『コトバノチカラ』 西田裕香監督作品 映画「お笑えない芸人」 主演 吉野真生を拝見。 こんにちは!つきみです! 梅雨が開けて本気を出してきた太陽の熱さにやられていますι(´Д`υ)アツィー 今迄のゆるい生暖かさに「暑い暑い」と言っていた自分を思い出して あの頃に戻りたい... と願う今日この頃、 皆様はいかがお過ごしでしょうか! 皆様も水分補給はしっかりこまめに行いましょう! 喉が渇いたな..と自分で思う頃にはもう身体は干からびていると思っていた方がいいそうです。 さて。 そんな暑さが急に襲って来た昨日 2ヶ月ほど前から友人と約束していた映画を見に行ってきました! 友人の幼なじみちゃんが企画・脚本したという映画「お笑えない芸人」です。 監督は西田裕香さん。 京都芸術大学映画学科卒業の若手映画監督さんでございます。 脚本家としてスターダストクリエーターズに所属している期待の新人! いくつか映画上映されている作品があるそうです。 今回のこの「お笑えない芸人」は京都芸術大学の卒業制作で企画。 すったもんだがありつつも映画上映までこぎつけたという事ですが 一言で、一文で、 上映迄の背景を片付けられるわけがないのがエンタメ制作です。 が、 そこは語らず監督は本に思いを込める...。 そして、監督の思い描く世界を具現化するのは俳優、裏方の皆さんです。 ほぼ学生さんという若い面々で(大学の先生方に助けられながらも)こんなに素晴らしい映画が出来上がるのか...と わたくし感動致しました! 主演は吉野真生さん。 吉野さんも同じく京都芸術大学映画学科を卒業されていて現在は東京でご活躍の俳優さんです。 ほん怖シリーズの作品にも出演されていらっしゃいます。 この方、めっちゃくちゃ演技がうまい! びっくりしました( ꒪꒫꒪)..... そりゃ主演なんだしそりゃそうだって思われるんでしょうけども... 吉野さんが演じるのは一人二役なんですが 要約しますと テレビで活躍出来るくらいに売れてる芸人になる事を学生の頃から夢見て夢見て 養成所で出会った相方と漫才コンビを組み売れない自称漫才師で6年経過。 相方と衝突してひとりぼっちになった瞬間、もうひとりの自分がコピーロボットのように自分の目の前に現れるんです。 メンタルやられた主人公が幻を見ているのかなと思いきや(本人も病院行ってた) そのもうひとりの自分の姿は出会う人みんなにも見えている。 主人公 佐原→売れてない芸人 コピーロボット サハラ→佐原が理想していた売れっ子芸人 突然、このふたりの共同生活が始まりました。 吉野真生くんは この一人のようで二役、という難しい設定を見事に演じきっています。 大学の課題の段階でここまでの演技ができるのか..と 本当にわたくし感動しました。 というのも。 私はボーカルのトレーニングだけではなく 話し方レッスンやアナウンスのための発声トレーニング、セリフ回しなどのレッスンも行っています。 ジュニアもドラマ映画舞台等 演技のお仕事があります。 ちゃんと準備してお稽古場に向かわせています。 台本をもらって、読んで、台詞を覚えて、監督さんに言われた通りに動いて、台詞言って。 これをやって 「僕 、役者です。」と胸を張って帰ってくるジュニアはほぼいません。 現場の共演者の役者さん達の才能に打ちのめされて帰ってきます。 子ども達は言われたことはできるんです。 セリフ覚えて来てね 声が遠くまで通るように大きい声で発声練習してきてね 舞台ではこういう動線で歩こうか この音楽の時はこんな感じで踊ろう 等など 監督の世界を具現化する為に言われた通りに一生懸命頑張って動きます。 でも、本物の役者さんはその先を行っている。 役者さんがやっていることが演技の仕事だとするならば 子どもたちがやっていることは業務です。 言われたことしかできない。 それ以上を思いつかない。 もちろん業務すらできなければ次のオファーはこなくなるわけですから子どもたちがダメだと言ってるんじゃありません。 それに 余計なことするなと怒る大人もいますし。 私は子どもたちの成長を見守っているので頑張って行く過程を応援するスタイルを売りにしている部分になっとくしています。 ただ。 こんだけ上手な俳優さんが業界にはたくさんいるのにそんな上手な役者さんが無名でうちの子達がお芝居のお仕事頂けるのは何故なのか。 うちの子どもたちはありがたいことにたくさんたくさん色んな方面からオファーを頂いて(もちろんオーディションは受けて落ちる子は落ちますが)経験しながら上手になっていきます。 ありがたいことです。 当たり前のことではない。 でも。 こんなに素晴らしい役者さんが世の中にはたくさんいることを知るのも大切なことだと思う。 中島健人が主演している 映画「ラブノットコメディ」で 主人公が叫ぶシーンをここでご紹介します。 「俺は!役者の仕事を極めたいんっすよ!」 「同じアイドルだからって、こういう 、片手間でやってる奴らとは一括りにされたくないんっすよ!!」 「賞欲しい! 賞!欲しい!!」 このセリフは台本にはありません。 中島健人の完全アドリブ。 心の声が出ちゃったんだろうなあ..と思った瞬間でした。 ケンティーは色んな世界を知っています。 映画「お笑えない芸人」のクライマックスのシーンは吉野真生くんの演技力が作品の魂を左右する本になっていました。 西田裕香監督によれば 当日彼女の頭の中に急遽閃いて来てそのシーンの台詞を全て書き換えたそうです。 まさに神が降りてきた!という瞬間なのではないでしょうか。 これを聞いて私、吉野真生くんが佐原とサハラを演じたことで生まれた世界がこのシーンになったんだと思いました。 『どうして自分はダメなんだ! あいつは褒められるのに!俺も同じことやってるのに! むしろあいつの方がずるいのに! 世の中は、媚びて強い奴に合わせていけるやつの方が成功する! どうしてなんだ!』 ↑成功者に嫉妬する側の葛藤です。 そして、 実は成功者も思ってる。悩んでる。闘っている。 『本当にこれでいいのか? やりたくないことやって 思ってもない事言って 周りに気にいられる為に自分の心に嘘ついて! これで売れたって...!! これが本当に俺が願っていた理想の俺なのか...!!??』 圧倒的破壊力演技 吉野真生。 西田裕香監督の心を具現化している最後のシーンが本当に素晴らしく...(இдஇ; ) この作品を見て私 台本もらっても『台詞覚えられない...』っていう子どもたちにこの映画を見て欲しい、知って欲しいと思いました。 台本が出来上がるまでの葛藤はもちろん、 その台本を手にするまでの役者さんもどんなに大変か。 その1冊の台本に敬意を払うためにも 現場に入るまでに役者さんは身体つくりをするべきなんだと思いました。 言葉を 見ている人、聞いている人に伝える。 そのために大きく深く呼吸をし 大きく口を動かしてしっかりと声を発する。 聞こえてくる声、音が言葉になっているかどうかは相手に伝わってこそ。 相手の反応を見て 伝わっているかどうかを 確認する余裕も大切です。 しっかり準備してから言葉を紡ぐ。 声 表情 ゼスチャー 行間 心を相手に伝えて 受け取って コミュニケーションを取り合う 映画を見て感想を伝える 『面白かった〜』 『ヤバい〜』 だけで終わらせるのではなくて どこのシーンが心に刺さったのかを具体的な言葉を使って相手に伝える。 相手に興味を持ってもらって 更には好きになって貰う。 そんなひとつのツール『言葉』が 人間には備わっているんだなあと改めて気づかせてくれるそんな作品でした。 西田裕香監督作品 主演吉野真生 『お笑えない芸人』 もう一度見返したい映画です。 皆様も 言葉を発する時 いつもより少しだけ意識してみませんか。 『だいじょうぶ!』 『だいじょうぶだから!!』
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