みなさんこんにちは大場真紀子です。
今日は生徒さんからよく頂く質問について、 私なりの考えをお話しさせて頂きます。
『ミュージカルとポップスの発声の違いって何ですか』 まずミュージカルの発声は、 舞台上で後ろの席まで聞こえるような身体全体、特に腹直筋を使った発声をしないといけ ません。
かなりの声量が必要となります。
ほぼ裏声で響かせるオペラとも違って、地声、裏 声このどちらも大きく強くなければいけません。
そのためには腹圧(お腹の筋力を使った発 声、表情筋(母音の発声時の口をとても大きく開きます)、そして台詞にそのままメロディ ーがつくので、喜怒哀楽の表現を大きくつける必要があります。
曲の最後に感情の高ぶりを 表現するために、迫力のあるオーケストラ演奏で盛り上がる終わり方が多いです。
その為に ロングトーン・ビブラートなど呼吸を長くコントロールできることが大切です。
次はポップス発声についてです。
ポップスは主に地声、ミックス、裏声を使います。ミュージカルはミックスのような柔らか い発声はあまり使いません。
舞台上で息の多い発声は弱くなってしまうからです。
ポップス はマイクを使用するのであまり大きな声を出す必要はありません。
近年ミックスを多用す る曲が多いように思います。
表現も時代とともに多様化していますね。
ざっと簡単な説明ですが、お分かりいただけましたでしょうか。
ミュージカルのレッスンでは様々なミュージカルの曲を歌って頂きます。
声量を大きくする、喉を開く、表情筋、滑舌等に重きを置いたレッスンを行っていきます。
歌唱力や表現力を上げるために、ぜひミュージカルに挑戦してみてくださいきっと感動を 与える歌が歌えるようになりますよ♪