こんにちは渋谷のマンツーマンボイストレーニングスクール「ナユタス渋谷校」でボイストレーナーをしておりますゆってぃ☆です！
さぁ今回はボイトレ講師が教える 藤井風の「満ちてゆく」歌い方！！
というテーマで筆を取らせていただこうかと思います！！
映画「四月になれば彼女は」の主題歌として書き下ろされた本作。温かみと渋みのあるピアノ伴奏と、藤井さんらしい人間の営みを達観して捉えたような歌詞が光る令和の名曲。昨今の曲に珍しく低い音域で歌い上げられる本作はカラオケで歌うと「こんな感じで良いのか？」となかなかしっくりくる歌い方の見つけ方が難しい曲です。今後歌おうと思っていた方は以下のポイントを意識してみてください。
1.低音域が魅力的に聴こえるよう発声する
冒頭でも述べた通り非常に男性的な低音が魅力の一曲です。しかし普段の話し言葉の延長で発声してしまうと深みや重みが滲まず曲の世界観を壊してしまうでしょう。ポイントとしてチェストボイスと言われる胸に落としたような深い発声を意識してみましょう。顎を脱力して「あー」と言いながら少しずつ普段発声しているポイントからどんどん奥に下に押し下げていくような感覚を心がけましょう。
2.伴奏をしっかり聴く
こちらの楽曲、1番はピアノ伴奏のみで歌わなくてはいけない為リズムの取り方など非常に不安になりやすいと思います。
そんな時は足やマイクを持ってない方の手で「1.2.3.4」とリズムを刻みながらずれないようにしつつしっかり伴奏を聴き２番以降ドラムが入ってきたらそのビート感を感じながら歌いましょう。
3.フェイクに挑戦してみる
「フェイク」とは元々「にせもの」「模造品」といった意味がありますが、歌においては原曲の音程やリズムを変えて歌うことを言います。ただデタラメに変えてしまうと、音のはずれた歌になってしまうので、ある程度は音楽的ルールの中で変化をつける必要があります。「そんなの難しすぎてできない」と思われる方もいらっしゃると思いますが、「満ちていく」の音源自体に「えーーえーええーい」のようなアレンジが随所に散りばめられており全て覚えて再現するのは非常に困難であるため、ある種オリジナリティを発揮してむしろ原曲よりシンプルにして歌ってみる。など勇気を持って原曲から逸れてみると歌いやすくなると思います。
如何でしたでしょうか？
この曲が歌えたらカラオケの終盤でほろっとくる時間が作れるかもしれませんね！
それではまた！！
ゆってぃ☆
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