こんにちは🌈渋谷のマンツーマンボイストレーニングスクール「ナユタス渋谷校」講師の大黒です！
本日は鼻腔共鳴の必要性とやり方についてお伝えしていきたいと思います✨
【鼻腔共鳴とは？】
ボイストレーニングにおいて、鼻腔共鳴（びくうきょうめい）は非常に重要な要素です。鼻腔共鳴とは、声が鼻の奥、すなわち鼻腔を通ることで響きが生まれる現象を指します。この共鳴を上手に使うことで、声が豊かになり、より響きのある美しい声を出すことができるようになります。声の通りも良くなります。
鼻腔共鳴をうまく使えない場合、声がこもったり、喉に負担がかかったりすることが多く、歌う際に疲れやすくなってしまいます。しかし、鼻腔共鳴をしっかりと活用すれば、声に輝きが生まれ、特に高音域での発声が楽になります。
【なぜ鼻腔共鳴が必要なのか？】
1. 声の響きと明瞭さを高める
鼻腔共鳴を使うことで、声がクリアに響き、遠くまで届きやすくなります。特にマイクなしで歌う際や、演劇、スピーチなどで声を効果的に届けたい場合、鼻腔共鳴は大きな効果を発揮します。
2. 高音域の発声が楽になる
特に高音を出す際、鼻腔共鳴を意識することで、声がスムーズに出やすくなります。鼻腔の共鳴を利用することで、声が詰まることなく、無理なく高音に到達できるようになります。
高い声を出しているときの声帯は後頭部に向かって強く引っ張られているような状態です。いつもよりも、長い状態になった声帯にしっかりと息を当てられるととそのまま鼻腔も響きます。なので鼻腔共鳴と高音発声は切り離せないと言っても過言ではありません。
【鼻腔共鳴のやり方】
鼻腔共鳴を正しく使うには、いくつかのステップがあります。以下の方法でトレーニングを行ってみましょう。
1. 姿勢を正しく保つ
まず、良い姿勢を保つことが重要です。背筋を伸ばし、肩をリラックスさせて深く呼吸をしましょう。姿勢が崩れると、エネルギー源である呼吸の供給が少なくなってしまい共鳴も十分にできません。
2. 鼻から息を吸う練習
鼻腔共鳴を感じるために、まず鼻からゆっくりと息を吸って吐いてみましょう。このとき、鼻の奥がスーっとするような感覚を意識します。これは声を出す際にも大切なポイントです。響く場所=共鳴腔なのでどこに息が流れているのか響く場所を確認していきましょう！
3. ハミング”N〜(ン〜)”の音を使った練習
「んー」という音を出してみましょう。鼻の奥で振動を感じるはずです。この振動が鼻腔共鳴の感覚です。この「んー」という音をしっかりと感じながら、徐々に口を開けて「んーあー」に移行します。このときも、鼻腔に響きが残る感覚を大切にします。
4. 母音で共鳴を感じる
次に、「あ」「い」「う」「え」「お」の母音を使って、鼻腔共鳴を意識しながら声を出します。特に「い」と「う」の発音では、鼻腔共鳴が感じやすいので、何度も練習して響きを確認しましょう。
5. 高音を出す際の意識
高音を出すときこそ、鼻腔共鳴が活きてきます。声が鼻腔を通り、頭の上やおでこの辺りに響いているような感覚を持つと、より自然に高音が出せるようになります。
【まとめ】
鼻腔共鳴は、声を豊かにし、喉に負担をかけずに歌うための大切な要素です。正しい姿勢と発声の練習を通じて、鼻腔共鳴をしっかりと身に付けることができれば、あなたの声はさらに自由で輝きのあるものになるでしょう。
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