みなさんこんにちは!
ボイトレ講師の木皿です。
2000年代以降、アニソンやアイドルなど日本の楽曲が世界で注目され、近年は過去にさかのぼってシティポップなどもワールドワイドに流行していますね。
日本ではKpopが引き続き人気ですが、韓国でも日本の懐メロが流行しているのをご存知ですか?
本日は、韓国で流行中の70~80年代の邦楽について、リサーチしてみました!
流行の背景
日本の1980年代に流行したシティポップ(都市的でファンク/ソウル/AOR的な要素を持つポップス)が、韓国を含む海外で再び人気を集めています。
例えば、「Plastic Love」(竹内まりや)などがYouTube等で数千万回再生され話題に。
また、「昭和レトロ歌謡」が若年層に人気で、特に韓国でも“昭和歌謡”の雰囲気・スタイルが「レトロでおしゃれ」として注目されていると韓国のメディアでも話題のようです。
韓国の若い世代・音楽リスナーが、「ノスタルジー」「レトロ感」「ファッション・雰囲気込みの音楽体験」を求めており、その中で1980年代の邦楽(特にシティ・ポップ系)に“新鮮さ”と“懐かしさ”の両方を感じているようです。
邦楽に限らず、韓国の80年代歌謡も“80sムード”として注目されており、邦楽とのクロス感もあるようです。1980年代の日本のアイドル/歌謡曲も“レトロ”として韓国で定着し始めています。
注目されているアーティスト
韓国で話題になっている1970~80年代邦楽をピックアップしてみました!
1.竹内まりや — 「Plastic Love」 (1984)
竹内まりや – Plastic Love (Official Music Video)
竹内まりやが作詞作曲、アレンジに山下達郎を迎えて制作された楽曲です。
「都会暮らしの若い女性による自由恋愛」という、いかにもシティポップらしい華やかなテーマで描かれています。
YouTubeなどのSNSを通じてワールドワイドに再評価されており、日本・海外での“シティ・ポップ再評価”を代表する曲です。
2.山下達郎 — 「Ride On Time」 (1980)
Ride on Time by Tatsuro Yamashita but it is the version YOU need
山下達郎が初めてオリコンチャート入りした曲で、彼のターニングポイントとも言える楽曲ですね。
80年代シティ・ポップ/AORを代表するトラックで、国際的なシティ・ポップ再評価の文脈で韓国でも名前が挙がります。
3.杏里— 「Last Summer Whisper」 (1982)
ANRI アンリ 杏里”Last Summer Whisper” Music Video 45th Anniversary Version
現在も人気の杏里の名盤、「Heaven Beach」に収録されています。
シティ・ポップ・クラシックの一つで、韓国のラップ/プロデューサーが楽曲をサンプリングしている記録(韓国語圏のヒップホップでの引用)があり、韓国のリスナーにも知られてきています。
4.杉山清貴&オメガトライブ — 「Summer Suspicion」 (1983)
こちらはロックバンド、杉山清貴&オメガドライブの1曲目のシングルです。
80年代の“海・夏”イメージを代表する曲で、国際的なシティ・ポップ・プレイリストに頻出。
韓国でも“80sリゾート系サウンド”として取り上げられることが多いですね。
5.角松敏生 — 「Sea Line ”Rie”」(1987)
Toshiki Kadomatsu (角松敏生) – Sea Line
角松敏生の1作目のインストアルバムに収録されています。
マイルドセブンのCM曲として使用されました。
このアルバムは全曲角松氏のギターソロによって演奏され、サブタイトルに女性の名前がついているのが特徴です。
角松氏は80年代を通じてAOR・シティ・ポップ寄りのヒットを多数放ち、海外/韓国の「80sリバイバル」「city pop」まとめプレイリストにも登場します。
代表作群が韓国のリスナーにも届いています。
6.亜蘭知子 — 「I’m In Love」 (1983)
Tomoko Aran (亜蘭知子) – I’m in Love [Lyrics Eng/Rom/Kan]
青森県出身のシンガーソングライター、亜蘭知子のアルバム「浮遊空間」に収録されています。
典型的シティ・ポップ曲です。
シティポップブームで人気に火が付き、アルバム発売から38年を経て2021年にこの曲がシングルカットされました。
海外のコンピや再評価記事、プレイリストによく入るため、韓国のリスナーも増えています。
7.大橋純子―「ペイパー・ムーン」(1976)
ソウル的な歌唱法のシンガーで、圧倒的な歌声を持つ歌手です。
彼女はもともと、大学の軽音楽クラブでハードロックを歌っていましたが、後にジャニス・ジョップリンなどの影響を受けソウルフルな歌い方になっていったそうです。
現在はシティポップとして紹介されることもあります。
最初のヒットとなったこの曲だけでなく、「シンプル・ラブ」「シルエット・ロマンス」など数々の名曲を生み出した名歌手です。
8.松原みき―「真夜中のドア/Stay With Me」(1979)
「真夜中のドア〜stay with me」/ 松原みき Official Lyric Video
松原みきが19歳の時にレコーディングした、1作目。
その若さでこの成熟で深い色気のある歌声だなんて、驚きです…。
サビの冒頭「Stay with me」のフレーズは、洋楽へのオマージュが混められており、当時も日本人以外のリスナーの興味を引くと評価されました。
9.大瀧詠一―「ペパーミント・ブルー」(1984)
[Official] 大滝詠一「ペパーミント・ブルー」Music Video (EACH TIME 40th Anniversary Edition 収録)
岩手県出身のミュージシャン、大瀧詠一の大ヒットアルバムに収録。
発売40周年を記念して、2024年3月に本楽曲のミュージックビデオが公開されています。
海外の音楽ファンを中心に約300万回再生を突破。
また、2025年から発足した日本版グラミー賞「MUSIC AWARDS JAPAN」で最終週国内リバイバル楽曲賞を受賞しました。
まとめ
いかがでしょうか!
世界に愛されるシティポップ、洗練されたリズムと軽快なメロディ、おしゃれなコード感が癖になりますね。
上記にあげたアーティストの他の楽曲もぜひ、聴いて見てください。
好きな曲を見つけたら、カラオケなどで歌ってみましょう!
楽器が弾ける人は弾き語りに挑戦するのもいいかもしれません。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた👋
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この記事を書いた人
〇木皿菜々(きさらなな) 【プロフィール】
仙台出身のボーカリスト。FMいわぬまラジオパーソナリティ。
オリジナル曲、ソウル, R&B, 歌謡曲, 特撮・アニソンを主に、弾き語りやバンドで演奏活動するほか、クラシック・ミュージカル声楽家として結婚式場や披露宴会場で歌唱。CM・ドキュメンタリーなどのナレーション業も行う。
レーベル所属バンドマン、トップライバー、プロ歌手など累計1000人以上に指導。

