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物語を進める歌🎧ナユタス渋谷校校🎧

こんにちは!

最近ナユタス渋谷校でも「ミュージカルの歌を歌いたい!」という生徒さんが増えているように思います。
そこで!今日は“ミュージカルの楽曲を歌うときに意識したいこと”をお伝えします♪

今回のテーマは【歌いながら物語を進めよう】です。

ミュージカルには必ず“物語”があります。
音楽が流れている間にもどんどん物語が進んでいくのがミュージカルです。
歌いながら物語を進めていくので、基本的に歌い始める時と歌い終わった時の感情(状態)が全く同じということはないです。

そもそも歌いはじめるときには、
・つらいできごとがあった
・あまりにも幸せ
など、何かきっかけがあるものです。

そして歌中では、
・思い悩む
・葛藤する
などのドラマがあり、、、

歌い終わるときには、
・前を向くと決めた
・無力な自分に気づいた
など、何かしらのゴールがあります。

この“始まりと終わりを意識しておくこと”が大切です。

例えばミュージカル『レ・ミゼラブル』でエポニーヌが歌う”On My Own”を例に考えてみましょう。

始まり:
大切な存在であるマリウスとコゼットが想い合っている姿を目の当たりにし、感情が揺れ動いて歌い始めます。

歌中:
自分にとってマリウスがどのような存在であるかを考えながら幸せな気持ちを思い出したり、自分の置かれている現実に絶望したりと、思いを巡らせます。

終わり:
幸せの世界に縁などないと思いながら、真っ暗な世界でもただマリウスを”愛してる”という気持ちを吐露します。

とてもとても簡単に記しましたが、たった1曲の間でこのように感情が旅をしているのです。

生まれた感情を、音楽の力を借りて何倍にも増幅してお客様に届けるのが、ミュージカルにおける歌の役割だと思います。
その楽曲を歌っている登場人物が、どんな状況で歌い出し、歌う中でどんな旅をして歌い終わりまで辿り着くのか、始まりと終わりを明確に意識しておきましょ✨

そうすることで歌の中での表現についても格段にレベルアップさせることができるはずです。

レッスンでもぜひ思い切って、登場人物の置かれている状況を考えて歌ってみてくださいね😊