みなさんこんにちは!
ボイトレ講師の木皿です。
今日も元気に歌っていますか?
私も毎日ジャンルの垣根なくいろんな曲に触れる日々です。
ステージ演奏や録音やレッスンのために必死で覚えるときもあれば、何も考えずただ音に身を任せて聴くときもあって、そのどちらも大切な瞬間だなあと感じています。
前者の時は般若の形相ですが、やっぱり音楽にとことん向き合える生活は幸せです。
オールディーズやクラシックを歌う機会が多いですが、ちゃんと最新の音楽情報も収集しなくては!
最近のリリース情報といえば、サカナクションが2026年2月11日にリリースした配信限定シングル、「いらない」。
中京テレビ・日本テレビ系ドラマ『こちら予備自衛英雄補?!』の主題歌として書き下ろされたこの楽曲は、前作「怪獣」から約1年ぶりとなる待望の新曲です。
サカナクションらしい緻密なビートと、山口一郎氏による深遠な歌詞世界が融合した本作。
一見すると突き放すようなタイトルでありながら、その実、現代人の孤独や依存を浮き彫りにしています。
本記事では、この楽曲の歌詞に込められた意図を精密に考察し、さらにボーカリストとしてこの難曲を歌いこなすための技術的なポイントを詳しく解説します!
目次
「いらない」はどんな曲?1年ぶりの新曲が描く世界
「いらない」は、サカナクションが2026年に放つ最新の「芸術的ポップミュージック」です。
ドラマ主題歌としては2023年の「フレンドリー」以来の抜擢となります。
ジャケットアートワークは、前作の「怪獣」に続き平林奈緒美氏が担当しており、視覚的にも「怪獣」以降のサカナクションのモードを継承しています。
この曲は、単なる恋愛ソングの枠に留まらず、都市生活における閉塞感や、SNS時代特有の承認欲求、そして他者との距離感に悩む心理描写が軽快なビートに乗せて展開されます。
「いらない」の 歌詞考察!拒絶の裏にある真実
この曲の本質は、「『いらない』と言い切りながら、最も強く求めている」という矛盾にあります。
すごいわかりますよねこの感じ。
仲間がワイワイ盛り上がっているとき、本当はその輪の中に入りたいのに強がって敢えて一人になってみたり。
仕事ぶりなどを褒められると「全然そんなことねーし!別にやりたくてやってねぇし!」とか言ってみたり。
(そんなことばかり言ってると人が離れていくので、現実世界では控えておきましょう)
現実で出来ないことや言えないことを表現できるのが、芸術の世界。
作るのも、名作を深掘りするのもとても楽しい。
ではさっそく、否定と欲望が同時進行する、依存の裏返しを描いた「いらない」の感情のプロセスを追っていきましょう!
ちなみに、山口一郎さん本人が解説している動画もありました。
ぜひご参考にしてください!
【新曲】『いらない』を山口一郎本人が解説してみた🐟️サカナクション山口一郎
本当におしゃれでかっこいい曲だなあ~
① 冒頭の「サイコ」と「浄化」のダンス
歌詞は「サイコな感じで踊った」という印象的なフレーズから始まります。
MVでは山口さんもぴこぴこ踊ってますが、「サイコパス」というより、ここでの“サイコ”とは、精神異常という意味ではなく、理性を外したトランス状態、あるいは自己制御が解放された感覚ですね。
続く「唾吐く仕草に似ていた」という表現は、ダンスという行為が「心に溜まった感情の排泄(浄化)」であることを象徴しています。
暗い部屋に転がる「黒いヘッドフォン」は他者を遮断した内面世界の象徴であり、音楽だけが外界との唯一の接点となっている孤独な風景が浮かび上がります。
② サカナクション的比喩「リンスのよう」
「馴染んでくビートがまるでリンスのよう」というフレーズは、個人的にものすごく美しくて、本人が何度も繰り返している「80年代っぽさ」が現れているなあと思います。
リンスが髪の摩擦を減らすように、音楽が「心のゴワつき」や「他者との摩擦」を一時的に緩和してくれる、心理的な潤滑剤であることを表現しているんですね。
しかし、それはあくまで一時的な整形であり、根本的な解決ではないという虚無感も同時に漂っています。
③ 拒絶から「恐怖」への反転
曲の前半では「君のことなんていらない」と断定的に突き放していますが、後半で視点が反転します。
「僕のことなんていらない 何て言わないで」というフレーズが登場した瞬間、拒絶する側から「拒絶される恐怖」へと立場が逆転し、本音が出てしまいます。
「目が血走るよ」「火花が散るよ」といった緊迫した描写は、拒絶されることが自己破壊に直結するほどの依存状態にあることを示しています。
つまり、最初から本音は「いらない」ではなく「捨てられたくない」という防衛本能だったのです。
これは天邪鬼には刺さる。
④ 結論としての「知りたい」
曲のラストで「君のすべてを知りたい」という本当の欲求が表に出てきます。
「否定 → 反発 → 依存の露呈 → 欲望の自白」というプロセスを経て、最終的には剥き出しの繋がりへの渇望が残ります。
この楽曲は、「強がりが崩れる瞬間」を見事に切り取った曲なんですね。
歌い方のコツ!「いらない」をかっこよく歌うには
「いらない」は、感情を爆発させるのではなく、「クールな抑制の中にある微細な揺れ」をどう表現するかです。
相変わらず音域は高いですが全力投球で声を張り上げないことが大切。
①“歌いあげる”より“リズムに乗る”
この楽曲は歌声に感情を込めまくるのではなく、リズム重視で歌いましょう。
基本は、 フレーズを伸ばしすぎず、ビブラートもあまり大きく出さないほうがおしゃれです。
歌詞の発音は、母音を膨らませすぎず、子音を軽く前に出します。
そうすることで歌声でリズムを作っていきましょう。
② Aメロのコツ
「サイコな感じで踊った」の区間は、感情をあまり入れず無機質に歌いましょう。
息を混ぜすぎない「ミックス寄りの地声」を使い、声量は70%程度に抑えます。
④ サビの“矛盾”の表現テクニック
「君のことなんていらない/なのに感じてる」の対比が重要です。
「いらない」は突き放す感じ。
あえて子供っぽく語尾を放り投げていいと思います。
「なのに」で少しだけ息を混ぜて、感情の揺らぎを出す。
「感じてる」は母音を縦に開き、身体が欲してしまっている「正直さ」を表現します。
ラストの「知りたい」: それまで抑えていた分、ここだけは欲望を露出させてもいいですね!
ただし、あくまで「静かな本音」として、情熱的にしすぎないことが理想です。
まとめ
いかがでしょうか!
サカナクションの「いらない」は、感情表現を豊かにするというよりは、リズムに乗って曲の全体の雰囲気を醸し出す楽曲です。
文章で表現すると難しいですね。
頭で考えるより、曲を聴いて雰囲気を掴んで、音源に合わせて歌ってみるとなんとなく感覚がつかめるかも!
「どうしても高音で叫んでしまう」「リズムが平坦になってしまう」「サカナクションらしい色気が出ない」と悩む方も多いかもしれません。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた👋
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この記事を書いた人
〇木皿菜々(きさらなな) 【プロフィール】
仙台出身のボーカリスト。FMいわぬまラジオパーソナリティ。
オリジナル曲、ソウル, R&B, 歌謡曲, 特撮・アニソンを主に、弾き語りやバンドで演奏活動するほか、クラシック・ミュージカル声楽家として結婚式場や披露宴会場で歌唱。CM・ドキュメンタリーなどのナレーション業も行う。
レーベル所属バンドマン、トップライバー、プロ歌手など累計1000人以上に指導。

