みなさんこんにちは!
ボイトレ講師の木皿です。
体験レッスンに来て下さるのは、実は歌が好き!という人ばかりでもありません。
苦手だけど歌う機会があるから克服したい・・・
音痴を直して気持ちよく歌ってみたい・・・
そんな気持ちでスクールの門をたたく方も多いです。
勇気を出して踏み出してくださって本当にありがとうございます。
ナユタスの講師は、「私もできた!!」を1つずつ増やして、苦手なことを好きになってもらえるように、楽しく歌ってもらえるように、生徒に合わせてオーダーメイドのレッスンをおこなっています。
「音痴」というのは、一般的には「音程」と「リズム」が上手く取れないことを言います。
今回は、「音程」の取り方について、焦点を当ててみましょう!
音程を合わせるのが苦手な人には「耳」と「声」を同時に鍛えるトレーニングが効果的です。
初心者でも取り入れやすいものを記載しましたので、試してみてください!
目次
音程を合わせるトレーニング方法
1. 耳のトレーニング
- ピアノアプリやキーボードで「ド」を弾いて、音をじっくり聴きます。
- その音を頭の中で「ラ~~」と歌ってみてから、そのあと実際に声を出してみる。
- 出した声を録音して比べる。ズレに気づきやすくなります。
ポイント:耳で正しい音を「記憶」してから声に出すこと。
「ボイトレ用音源」で検索すると、無料で配布されているいい動画教材がたくさん出てきます!
利用しない手はありません。
動画を聴きながら、それに音を合わせる練習をしてみましょう。
2. ハミング練習
- 口を閉じて、ハミング(鼻歌)で歌う。自分の声が聞こえやすいです。
- バラードなどテンポがゆっくりの曲をハミングで歌ってみましょう。
声がひっくり返る人にもおすすめです。
3.カラオケの採点機能
音程バーが出るので、どこで音がずれたかリアルタイムに可視化できます。
何回か繰り返すと、自分の苦手なポイントが見えてくると思います。
・高音または低音で音が外れやすい
・音が跳躍(大きく飛んだ時)したときに外れやすい
・ロングトーンで音程が下がる
など、、、
自分の苦手ポイントがわかったら、発声練習用動画で基礎練してみましょう。
少しずつ、弱点をつぶしていくことが大事です。
または、自分の声の音程や波形が数値で燃えるスマホアプリもありますので、利用してみましょう!
苦手対策
よくある苦手意識に対する対策トレーニング方法を紹介していきます。
低音が苦手
低い音が外れやすいのは、多くの人が苦手にするポイントです。
理由としては
- 低音は声帯をゆるめる必要があり、コントロールが難しい
- 音の響きが耳に届きにくく、自分で正しい音を確認しづらい
- 無理に出そうとして「力み」や「声のこもり」が起きやすい
といったものがあります。
低音が外れやすい人のためのトレーニング
1. ハミング(鼻響き)で低音確認
- 「んーー」と口を閉じて鼻に響かせる。
- ピアノやアプリで低い音を鳴らし、その高さに「んー」で合わせる。 口を開ける前に、鼻響きで「当たった」と確認できるとズレにくくなります。
2. 母音を使った低音練習
- 低音は「ア」よりも「ウ」「オ」の母音の方が出しやすい。
- 例えば「ウーーー」と低い音に合わせて発声。
- 慣れたら「ア」に切り替えて同じ高さをキープ。
3. 胸に手を当てる
低音は「胸」に響きます。
そして人間の脳は、触れている箇所に意識が向きます。
鎖骨の下、中央あたりに掌を当て、そこが振動するイメージで声をだしてみましょう。
自分の肋骨に響かせるようにすると出しやすいです。
4. スライド練習(グライド)
- 高めの声から低音に「ウーー」と滑り降りる。
- 例:ソ → ミ → ド(高い→低い)
- 途中で声が途切れないように、なめらかに下げる。 低音だけを狙うより、「上から降りてくる」方が当たりやすいです。
5. 腹式呼吸で支える
- 低音は息がスカスカだと音が不安定になる。
- 息を細く長く吐く練習(「スー」と10秒)。
- その流れを保ったまま、低音を歌う。
高音で裏返る
「高い音が裏返る」というのは、多くの人がぶつかる壁です。
原因は大きく下記の2つ。
- 声帯や首の筋肉に力が入りすぎる
- 息の支えが足りず、声帯の振動が不安定になる
これを改善するためには、「声帯をスムーズに伸縮させる」「体幹は支え、肩や腕や首はリラックスさせる」練習が効果的です。
高い音が裏返らないためのトレーニング方法
1. リップロール
- 唇を「ブルルル」と震わせながら音階を上がっていく。
- 息と声帯のバランスを整える効果あり。高音に近づいても裏返りにくくなります。
2. 横隔膜の動きを感じる練習
成体の動きに密接にかかわってくるのが「横隔膜」です。
肋骨の下に膜のように張っていて、肺の動きをサポートする働きをしています。
みぞおちに手を当てて、「ハッッ!」と勢いよく声をだしてみましょう。
手を当てた部分が筋肉で跳ね返されたと思います。
今度は、両脇腹の下のあたりに手を当ててまた声をだしてしてみましょう。
同様に、筋肉が飛び出してきたと思います。
今動いたのが横隔膜です。
声をだすときに、肩や首に力を入れるのではなく、横隔膜の動きを意識することで、楽に高音が出せるようになります。
3. 裏声の強化
- 裏声でロングトーンを歌います。このとき、前述の横隔膜の支えも意識しましょう!
- 喉声や金切り声ならないように、口の中~喉が閉めずあけて歌います。
4.裏声と地声の切り替え
- 横隔膜の支えが足りないと声帯が暴れて裏返ります。
- 裏声に切り替わる瞬間に喉や肩に力が入っても裏返りやすいです。
- ゆっくり、おなかの支えをキープしながら低音→高音へ移動する練習をしましょう。
初心者におすすめの曲(邦楽)
苦手意識がある人や初心者におすすめの曲を選ぶときは
- 音域が広すぎない(高低差が激しくない)
- メロディがシンプルで覚えやすい
- テンポがゆったり or 一定で歌いやすい
- 知名度があり、盛り上がりやすい
このあたりをポイントにすると安心して歌えます。
女性向け
- 一青窈「ハナミズキ」(メロディがなだらかで歌いやすい)
- JUJU「やさしさで溢れるように」(感情をのせやすく、音域も広すぎない)
- aiko「カブトムシ」(キーは少し高めだが、リズムがとりやすい)
- 松田聖子「赤いスイートピー」(世代を超えて知られていて、音域が優しい)
男性向け
- スピッツ「チェリー」(Aメロ低音、サビ高音のバランスが良くて練習になる)
- 秦基博「ひまわりの約束」(声を伸ばす練習にぴったり)
- コブクロ「桜」(しっとり歌えて感情を出しやすい)
- 福山雅治「桜坂」(低めの音域で落ち着いて歌える)
男女問わず歌いやすい曲
- 中島みゆき「糸」(定番で音域が優しめ)
- いきものがかり「ありがとう」(自然に感情を込めやすい)
★トレーニングのコツ
- 毎日5分だけでもOK(耳と声は少しずつ育つ)。
- 「外したら直す」を繰り返すことが上達の近道。
- いきなり難しい曲を歌うより、1音・音階から練習するのが一番効率的です。
まとめ
1日に長時間練習するより、少しずつ長く継続するほうが着実に身についていきます。
できることから少しずつはじめてみましょう!
もし一人じゃわからないときは、ぜひお気軽に体験レッスンにお越しください。
プロの講師が歌声を分析して、苦手な理由と目標を明確にしてトレーニングしていきます。
一緒に歌を楽しみましょう♪
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お気軽にお申込みくださいね♪
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた👋
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この記事を書いた人
〇木皿菜々(きさらなな) 【プロフィール】
仙台出身のボーカリスト。FMいわぬまラジオパーソナリティ。
オリジナル曲、ソウル, R&B, 歌謡曲, 特撮・アニソンを主に、弾き語りやバンドで演奏活動するほか、クラシック・ミュージカル声楽家として結婚式場や披露宴会場で歌唱。CM・ドキュメンタリーなどのナレーション業も行う。
レーベル所属バンドマン、トップライバー、プロ歌手など累計1000人以上に指導。