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ボイストレーニングコース

ちゃんみな「SAD SONG」の歌い方解説と歌詞考察!【仙台ボイトレ】NAYUTAS(ナユタス)仙台駅前校

みなさんこんにちは!

ボイトレ講師の木皿です。

 

流行がよりスピード感をもって過ぎ去っていく昨今ですが、お気に入りの曲はどれだけ年月が経っても時代が変化しても、ずっと歌っていたいものですよね。

 

憧れのアーティストや思い出の曲を素敵に歌いたい!ということでレッスンに来てくれる生徒さんも多いです。

「やりたい!」が「できた!」に変わる喜びは、とても大きくて、それを味わうとまた新しい目標が生まれます。

 

人の成長を目の当たりにするのは、講師をやっていて一番幸せな瞬間だなと思います!

 

私の好きなアーティストの1人、ちゃんみなも自身がプロデュースするガールズグループ「No No Girls」を立ち上げ、彼女らをデビューへ導きました。

 

そんなちゃんみなとNo No Girlsが、先日First Takeで「SAD SONG」を披露しました。

 

ちゃんみな – SAD SONG feat. No No Girls FINALISTS / THE FIRST TAKE

 

タイトルを直訳すると、「悲しい歌」。

しかしこの悲しみの意味は深い意味が込められています。

 

今回は、ちゃんみなの「SAD SONG」をリサーチしてみましょう!

もちろん歌い方のコツも解説します。

SAD SONGの意味

”This is a fxxking sad song for you guys. It’s fxxking hard to say it, goodbye” 

(これはみんなへのめちゃくちゃ悲しい歌。こんなこと絶対に言いたくないよ、さよなら)

 

歌い出しから切ない声ではじまるこの曲、別れを連想させる歌詞が多いですが、最後までしっかり聴くと、

 

”さよならはもう少し先でしょう”

 

”君の正体はお化けだったとかさ、

でもきっと今のところそれでもいいってくらい君が好きだ”

 

”永遠ってことにしておこうよ”

 

などという言葉から、大切な人と一緒にいる時間が愛おしすぎて、いつか別れがくることが悲しいという内容だということがわかってきます。

ちゃんみな自身も、インタビューで「幸せすぎて悲しいというか、この幸せがずっと続けばいいのにって意味です。」と語っています。

スタッフやバンドメンバーなど、共にステージを作り上げる仲間に向けて作られたというこの曲。

切なげなボーカルメインの入りから、サビで軽快な王道バンドサウンドになるのが、「一人」と「仲間」の対比を感じてとても良いなと思います。

 

歌詞考察

挑戦すればするほどたくさんの出来事があって、その中で素晴らしい人たちと出会えた尊さをちゃんみなのスタイルで表現した曲ですね。

成功があれば失敗もあり、出会いがあれば別れや裏切り、失望もあり、、、

苦しいことの方が多いであろう音楽活動の中で、心から喜びを共有できる仲間がいる喜び。

 

”Hello, how are you?はじめまして。ずっと会いたかったんだよ”

 

「はじめまして」、「ずっと会いたかったんだよ」これは一緒に並ぶと矛盾しそうな言葉ですが、「あなたのような人と会えることをずっと待っていた」という事なのかと思います。

 

そして、目の前にいる人が、自分が求めていた人だと気が付くのは、時間をかけてたくさんの活動を共にしてからの事。

 

”君に会うまでの間、少しだけ心配してた”

 

幾度となく、いろんな形で別れを経験すれば、人を信頼するのは怖いものです。

その恐怖を乗り越えられるほどの人が、「君」だった。

そんなかけがえのない人との時間が少しずつ過ぎていくことを、「幸せすぎて悲しい」曲として表現したのが素敵です。

 

”本当のこと教えてよ、後で悲しみたくないの”

”でもきっと今のところそれでもいいってくらい君が好きだ”

 

たとえ絆に亀裂が入ることがあったとしても、それでも信じてよかったと思えるくらいの大きな愛情を感じる言葉です。

たくさんの経験をしたちゃんみなだからこそ書ける優しい曲なんですね。

 

歌い方のコツ

前述の通り、出だしは優しく歌います。

目の前にいる親友や家族に話しかけるように、言葉の意味を感じましょう。

 

大切な人に「ずっと会いたかったんだよ」と言うときは、どんな言い方になりますか?

 

ただメロディを歌いあげるより、自分がこの言葉を話すならどんな気持ちで、どんな言い方になるかを確かめて、そこにメロディをつけてあげると、とても感情が伝わる歌い方になります。

 

”ずっとそばにいてよ”

”こんなご時世にさ”

 

だんだんと感情を盛り上げていき、

 

”ダメなのかな”で少し落ち着きます。

いつか別れが来ることを思い出す切なさを表現しましょう。

 

サビは声に厚みをだして、ビートを感じて力強く歌います。

仲間と一緒に過ごす時間を全力で感じよう、という熱意を込めましょう。

 

”もう少しこうしてたい”

個々の部分の語尾のロングトーンも、太めの響きでバンドっぽく歌いたいところ。

太い声で安定させるには、下半身で支えながら下腹部に重みを感じるイメージで発声してみてください。

 

”できるだけ”

は声を絞りますが、テンションまでは落としません。

永遠はないと知りながら、できる限り長くこの時が続けばいいと、縋るような言い方になります。

 

仲間に対し力強く言いたい言葉、儚い希望を載せてつぶやく言葉、一緒にいる喜びを込めたい言葉、など、歌おうとしている歌詞をどんな気持ちで言うのかを考えることがポイントです。

 

曲のラストのラップ、ここもかっこよく表現したいですね!

慣れないと少し難しいかもしれません。

ラップはリズムを知ることがコツ。

 

”もしもこの夢が覚めたとしてもう一度歌って叫んででもI cannot say it”

 

「タカター」を繰り返すリズムで、()内の言葉はほとんど発音しません。

 

もしもー/タカター

この(ゆ)めー/タカター

がさめー/タカター

た(と)してー/タカター

もいちー/タカター

どうたー/タカター

てさけん/タカター

で・でー/タッター

も・キャー/タッター

ナッ・セイ/タッター

さ(よ)なーら(は)/タカター

でき・ない・かーら/タタッタータータ

 

上記を、ゆっくりでいいので「タカター」のリズムでとまらずに読んでみましょう。

慣れてきたら音源に合わせて歌う練習をします。

 

ブレスする暇はありませんが、テンポが速いので一息で大丈夫なはず。

 

息が続かない場合、すべての言葉をしっかり発音しようとしているかも。

カッコ内の言葉は流すつもりで歌ってみてください。

ここはリズム重視!

まとめ

いかがでしょうか!

今回は、ちゃんみなの楽曲「SAD SONG」の考察と歌い方について紹介しました。

これは彼女が20歳の時に作曲したそうです。

今は母として、プロデューサーとして人を育てながら、自身もアーティストとして才能とエネルギーが増しているちゃんみなのこれからがより楽しみですね。

ぜひカラオケや歌ってみたで挑戦してみてください!

 

ナユタスでは、好きな曲を歌うためのコツをプロ講師が丁寧に解説しています。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

それではまた👋

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この記事を書いた人

〇木皿菜々(きさらなな)                                                  【プロフィール】
仙台出身のボーカリスト。FMいわぬまラジオパーソナリティ。
オリジナル曲、ソウル, R&B, 歌謡曲, 特撮・アニソンを主に、弾き語りやバンドで演奏活動するほか、クラシック・ミュージカル声楽家として結婚式場や披露宴会場で歌唱。CM・ドキュメンタリーなどのナレーション業も行う。
​レーベル所属バンドマン、トップライバー、プロ歌手など累計1000人以上に指導。