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藤井風の「何なんw」の歌詞を徹底考察!

藤井風の「何なんw」歌詞考察

みなさんこんにちは!ボイトレ講師の木皿です。

先日、テレビで藤井風のドキュメンタリー番組を放送していました。

アジアツアーや海外での楽曲制作など、今や世界で活躍するミュージシャンの彼ですが、音楽性はもちろん独特な歌詞も魅力です。

今回は、彼のデビュー曲「何なんw」の1番の歌詞について考察してみたいと思います。

「何なんw」歌詞考察

実は、本人がこの曲について語っている動画がありました。

“何なんw”って何なん Kaze talks about “Nan-Nan”

 

「この曲は誰しもの中に存在しているハイヤーセルフを探そうとしている歌です。」

 

ハイヤーセルフとは、スピリチュアル用語で「高次元の自分自身」のことで、魂の中の潜在意識といえます。

 

はじめて聴いた時、私は別の誰かに対しての歌詞だと思っており、自分自身へ問いかける歌だったとは気が付きませんでした。

 

何なんwの中に出てくる「ワシ」はハイヤーセルフ「あんた」は肉体を持った実際の自分とうことですね。

歌詞を見てみましょう。

 

”あんたのその歯にはさがった青さ粉に触れるべきか否かで少し悩んでる

口にしないほうがいい真実もあるから”

 

多くの人が経験したことのあるシチュエーションだと思います。

直したほうが良いことは、指摘されると恥ずかしかったり居心地が悪くなったりするものですね。

この曲では、ハイヤーセルフがそういうことを自分に「聞いてくれ!」と嘆願しています。

 

”知らないほうが良かったなんで言わないでいて

何があってもずっと大好きなのに

どんなときもここにいるのに

近すぎて見えなくて無視されて”

 

ハイヤーセルフは自分の中に存在する意識ですので、もちろん自分が大切なわけです。

しかし、自分が本当はどうしたいのか、何が欲しいのか、その声をしっかり聴くことができる人はなかなかいないものです。

ここではそのもどかしさが表れています。

 

”雨の中ひとり行くあんた

心の中ささやくのよそっちへ行ってはダメと

聞かない振り続けるあんた

勢いに任せて肥溜めへとダイブ”

 

ハイヤーセルフの声を無視した結果、ひどい目に合うことになります。

(こうしたほうが良い)と深層心理はわかっているのに、「怠慢」「臆病」などの理由で本当の自分にとっての正しい選択ができないことって、実は誰しも理解できる感覚ではないでしょうか。

 

”それは何なん

先がけてワシは言うたが

それならば何なん

何でなんも聴いてくれなかったん

その顔は何なんw

花咲く街の角誓った

あの時の笑顔は何なん

あの時の涙は何じゃったん”

 

繰り返される「何なん」が印象的なサビです。

最初は怒りを込めて、2度目は呆れて、3度目は嘲笑、最後は悲しみ、といった印象を私は受けました。

本当の自分が選びたかった選択肢を無視して、望まない結果となったことに対して、ハイヤーセルフはいろんな感情を抱いています。

おわりに

言葉遊びやリズムの気持ちよさが好きで私もよく歌っておりましたが、こんな風に深い意味が込められていたんですね。

この「何なん」という言葉がどう聴こえるか、人によって異なるだろうと思うと、より興味深いです。

他の曲も、聴きながらじっくり考えたくなってきました!

 

こうして人気楽曲について深く考察をすることで、自分で作詞作曲する際の参考にもなりそうです。

気持ちや情景をすべて説明するのではなく、「何なんw」のように聴く人が考えたり自由に感じる余白を残す歌詞が素敵だなあと思いますね!

 

是非、2番以降はみなさんご自身で聴いて考察してみてください♪

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

それではまた👋

 

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