基本の考え方:柔軟“3原則”
- 温める→伸ばす:いきなり深く伸ばさない。軽い有酸素(その場足踏み1分)→関節の小さな動き→静的ストレッチ。
- 心地よい張りで止める:痛みはNG。呼吸が止まる強度はやり過ぎのサイン。
- 反動を使わない:バウンドは筋緊張を高め逆効果。静かにキープ20〜30秒が目安。
目的別ストレッチ・メニュー(目安20分)
- ハムストリング(前屈):タオルを足裏にかけ仰向けで片脚上げ。20秒×各2。
- 股関節外転(開脚):長座で膝を軽く緩め、骨盤を立てて前傾。20秒×2。
- 股関節屈筋(反り腰予防):片膝立ちで骨盤ニュートラル→前へ20秒×各2。
- 内転筋(グランプリエの素地):足裏合せ(バタフライ)で背を伸ばし前傾20秒×2。
- ふくらはぎ&足首:壁押しカーフストレッチ20秒×2。
- 背中(猫背対策):四つん這い→キャット&カウ各6回、最後にチャイルドポーズ30秒。
補助アイテム:ヨガブロック・タオル・クッション。可動域を“盛る”と安全に深まります。
2週間チャレンジ・プラン
- Day1–3:上記メニューをフルで。強度は“7割”まで。
- Day4(リセット):メニュー半分+呼吸法(4秒吸う→6秒吐く×6)。
- Day5–7:ハム・内転・股関節屈筋を中心に各+1セット。
- Day8(計測):前屈・開脚の角度や床との距離を記録。
- Day9–12:弱い部位を重点追加(+5分)。
- Day13(リセット):半分+呼吸。
- Day14(再計測):ビフォーとの差をチェック。写真やメモが励みになります。
年齢・目的別のコツ
- 大人初心者:まずは骨盤を立てる感覚作りから。開脚は膝を軽く曲げてOK。
- キッズ:可動域の個人差が大きい時期。痛みを訴えたら即ストップ。“できた!”より楽しいを優先。
- ダンサー志向:PNF(コントラクト・リラックス)を週2回まで。例:内転筋に5秒軽く力→脱力30秒キープ。
よくある誤解Q&A
- Q:毎日やらないと硬くなる?
A: 週3〜4回でも十分向上。大切なのは継続と記録です。 - Q:痛いほど伸ばすと早く柔らかくなる?
A: 逆効果。筋が守ろうとして縮みます。心地よい張りで止めましょう。 - Q:開脚より前屈が苦手…
A: もも裏だけでなくふくらはぎ・背中も原因。セットでケアを。
ボイトレ・演奏へのメリット
- 肋間の柔らかさ=息の器が広がる → ロングフレーズが楽に。
- 胸鎖乳突筋・顎周りのリリース → 発音の明瞭さUP。
- 足首の可動域 → 立位での重心が安定し、歌・演奏時の“揺れ”が減る。
ルーティン例:ストレッチ10分→ハミング→腹式で「スー」10秒×5→歌・演奏へ。
まとめ&行動リスト
- 温めてから静かに20〜30秒キープ。
- 記録して“微差”を拾う。
- 無理はしない。痛みはサイン。
体験・見学
フォーム確認はプロに見てもらうのが最短。西宮北口でお待ちしています。
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