こんにちは🌈渋谷のマンツーマンボイストレーニングスクール「ナユタス渋谷校」ボイトレ講師をしています、石田と申します。
ふだん、歌をうまく歌えるようになりたい！カラオケで高得点を出したい！
という生徒さんと多く接していますが、相談の内容の多くは
「高い声を出したい」
「声量をあげたい」
「音程をよくしたい」
など…リズム感について改善したい、という生徒さんにはほとんど出会いません。
ですが、歌ウマにリズム感は絶対に必要です。
特にカラオケ採点では「走る（正確なリズムに対して前のめりになる）」と、大きく減点されてしまいます。
音楽を構成する最も基本的な三要素は「リズム、メロディ、ハーモニー」と言われます。
音程がどんなに正確でも、リズムが甘いともったいないですよ！
■練習方法
歌に必要なリズム感を鍛えるための練習方法はいくつかあります。
1. 音楽の「骨格」を感じ取る（聴き込む練習）
* ドラムやベースに注目して聴く メロディーだけでなく、曲の土台となっているドラムやベースのリズムパートを意識して聴き込みます。
これにより、曲全体の「ノリ」やビートの取り方を把握できます。
歌を歌う前に、まずは原曲を何度も聴いて、歌手がどのタイミングで歌い出しているか、どのようにリズムを取っているかを徹底的に把握しましょう。
2. 基礎的な拍（ビート）のトレーニング
リズム感の基本である表拍と裏拍を感じる練習が非常に重要です。
メトロノームを使った練習 表拍（おもてはく）の練習: メトロノームの音に合わせて「1・2・3・4」と数えながら、音と同時に手拍子（または足踏み）をします。
テンポを速くしてもズレないように練習します。
裏拍（うらはく）の練習: メトロノームの音と反対のタイミング（音と音の間）で手拍子をします。
「1（手拍子）・2（手拍子）・3（手拍子）・4（手拍子）」の「・」の部分で手拍子するイメージです。
最初はゆっくりとしたテンポから始め、慣れてきたら徐々に速めます。
裏拍が正確に取れるようになると、より細かいリズムを正確に刻む力が身につきます。
3. 歌と身体を連動させる練習
曲に合わせて手拍子や足踏みをする
好きな曲に合わせて、表拍や裏拍で手拍子をしたり、体を軽く揺らしたり、足踏みをしたりしてリズムを取ります。
手拍子をしながら歌う 原曲に合わせて、正確に手拍子をしながら歌ってみましょう。
手拍子でリズムの土台を安定させながら歌うことで、ズレを防ぐ意識が高まります。
体を動かしながら歌う 立って歌う際に、軽く体を揺らしたりステップを踏んだりしながら歌うと、声のタイミングが安定しやすくなります。
リズム感が良い人は、自然と体が動いていることが多いです。
4. 歌唱における実践的な練習
歌詞を拍ごとに区切る
歌う曲の歌詞のどの部分がどの拍に当たるのかを楽譜や歌詞カードに書き込み、リズムを明確にして歌います。
リズムの良いシンガーと一緒に歌う 原曲やライブ映像に合わせて一緒に歌い、自分のリズムのズレを認識し、丁寧に修正していきます。
これらのトレーニングは、地道ですが継続することで必ず効果が現れます。
特に裏拍のトレーニングはリズム感を向上させるための鍵となるので、意識して取り組んでみてください。
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