こんにちは渋谷のマンツーマンボイストレーニングスクール「ナユタス渋谷校」でボイストレーナーをしておりますゆってぃ☆です！
さぁ今回はボイストレーナーが考えるKing Gnu「Vinyl」歌詞の魅力！！
というテーマで筆を取らせていただこうかと思います！！
「Vinyl」とは2017年10月25日に発売されたKing Gnu1枚目のアルバム『Tokyo Rendez-Vous』に収録されている一曲です。
そしてこの曲はファンの間ではこう呼ばれています。”King Gnu好きなら誰しもが必ず一度は沼る曲”と。
King Gnuをスターダムに押し上げた代表曲を挙げるとするならば「白日」でしょうし、その他アニメ「呪術廻戦」のタイアップソングである「SPECIALZ」「一途」「逆夢」etc…のように有名な曲は枚挙に暇がないですが、それでも、これぞKing Gnuだと思う一曲をと問われたら僕はこの曲を挙げる気がします。さぁそんなKing Gnu好きが選ぶ沼曲「Vinyl」の歌詞の魅力について綴っていこうと思います。
“気の済むまで暴れなよ 哀れだろ？ むしゃくしゃするぜ”
まずはなんといってもこの部分です！こちらは１番のサビ冒頭の歌詞なのですが、この牙を剥いてるスタンスが良いんです。
“哀れだろ？”と入っているので日々抱えているフラストレーションやどうすることも出来ない現状を憂いているという現実的な要素もあると思うのですが、King Gnuが現れるまでのJPOPの歌詞のトレンド的に、そんな憂鬱に押しつぶされそうになっている主人公の吐露で終わるか、それでも自己肯定感あげて自分を愛そう！のような歯の浮くような綺麗事の方向性が多かったような気がします。しかし”気の済むまで暴れなよ”や”むしゃくしゃするぜ”と言って凶暴に暴力的なまでにロックをぶちかますそのスタンスが、平成生まれ平成育ちの僕からしたらすごく新鮮で「あぁこれがロックスターなんだ」と一気に気持ちを持っていかれたのを強く覚えています。
“意図するなよ この身など 博打だろ 清々するぜ 激動、時代の坩堝へ 飛び込んでゆくだけさ”
潔く腹を括った彼らのミュージシャンとしての姿勢を感じますよね。そして複雑な構造や失敗に対する恐怖などが世界にあることも分かっていながらも余計なものを削ぎ落としてシンプルな自分でとことん勝負してやる、やってやる、といったある種の激励とも取れるのではないでしょうか。
“最後の最後には ニヤリと笑ってみせる”
こちらがこの曲の最後の歌詞なのですが、この終わり方がたまらなく好きです。
もちろん最後に黄金の宝物を手に入れる人生にしてやる！とも取れると思います。
ただ僕には、成功してやる！！とか勝ってやる！！ではなく”ニヤリと笑ってみせる”というところが結果に関わらず、最後までカッコつけて自分のスタンスを曲げずに死んでやる。最後まで迎合してたまるか！命乞いしてたまるか！と取れる気がしてすごく好きです。
如何でしたでしょうか？
King Gnuが好きな方でまだ聴いたことがない方いらっしゃいましたらぜひ聴いてみてください！！
それではまた！！
ゆってぃ☆
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