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ボイストレーニング

ボイストレーナーが選ぶ!夏に歌いたい名曲10選|高音の出し方や上達のコツを徹底解説

みなさんこんにちは!ボイトレ講師の木皿です。

夏は野外フェスやバーベキュー、カラオケなど、音楽が欠かせないイベントが目白押しですね。

そんな夏の空気にぴったりの名曲を、プロのボイストレーナーの視点から厳選しました。

「ただ人気だから」という理由だけでなく、歌唱力や表現力を磨ける楽曲を中心に、難易度や練習のポイントを詳しく解説します。また、多くの方が悩む「高音が出ない」「喉が締まる」といった課題を解決するための技術的なアドバイスも盛り込みました。

この記事を参考に、自分にぴったりの「夏の一曲」を見つけて、最高の歌声を響かせましょう!

● ボイストレーナーが選ぶ「夏に歌いたい名曲10選」

夏の名曲には、爽快なアップテンポから情感豊かなバラードまで、ボーカルに必要な要素をバランスよく練習できる楽曲が揃っています。

1. 真夏の果実 / サザンオールスターズ

おすすめポイント:表現力・ブレスコントロール

1990年のリリース以来、夏のバラードとして不動の地位を築いています。シンプルなメロディーだからこそ、息づかいや抑揚の違いがそのまま歌の印象に直結します。

  • 練習できること: 語りかけるような歌い方、フレーズのつなぎ方、ロングトーン。
  • 上達のコツ: 語尾を丁寧に処理することで、大人の色気と切なさを演出できます。

2. 青と夏 / Mrs. GREEN APPLE

おすすめポイント:高音・ミックスボイス

現代の夏ソングの新定番です。サビでは力強い高音が続くため、高音域の発声やミックスボイスの練習に最適です。

  • 練習できること: 高音発声、声量コントロール、スタミナ。
  • 上達のコツ: 2026年上半期のアーティスト別ランキングでも1位に輝いた彼らの楽曲は、突き抜けるような明るい音色が特徴です。喉を締めず、響きを前に逃がす意識を持ちましょう。

3. Sparkle / 山下達郎

おすすめポイント:リズム・グルーヴ

シティポップ再評価の波もあり、今最も注目したい一曲です。一見シンプルですが、細かなリズム感が求められます。

  • 練習できること: リズム感、軽やかな発声、ノリ。
  • 上達のコツ: ギターカッティングのような鋭いリズムを歌声でも意識し、拍の後ろに乗る「レイバック」「たまる」感覚を養いましょう。

4. 少年時代 / 井上陽水

おすすめポイント:響き・脱力

世代を超えて愛されるノスタルジックな名曲です。力を抜いて響かせる練習にぴったりです。

  • 練習できること: 共鳴、息の流れ、響き。
  • 上達のコツ: 「あくび」の時のような喉の奥行きを保ち、無理に声を張らずに「響き」で音量を稼ぐ感覚を掴めます。

5. secret base 〜君がくれたもの〜 / ZONE

おすすめポイント:感情表現

切ない夏の別れを描いた楽曲です。歌詞をどう届けるかを考えることで、表現力が磨かれます。

  • 練習できること: 感情表現、抑揚、言葉の伝え方。
  • 上達のコツ: サビでの声のボリュームだけでなく、Aメロでの繊細な「語り」にこだわってみましょう。

6. 打上花火 / DAOKO × 米津玄師

おすすめポイント:ミックスボイス・音程

男女ともに音域が広く、音程を安定させる練習になります。

  • 練習できること: 音程、裏声、声区の切り替え。
  • 上達のコツ: 低音の地声から高音の裏声(ヘッドボイス)へ、段差なくつなぐ「ミックスボイス」の感覚が重要です。

7. RIDE ON TIME / 山下達郎

おすすめポイント:リズム・ファルセット

圧倒的な開放感を持つ楽曲です。グルーヴを保ちながら歌う練習になります。

  • 練習できること: リズム、ファルセット、ブレス。
  • 上達のコツ: 伸びやかなサビと、軽快なAメロのコントラストを楽しみましょう。

8. 若者のすべて / フジファブリック

おすすめポイント:ダイナミクス

晩夏の空気感を象徴する一曲です。静かなAメロからサビへの盛り上がりを意識すると、表現力が身につきます。

  • 練習できること: 強弱、感情表現、フレーズ作り。
  • 上達のコツ: 感情の昂ぶりに合わせて、息の量や声の太さをコントロールする練習に最適です。

9. 夏色 / ゆず

おすすめポイント:リズム・発音

アップテンポで爽快感あふれる楽曲です。テンポが速く、歌詞も多いため滑舌やリズムの練習になります。

  • 練習できること: 滑舌、リズム、呼吸。
  • 上達のコツ: 口をはっきりと動かし、パーカッションのように言葉を刻む意識を持ちましょう。

10. HANABI / Mr.Children

おすすめポイント:総合力

音程、高音、ロングトーン、表現力など、歌に必要な要素がバランスよく詰まった難曲です。

  • 練習できること: ロングトーン、高音、抑揚、ブレスコントロール。
  • 上達のコツ: 地声感のあるパワフルな高音「ベルティング」の要素も含まれており、中上級者の実力試しに最適です。

● レベル別おすすめガイド

自分の現在の実力に合わせて、練習する曲を選んでみましょう。

  • 初心者向け: 『少年時代』『真夏の果実』『secret base』『夏色』

歌いやすい音域が多く、基礎を身につけるのに適しています。

  • 中級者向け: 『Sparkle』『若者のすべて』『RIDE ON TIME』

リズム、グルーヴ、抑揚など一歩進んだ表現が求められます。

  • 上級者向け: 『青と夏』『HANABI』『打上花火』

高い音域、音域の広さ、スタミナが必要で、総合的な歌唱力を鍛えられます。

● 理想の歌声を出すためのボイトレテクニック

夏の名曲を歌いこなす上で、多くの人がぶつかる壁が「高音」です。ここではプロの現場で使われる2つの重要な技術を解説します。

ミックスボイス:地声と裏声をつなぐ架け橋

ミックスボイスとは、「地声と裏声の境目を目立たなくしながら、高音を地声に近い響きで出せる発声」のことです。

  • メリット: 高音が楽になり、喉の負担が減ります。また、低音から高音まで声質を均一に保つことができます。
  • 原理: 地声系の筋肉(TA筋)と裏声系の筋肉(CT筋)をバランスよく働かせることで実現します。

ベルティング:サビで放つ「最強の武器」

ベルティングは、「地声に近い力強さを保ったまま、高音域をパワフルに歌う技術」です。

  • 特徴: 強い、明るい、抜ける、といった攻撃的な響きを持ち、会場の後ろまで声を届けます。
  • 注意: 無理に地声を引き上げる「張り上げ」とは異なり、適切な共鳴調整(フォルマントチューニング)によって生まれる技術です。

● 高音が出ない・喉が締まる原因と対策

「サビになると喉がギュッと締まってしまう」という悩みは、単なる才能不足ではありません。主な原因と改善の方向性は以下の通りです。

  1. 息の支えが足りない: 高音には安定した息の流れが必要です。「強く押す」のではなく「安定した息に乗せる」ことを意識しましょう。
  2. 地声のまま張り上げている: 地声のパワーを保ちつつ、声帯の厚みを少し薄くする「ミックスボイス」への移行が必要です。
  3. 喉頭(のど仏)が上がりすぎている: 喉頭が上がりすぎると通り道が狭くなります。あくびの時のような奥行き感を保ちましょう。
  4. 舌根や顎の緊張: 舌の根元が固まると喉全体が締まります。「舌先を下前歯の裏に置く」意識が有効です。

●まとめ

「難しい曲を歌うこと」と「歌が上手くなること」は必ずしも同じではありません。上達への近道は、自分のレベルに合った曲で、正しい音程、安定したリズム、無理のない発声、そして歌詞を届ける表現力を一つずつ身につけていくことです。

今回ご紹介した10曲は、あなたの声を磨くための最高の教材です。

しかし、「自分の喉がどう締まっているのか自分ではわからない」「ミックスボイスの感覚が掴めない」と一人で悩んでいませんか?

「この夏、自信を持ってステージに立ちたい」 「誰かに『いい声だね』と言われるようになりたい」

そんな想いをお持ちの方は、ぜひ一度、私たちのボイトレ体験レッスンへお越しください。 プロの講師があなたの声質を客観的に分析し、最短距離で上達するための「あなた専用のトレーニングメニュー」を提案します。

「上手く歌う」ことを超えて、「あなただから歌える」表現を一緒に見つけていきましょう。教室で皆様にお会いできるのを、心よりお待ちしております♪