顎が前に出る(首・喉に負担)
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そり腰や猫背
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足を揃えすぎてバランスを崩す
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常に力んで固まっている
4. 簡単ワーク
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壁に背中をつけ、かかと・お尻・肩・後頭部を軽く接触させる(30秒)
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その姿勢から半歩前に出て、力を抜く
👉 これが「骨格で支える感覚」。
姿勢が崩れると声が乗らず、発声が難しくなります。正しい姿勢を身につけることで、発声はぐっと楽になります。
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