こんにちは!ナユタス堺東校です😊
普段話しているときの声と、歌っているときの声。
どちらも自分の声なのに、
「歌うと声の印象が全然違う!」
「話し声は低いのに、歌うと高い声が出るのはなぜ?」
と思ったことはありませんか?
実は、話すときも歌うときも、基本的には同じ声帯を振動させて声を作っています。
それなのに声が違って聞こえるのは、
声帯の使い方だけでなく、息の使い方や音程、響かせ方などが変わるからです。
今回は、「歌声」と「話し声」はなぜ違って聞こえるのか?
その仕組みをボイトレ目線で分かりやすく解説します!
そもそも声はどうやって出ている?
私たちの喉には「声帯」と呼ばれる左右一対のひだがあります。
肺から吐き出された息が声帯の間を通ることで声帯が振動し、
その振動によって声のもとになる音が生まれます。
そして、その音が
- 喉
- 口の中
- 鼻につながる空間
などで響くことで、私たちが普段聞いている「声」になります。
つまり、話し声でも歌声でも、声が作られる基本的な仕組みそのものは同じなのです。
では、なぜあれほど違って聞こえるのでしょうか?
歌うときは「音程」を細かくコントロールしている
大きな違いの一つが、音程のコントロールです。
もちろん会話にも声の高低はあります。
例えば、
「本当に!?」
と驚いたときには自然と声が高くなるなど
私たちは普段の会話でも無意識に音程を変えています。
ただし、歌の場合はさらに細かく、
「この高さの音を出す」
「次はここまで音程を上げる」
と、メロディーに合わせて声の高さを調整しなければなりません。
音程が高くなったり低くなったりする際には、声帯の長さや張りなども変化します。
普段の会話よりも幅広い音域を使うことが多いため、
話しているときとは違った声に聞こえやすくなるのです。
息の使い方も話すときとは違う
普段の会話では、
「今日は何食べよう?」
「明日は何時に行く?」
など、比較的短い言葉のまとまりで自然に息を吸い直せます。
一方、歌ではそうはいきません。
メロディーによっては、一度息を吸ったあと、
長いフレーズを歌い続けなければならないこともあります。
そのため、
- どこで息を吸うか
- どのくらい息を使うか
- 息をどのように保つか
といったブレスのコントロールが重要になります。
歌声を安定させるには、ただ息をたくさん吐けばいいわけではありません。
必要な息を適切に使いながら声を出すことが大切です。
この息の使い方の違いも、話し声と歌声の印象が変わる理由の一つです。
「響かせ方」で声の印象が大きく変わる
同じ人の声でも、
どのような響き方をしているか
によって聞こえ方は大きく変わります。
声帯で作られた音は、そのまま口から出ているわけではありません。
喉や口の中などの空間で共鳴しながら外へ出ていきます。
歌では、この響きを意識することで、
- 明るい声
- 柔らかい声
- 力強い声
- 深みのある声
など、さまざまな声色を作ることができます。
プロの歌手が、同じ曲の中でも声の雰囲気を大きく変えられるのは
こうした発声や響きのコントロールも関係しています。
口の開け方や発音も変わる
普段の会話では、そこまで大きく口を開けなくても言葉は伝わります。
ところが歌では、メロディーに乗せながら言葉を伝える必要があります。
そのため、
- 口の開き方
- 舌の位置
- 顎の動き
- 母音の作り方
なども重要になります。
例えば、同じ「あ」という言葉でも、
口の形や舌の位置が変われば、声の響き方も変化します。
歌っているときの顔や口の動きが
普段話しているときより大きくなることがあるのはこのためです。
歌では「声を表現として使う」
もう一つ大きな違いがあります。
それが表現です。
普段の会話でも感情によって声は変わりますが、歌では意識的に、
「ここは優しく歌おう」
「ここから少し強くしよう」
「この言葉は大切に伝えよう」
など、曲の世界観に合わせて声を変えることがあります。
例えば、同じ音程でも、
- 息を少し多めに混ぜる
- 声の強さを変える
- 音の終わり方を変える
- 発音のニュアンスを変える
だけで、聴く人が受ける印象は変わります。
つまり歌声は、声を使って音楽や感情を表現している状態とも言えるのです。
話し声が低い人でも高い歌声は出せる?
「普段の声が低いから、高い曲は歌えない」
と思っている方もいるかもしれません。
しかし、話し声の高さだけで、その人が歌える音域がすべて決まるわけではありません。
普段使っている話し声は、その人が出せる声の一部分です。
歌では、地声だけでなく裏声なども使いながら
普段の会話ではあまり使わない音域まで声を出します。
そのため、話し声を聞いただけでは想像できないような高音を歌える人もいます。
反対に、普段の話し声よりも低い音域を使う曲もあります。
自分の声の可能性は、普段話している声だけでは判断できないのです。
「歌声を作る=別人の声にする」ではない
ボイトレを始めたばかりの方の中には、
「歌うときは普段とは違う声を作らないといけない」
と思ってしまう方もいます。
しかし、無理に別人のような声を作る必要はありません。
大切なのは、
自分が持っている声を、歌に適した形でコントロールできるようになることです。
話し声にも、その人ならではの声質や個性があります。
それを活かしながら、
- 音程
- 息
- 響き
- 発音
- 声量
- 表現
などをコントロールできるようになることで、自分らしい歌声につながっていきます。
まとめ
「歌声」と「話し声」は違って聞こえますが、
基本的にはどちらも同じ声帯から生まれています。
違いが生まれる理由には、
- 歌では音程を細かくコントロールする
- 息を長く安定して使う場面が多い
- 声の響かせ方を変える
- 口や舌の使い方が変わる
- 曲に合わせて声の強弱や表情を変える
などがあります。
つまり、持っている声帯そのものが変わるのではなく
「声の使い方」が変わることで歌声と話し声の違いが生まれるということです。
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