みなさんこんにちは!
ボイトレ講師の木皿です。
最近はYoutubeで講談を聴くのにハマっています。
講談は張り扇と声でストーリーを語る演芸です。
語り手一人で何役も演じ分け、様々なシーンの情景や人の感情を表現するのが、とてもすごい!
今有名なのは六代目神田伯山先生ですが、同じネタでも講談師が違えば印象が全く異なって、それも面白い。
声だけで物語をこんなに大迫力で伝えられるのはすごいなあ、どうしてかなあと考えてみましたが、その大きなスキルのひとつとして「ボリュームコントロール」があります。
簡単に言えば、声の強弱をダイナミックに出して、聴く人をハッとさせたりほっこりさせたりするんですね。
これはもちろん歌の表現でも必須のスキル!今日はボリュームコントロールについてお話ししていきます。
ポイントは、「全部を100%で歌わない」ということです。
プロのお手本を見てみましょう!
https://youtu.be/7SsQcM6h6s8?si=qR83jx6KpA9QCwbP
アルデバラン/AI
曲は2:00くらいからスタートです。
歌いだし「君と私は仲良くなれるかな?」は、隣に座る人に話しかけるくらいようなニュアンス。
喋っている感じ。
サビ、「笑って笑って」から息遣いに強さが加わり、「不穏な未来に」で更に声が前に出ます。
「君と君の大切な人が幸せである」
言葉をはっきり出しながら、「幸せである」という部分は優しい息遣いで、あたたかい雰囲気にしています。
メロディにのった言葉を、どんな気持ちで伝える?を、息遣いや強弱で表現しているんですね。
これは、この音はこんな声で!というスキル的なものではなく、わたしはどう伝えたい?聴く人に何を思ってほしい?といった、それぞれの心から生まれる表現です。
上手く歌おう!と真剣になると、どうしてもやる気が声量に出がちです。
しかし、人に手紙を読むときに、全部大声で元気に読んだりはしませんね。
自分が話すときのイントネーションや感覚をおもいだしながら歌うことが、抑揚をつけるポイントです!
それがあなただけの歌声として培われていきます。
なんかいい!と、うまく説明できなくても歌に人が惹きつけられるのは、感情表現がとても大事な部分なんです♪
ぜひ、心をいっぱいにのせて歌を歌ってみてください♪
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お待ちしております♪
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた👋
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