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ボイストレーニング

イヤホンで歌うと自分の声が分かりにくいのはなぜ?「骨伝導・遮音・音量バランス」から解説!

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こんにちは!ナユタス堺東校です😊

イヤホンで音楽を聴きながら歌っていると、

「自分の声がちゃんと聞こえない」

「音程が合っているのか分からなくなる」

「イヤホンを外した瞬間、自分が思っていたより大きな声で歌っていた」

そんな経験はありませんか?

カラオケや自宅での歌の練習でも起こりやすい現象ですが、
これは単純に「イヤホンの音が大きいから」だけではありません。

ポイントになるのが、普段どのように自分の声を聞いているのかということです。

今回は、イヤホンで歌うとなぜ自分の声が分かりにくくなるのか、
ボイトレの視点から分かりやすく解説していきます!

そもそも自分の声はどうやって聞いている?

普段、自分が話したり歌ったりしているとき、
声は大きく分けて2つの経路から耳へ届いています。

ひとつは、口から出た声が空気を伝わって耳へ届く気導音。

もうひとつは、発声による振動が頭蓋骨などを通して内耳へ伝わる骨伝導です。

この2つが混ざった状態が、普段自分自身が聞いている「自分の声」です。

一方、スマートフォンなどで録音した声を再生すると
主に空気を通して収録された音を聞くことになります。

そのため、

「録音した自分の声ってこんな声なの?」

と違和感を覚えることがあります。

自分が歌っている最中に感じている声と、外から聞こえる声は、まったく同じではないのです。

イヤホンをすると「外から返ってくる自分の声」が変わる

では、イヤホンを装着するとどうなるのでしょうか。

特に耳をしっかり塞ぐカナル型イヤホンでは、周囲の音が耳へ入りにくくなります。

これは音楽を楽しむときには大きなメリットですが、歌うときには自分の口から出て、空気を通して耳へ戻ってくる声も聞き取りにくくなることがあります。

さらにイヤホンから伴奏や原曲が流れていれば、そちらの音も同時に耳へ入ってきます。

結果として、

伴奏や原曲はよく聞こえる。

でも、自分の生の歌声は分かりにくい。

という状態になりやすいのです。

耳を塞ぐと、逆に自分の声が大きく響くこともある?

ここで少し不思議なのが、イヤホンをして歌うと、

「自分の声が聞こえない」

と感じる人がいる一方で、

「自分の声が頭の中ですごく響く」

と感じる人もいることです。

これは矛盾しているように思えますが、
耳を塞ぐことで起こる閉塞効果が関係する場合があります。

耳の穴が塞がれると、自分の声などによる振動、
特に低い周波数成分が耳の中で強く感じられることがあります。

両耳を指で塞いだまま声を出してみると、
いつもより「ボーン」と頭の中に響くように感じる方もいるでしょう。

つまりイヤホン装着時には、

外から聞こえる自分の声は分かりにくいのに、身体の内側から感じる声は強くなる

ということが起こり得ます。

これが「自分の声は聞こえているはずなのに、
実際にどんな声が出ているのか判断しづらい」という感覚につながることがあります。

原曲のボーカルが大きいと、自分の声と混ざりやすい

イヤホンで好きな曲を流しながら練習するとき、
もうひとつ注意したいのが原曲のボーカルです。

例えば優里さんの曲をイヤホンで聴きながら、そのまま一緒に歌ったとします。

耳には、

原曲のボーカル。

楽器。

自分自身の歌声。

が同時に入ってきます。

すると、音程が多少ずれていても原曲のボーカルに重なって、
自分まで上手く歌えているように感じることがあります。

反対に、自分の声が原曲に埋もれてしまい、
細かな音程や発音を判断しにくくなることもあります。

「原曲と一緒なら歌えるのに、カラオケになると急に歌いにくい」

という場合は、原曲の歌声を無意識にガイドとして使っている可能性もあります。

自分の声が聞こえないと、声量が大きくなりやすい?

周囲の音が大きい場所で話していると
いつの間にか自分も大きな声になっていた経験はないでしょうか。

歌っているときにも似たことが起こる場合があります。

イヤホンから流れる音楽が大きく、自分の声が十分に確認できないと、

「もっと声を出さないと聞こえない」

と感じて、必要以上に声量を上げてしまうことがあります。

特に高音でこれを繰り返すと、

伴奏が大きい
↓
自分の声が聞こえない
↓
さらに声を張る
↓
高音で力む

という流れになりやすくなります。

高い音が苦しいとき、「高音の出し方」に原因があるとは限りません。

練習しているときの音量環境が力みにつながっていることもあるのです。

ノイズキャンセリングを使えば歌いやすくなる?

最近では、ノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンも一般的になりました。

周囲の騒音を減らして音楽へ集中できる便利な機能ですが、
「歌の練習」という目的では、必ずしも自分の声が確認しやすくなるとは限りません。

周囲の音が減ることで伴奏は聞きやすくなっても
自分の声の聞こえ方が普段とは変わる可能性があります。

そのため、

ノイズキャンセリングを使っている=正確に自分の歌声を確認できている

とは考えない方がよいでしょう。

自分の歌をチェックする目的なら、イヤホンで歌っているときの感覚だけで判断せず、録音も併用するのがおすすめです。

片耳だけイヤホンを外して歌うのはアリ?

自宅など安全に練習できる環境であれば、
片耳だけイヤホンを外して歌ってみる方法があります。

片方の耳では伴奏を確認し、もう片方では自分の生の声や周囲へ返ってくる音を聞きます。

両耳を塞いだ状態よりも、自分の声を確認しやすく感じる人もいます。

ただし、ここでも注意したいのが音量です。

片耳だけで音楽を聞くからといって、
イヤホン側の音量を必要以上に上げてしまっては意味がありません。

伴奏を「迫力のある音」で聞く必要はなく
リズムと音程を確認できる程度の音量でも歌の練習はできます。

実はプロも「自分の声を返して」歌っている

ライブ映像などで、アーティストが耳にイヤホンのような機器を装着しているのを見たことがある方も多いと思います。

これは一般的にインイヤーモニター(IEM)と呼ばれます。

ステージでは楽器やスピーカー、観客の声など、さまざまな音が鳴っています。

その中で歌うためには、伴奏だけでなく、
自分自身の声を適切なバランスで聞くことが非常に重要です。

つまり、「耳を塞いだ状態でも歌える」のは、単純に慣れているからとは限りません。

自分の声がモニターとして耳へ返ってくる環境が作られているのです。

普通のイヤホンで原曲だけを流しながら歌う状態とは、大きく条件が異なります。

スマホ録音で「外から聞こえる声」を確認してみよう

自分の歌声を確認したいなら、手軽なのがスマートフォンでの録音です。

イヤホンで原曲を聞きながら歌っているときには気づかなかった、

音程のズレ。

リズムのズレ。

声量のばらつき。

語尾の不安定さ。

発音。

力み。

などが、録音すると分かりやすくなることがあります。

ここで大切なのは、録音した声を聞いて
「自分の声が嫌だ」と評価することではありません。

歌っているときに自分が感じていた声と、
録音された声にどんな違いがあるかを探してみましょう。

このズレを少しずつ理解していくことも、歌の上達につながります。

「聞く力」もボイトレのひとつ

ボイストレーニングというと、

腹式呼吸。

発声練習。

高音練習。

音程練習。

など、「声を出す練習」をイメージする方が多いかもしれません。

しかし、実際には自分の声を正しく聞いて調整する力も大切です。

「今の音程は少し低かった」

「この高音だけ力んでいる」

「Aメロとサビで声量がほとんど変わっていない」

こうした違いを自分で認識できるようになると、練習中に修正しやすくなります。

歌う力と聞く力は、別々ではありません。

自分の声を聞き、それをもとに身体の使い方を調整する。

この繰り返しが、安定した歌唱につながっていきます。

まとめ|イヤホンで歌うなら「自分の声がどう聞こえているか」を意識しよう

イヤホンで歌ったときに自分の声が分かりにくくなるのは、
単純に耳が塞がっているからだけではありません。

普段の自分の声は、空気を通して耳へ届く音と、
身体を通して感じる音が組み合わさっています。

そこへイヤホンを装着すると、遮音や閉塞効果、
イヤホンから流れる伴奏・原曲などによって
普段とは違ったバランスで自分の声を感じることになります。

「イヤホンで歌うと、つい大声になってしまう」

「原曲と一緒なら歌えるのに、カラオケだと音程が不安定になる」

「録音すると、歌っていたときの印象と全然違う」

そんな方は、発声だけではなく
自分の声をどのように聞いているかにも目を向けてみてください。

イヤホンの音量を少し下げる、片耳を外して試してみる、
スマートフォンで録音して聞き比べる。

ちょっとした練習環境の見直しだけでも、自分の歌声を捉えやすくなることがあります。

NAYUTAS堺東校では、マンツーマンのボイストレーニングだからこそ、
自分では気づきにくい音程や声量、発声のクセなども講師と一緒に細かく確認できます。

「自分では合っていると思うけれど、本当に音程が合っているか分からない」
「録音した自分の声をどう改善すればいいか分からない」という方も、
一人ひとりの声に合わせて練習できます。

歌が上手くなるためには、声を出すだけでなく、
自分の声を聞けるようになることも大切です。

イヤホンでの練習と実際の歌声にギャップを感じている方も、
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