こんにちは渋谷のマンツーマンボイストレーニングスクール「ナユタス渋谷校」でボイストレーナーをしておりますゆってぃ☆です!
さぁ今回は高音を後ろから引っこ抜く!?――感覚を論理で捉えるボイトレ思考
というテーマで筆を取らせていただこうかと思います!!早速まいりましょう♪
「高音を出すとき、後ろから引っこ抜かれるような感覚があるんですよね」
これは実際にレッスン中、生徒から出た言葉です。最初は比喩的な表現に聞こえるかもしれませんが、この“感覚”をロジカルに分解していくと、声を楽にコントロールする上で非常に重要なヒントが含まれていることに気づきます。
今回はこの「後ろから引っこ抜く」という感覚が、実際の発声において何を意味しているのか、そしてそれが高音発声にどう関係しているのかを、声帯の動き・共鳴・息の流れという3つの視点から解説します。

1. 声帯の調整と“抜ける”感覚
まず、物理的な高音の発声メカニズムから。
高音を出すためには、声帯は長く・薄く・速く振動する必要があります。その状態を作るために、輪状甲状筋(CT)と呼ばれる筋肉が声帯を引き伸ばし、ピッチが上がります。
このとき、喉や舌の力が入りすぎてしまうと、声帯が自由に動けず、結果として「締まった声」「喉で頑張っている声」になります。逆に、力みが取れた状態で声帯が正しくコントロールされていれば、声はスムーズに上方向へと“抜けて”いきます。
この「抜ける」感覚こそが、“後ろから引っこ抜かれる”という表現につながっていると考えられます。
2. 共鳴腔の方向と声の通り道
声は声帯だけで作られるわけではなく、声帯から出た音は、咽頭腔・口腔・鼻腔といった**共鳴腔(レゾナンス)**を通って音として形成されます。
高音になるほど、共鳴の中心は前方向から上方向・後頭部方向へとシフトしていきます。これを「ヘッドボイス」や「ミックスボイス」といった形で感じる人が多いです。
ここで重要なのが、“響きのイメージ”の方向。
高音を前方(口先)に押し出そうとすると、喉が締まりやすく、音が硬くなります。逆に、後頭部〜頭頂〜空間の上部に向けて響きを広げるように意識すると、喉が開き、自然な共鳴が得られやすくなります。
つまり、「後ろから引っこ抜く」というのは、声の共鳴を物理的に“後ろ・上”方向に感じているという、極めて理にかなった感覚なのです。

3. 息の流れと空間的な意識
もうひとつの要素が、息の流れの方向性です。
歌の発声においては、肺からの息を効率よく声帯に当て、響かせる必要があります。高音域では、息を強く押し出すよりも、細く長く、そして上方向に抜けていく流れを意識することが求められます。
この「上方向」の感覚が、実際には「後ろから上へ」「後頭部を抜けていく」ような感覚として体感されることがあります。
つまり、「後ろから引っこ抜くような感覚」というのは、息の流れと共鳴の方向を一致させ、無理のない音のラインを作るための身体的フィードバックと言えるでしょう。

結論:感覚を信じるために、理論を知る
「後ろから引っこ抜く」という言葉は、いかにも感覚的で曖昧に聞こえます。しかし、そこには声帯調整の脱力感、共鳴の方向性、息の流れの効率化といった、すべての発声理論に共通する要素が含まれている。
歌において最も重要なのは、自分の体で“楽に出せるポイント”を見つけること。そのヒントは、こうした一見曖昧な感覚の中に潜んでいます。
だからこそ、自分の中に湧いた感覚を言葉にしてみる。そして、それがどうしてそう感じるのかを論理的に考えてみる。それが、歌の成長には何よりのトレーニングになるのです。
最後までご愛読いただきありがとうございました!
それではまた!!
ゆってぃ☆
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