姿勢のゴールイメージ:7つのチェックポイント
- 足:つま先は無理のない範囲で“やや外向き”。母趾球・小趾球・かかとの三点荷重。
- 膝:つま先の方向と同じ向きに。内また・X脚に注意。
- 骨盤:前傾/後傾し過ぎずニュートラル。下腹を軽く引き上げる。
- 肋骨:開き過ぎない。みぞおちを“奥にしまう”感覚でリブケージ・ダウン。
- 肩:すくめない。鎖骨を横に広げ、肩甲骨は“ポケットに入れる”つもりで下げる。
- 首・顎:首は長く、顎は軽く引く。スマホ首の反対=後頭部を天井へ。
- 頭頂:頭のてっぺん(百会)から糸で引かれるイメージで上方向に伸びる。
ワンポイント:鏡の前よりも壁を使うと客観的にチェックしやすいです。
5分でできる「壁トレ」ミニルーティン
- 0:00–1:00|壁立ち:かかと→お尻→背中→後頭部を壁につけ、自然呼吸。お腹をうすく。
- 1:00–2:00|デミ・プリエ×呼吸:1・2で膝を曲げ、3・4で伸ばす×8回。膝はつま先方向。
- 2:00–3:00|ルルヴェ(かかと上げ):両足パラレルで10回。下ろす時こそ静かに。
- 3:00–4:00|ポールドブラ(腕の動き):吸って横、吐いて下/上へ。肩をすくめず胸は開き過ぎない。
- 4:00–5:00|バランス:片足クー・ド・ピエ(くるぶしに軽く添える)で各20秒。床を押す意識。
道具不要。毎日5分で十分変化が出ます。
よくあるNGと修正のコツ
- 胸を張りすぎる → 腰が反る:みぞおちを奥へ、恥骨をわずかに前へ。
- ターンアウトを膝や足首で作る → 股関節から“そっと”外旋。痛みが出たら戻す。
- つま先だけを伸ばす → 足裏のアーチ全体を長く。指は“すっと伸ばす”。
- 肩が上がる → 息を吐きながら、鎖骨を横に広げるイメージで下げる。
デスクワーク&学生さん向け:姿勢リセット3つの合図
- 30分に一度:椅子の座面で坐骨を立て直す。
- スマホを見る前:首の後ろを伸ばす“うなずき”を3回。
- 立ち上がる時:足裏三点に体重→お腹を薄く→頭頂を上にでスーッと。
ボイトレ・楽器との相乗効果
- 呼吸:肋骨が閉じられると横隔膜が上下しやすい→ロングトーンが安定。
- 共鳴:頭頸部の軸が整うと**響きの通り道(声道)**がまっすぐに。
- 体幹:下腹の軽い引き上げは、ピッチの安定やビブラートのコントロールに好影響。
ミニ練習:壁立ち1分→「スー」の呼気10秒→ハミング8小節。音の抜けが変わります。
まとめ&行動リスト
- 壁トレ5分を毎日。
- 三点荷重・肋骨ダウン・頭頂アップを3つの合図に。
- レッスン前にルルヴェ10回で足首を目覚めさせる。
体験・見学
初めての方も安心。西宮北口で体験レッスン受付中。姿勢から“声”まで整えるレッスンを一緒に。
https://share.google/7CJXocZZmtv4UCnSI