こんにちは!ナユタス堺東校です♪
今回は、がらりの『レンズ』を考察していきます。
都会的で淡々としたサウンドの中に、
誰かと比べてしまう焦り。
満たされない孤独。
本当の自分が分からなくなっていく感覚。
そんな現代的な悩みが詰め込まれた一曲です。
タイトルの『レンズ』とは何を意味しているのでしょうか。
歌詞を追いながら考察していきます!
『レンズ』歌詞の意味を考察
「満たされぬ夜中の空腹」が示すもの
冒頭では、
どこに行こうと
誰かと会おうと
決して消えないものがなんかあって
と歌われます。
友達と遊んでも、
恋人と過ごしても、
楽しい時間はある。
それなのに、
なぜか埋まらないものがある。
続く
いつも満たされぬ
夜中の空腹は乾いたコンタクト
という表現も印象的です。
ここでの空腹は、
食欲ではなく心の空白でしょう。
何かが足りない。
でも何が足りないのか分からない。
そんな漠然とした欠乏感が描かれています。
「もしもあの人のように」が生む比較地獄
もしもこの顔の形
もしもあの人のように
という歌詞からは、
他人との比較が見えてきます。
もっと可愛かったら。
もっと才能があったら。
もっと恵まれていたら。
誰もが一度は考えたことのある
「もしも」の世界。
しかし、
その先にあるのは
ありもしない過去探して
修正ペンで塗り潰していく
という言葉です。
現実は変えられない。
それでも過去を書き換えたくなる。
そんな苦しさが伝わってきます。
「新宿より渋谷の気分」がリアルすぎる
個人的に好きなのが、
最近は新宿より渋谷の気分で
というフレーズ。
一見すると何気ない歌詞ですが、
ここには現代人らしい感覚があります。
好きな街。
流行り。
服装。
趣味。
自分の好みだと思っていたものも、
本当に自分の意思なのか分からなくなる。
そのすぐ後に、
意味があるのか分からない
広告を流すサイネージ
という歌詞が続くのも興味深いです。
私たちは毎日、
無数の情報に囲まれています。
その中で、
本当に自分が見たいものと、
見せられているものの境界が曖昧になっているのかもしれません。
「何者かになるために」が苦しい
何者かになるために
時間だけが過ぎていくの
この部分は、
多くの人に刺さるのではないでしょうか。
夢を追う。
頑張る。
成長する。
そんな言葉に囲まれて生きていると、
「何者かにならなければならない」
という焦りが生まれます。
でも現実には、
何者にもなれた気がしない。
ただ時間だけが過ぎていく。
そんな虚しさが描かれています。
「知り合いの知り合いの誰か」が象徴するSNS
この曲の中でも特に現代的なのが、
あの知り合いの知り合いの誰かが
最近なんか調子いいらしい
という部分です。
昔なら知るはずもなかった他人の成功。
でもSNSでは、
毎日のように流れてきます。
友達の友達。
ほとんど知らない誰か。
それなのに、なぜか焦る。
なぜか落ち込む。
だからこそ、
「すごいね」とかは言えなくて
一言目に出てきた「そうなんだ」
という反応がリアルです。
嫉妬しているわけではない。
でも素直に喜べない。
そんな複雑な感情が描かれています。
「会いたい」と「一人になりたい」の矛盾
サビでは、
会いたいとか一人になりたいとか
というフレーズが繰り返されます。
人と繋がりたい、でも疲れる。
誰かに愛されたい、でも傷つきたくない。
現代人の孤独は、
一人だから苦しいのではなく
繋がれるのに満たされないことなのかもしれません。
だからこの曲では、
「会いたい」と「一人になりたい」が同時に存在しています。
「レンズ越しの嘘泣き」が意味するもの
そしてタイトル回収とも言えるラスト。
ほら これすらレンズ越しの嘘泣き
という歌詞が登場します。
レンズとは、
カメラ。
スマホ。
SNS。
つまり、
私たちが他人に見せている姿そのものです。
悲しい顔、泣いている姿、落ち込んでいる投稿。
それすら本当なのか分からない。
続く
擦り切れた心は涙なんて
流さないはずだから
という言葉からは、
本当は泣きたいのに、
泣くことすらできなくなった状態が感じられます。
だから最後の
この涙 嘘泣きでしょ?
という問いかけは、
他人に向けたものではなく、
自分自身への問いなのかもしれません。
『レンズ』が描いているもの
この曲が描いているのは、
・他人との比較
・SNS時代の孤独
・何者かになりたい焦り
・本当の自分が分からなくなる感覚
なのだと思います。
そして、タイトルの『レンズ』は、
スマホのカメラだけではなく
他人の目線や社会の価値観そのものを象徴しているようにも感じます。
まとめ
がらり『レンズ』は、
現代を生きる私たちの不安や孤独をリアルに描いた楽曲です。
「会いたい」と「一人になりたい」。
「愛されたい」と「比べたくない」。
そんな矛盾した感情を抱えながら、
今日も私たちは生きています。
そして最後に歌われる
ほら これすらレンズ越しの嘘泣き
という一節は、
SNSや他人の視線に囲まれた現代だからこそ生まれた、
非常に象徴的な言葉なのではないでしょうか。
聴けば聴くほど、
自分自身の姿が映し出されるような一曲です📷
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