こんにちは!!ナユタス下北沢校です!!🎤
「人前で歌うと声が震えてしまう」「練習では出せていた高音が本番で出ない」――そんな経験、ありませんか?
ボイトレをしていても、本番になると声が安定しない…という方はとても多いです。
実はそれ、技術の問題というより“身体と心の準備不足”によるものなんです。
この記事では、ボイトレ講師の立場から、緊張による声の震えの原因と改善法を徹底解説します。
「どうすれば人前でも落ち着いて歌えるのか」「緊張を味方に変える方法」を知って、自信を持ってステージに立ちましょう!
なぜ緊張すると声が震えるのか?
緊張で声が震えるとき、体の中ではどんなことが起きているのでしょうか?
そのメカニズムを理解することで、対処法もぐっと分かりやすくなります。
① 呼吸が浅くなる(自律神経の影響)
人は緊張すると、交感神経が優位になり、呼吸が浅く・速くなります。
空気が十分に入らないことで声を支える土台(呼気圧)が不安定になり、声帯の振動が揺れてしまうのです。
つまり、声の震え=呼吸サポートの欠如が大きな原因なんです。
② 喉周りの筋肉がこわばる
「うまく歌わなきゃ」「失敗したらどうしよう」という意識が強くなると、喉や首、舌の筋肉に余計な力が入ります。
特に「喉頭挙筋(こうとうきょきん)」が過緊張すると、声帯が引き上げられて不安定になります。
この状態では高音も出にくく、震えが生じやすくなります。
③ 脳が「危険」と判断している
実はステージ上での緊張は、脳が“危険な状況”だと勘違いしている状態。
人前に立つ → たくさんの視線 →「評価される」 →「逃げられない」
という流れで、身体が「戦う or 逃げる」反応(fight or flight)を起こします。
だからこそ、緊張を「悪いこと」と考えるのではなく、身体が真剣に反応しているサインだと捉えることが大切です。
緊張しても声を安定させる身体の使い方
① ブレスサポート(呼吸の支え)を整える
声の安定には「息のコントロール」が欠かせません。
おすすめは腹式呼吸+ロングブレス練習。
4秒で吸って、8秒で吐く。この「倍呼吸」を繰り返すことで、
呼吸筋(横隔膜・腹斜筋・肋間筋)が鍛えられ、声のブレが減っていきます。
ステージ前には、深く吸って吐きながら「ふ〜」と小さく声を出してみましょう。
これだけでも呼吸の安定が生まれ、声の震えが減ります。
② 体の“軸”を意識する
姿勢が前のめりになったり、重心がズレると、息の流れも乱れます。
足の裏の真ん中に重心を置き、膝と肩の力を抜いて“まっすぐ立つ”。
これが自然な「体の軸」を作り、呼吸を安定させます。
③ 「声を外に出す」より「体の中で響かせる」
緊張していると、つい「声を遠くまで飛ばそう」と頑張ってしまいがち。
でも、実は逆。声は体の中で響かせる意識を持つと安定します。
胸や口の中、頭の中に響かせるイメージで出してみましょう。
これがボイトレでいう「共鳴(レゾナンス)」の基本です。
メンタル面からの緊張克服法
① 緊張=悪いことではない
まず大前提として、「緊張する自分はダメ」ではありません。
緊張できるということは、それだけステージや歌に真剣に向き合っている証拠。
上手な人ほど、本番では適度な緊張感を持っています。
② “うまくやろう”ではなく“伝えよう”に意識を変える
「うまく歌おう」と思うと、自分に意識が向きます。
「伝えたい」と思うと、意識が“聴く人”に向きます。
意識のベクトルを変えることで、余計な力が抜け、自然な表現ができるようになります。
③ マインドフルネスで“今”に戻る
緊張が強いときは、「過去の失敗」や「未来の不安」に意識が行っています。
そこで効果的なのがマインドフルネス呼吸法。
「今、自分は息を吸っている」「今、吐いている」
と、呼吸に集中するだけで、意識が“今”に戻ります。
本番前・本番中にできる具体的ルーティン
① 声を出す前にストレッチ
肩を回す、首をゆっくり横に倒す、深呼吸をする。
この3つをするだけで、身体の余計な緊張が解けます。
② ステージに上がったら「空気を吸う時間」を取る
すぐに歌い出さず、1〜2秒でいいので“深呼吸して空気を感じる”時間を取りましょう。
観客や空間を受け止めることで、呼吸が落ち着き、声が出やすくなります。
③ 声が震えても止めない
もし本番中に声が震えても、止めないこと。
震えている=呼吸が浅い証拠なので、途中で“スッと息を吸い直す”だけでリセットできます。
そのまま進めば、意外と聴いている人は気づきません。
ナユタス下北沢校でできる緊張克服トレーニング
ナユタス下北沢校では、声の出し方だけでなく、“人前で歌うための心と体の使い方”までサポートしています。
- 実際のマイクとスピーカーを使ったステージシミュレーション
- 姿勢・重心・呼吸を整える「体幹ボイトレ」
- 緊張を想定したメンタルトレーニング
- 声の安定感を養う「低音〜高音のブレス練習」
「家で練習しても本番で出せない」「緊張で声がこもる」と感じている方は、
実際に声を出しながら体の使い方をチェックするだけで大きく変わります。
講師が一人ひとりの呼吸・姿勢・声質に合わせて調整するので、最短で「安定した声」をつかめます。
まとめ:緊張は“成長のサイン”
緊張は決して悪者ではありません。
それは「あなたが本気で歌を届けたい」と思っている証拠。
大切なのは、緊張に負けない体の準備と、心の整え方を身につけること。
ナユタス下北沢校では、発声・呼吸・メンタルのすべてをバランスよく整えることで、
本番でも安定して自分らしい歌が歌えるようになるレッスンを行っています。
🎤 ナユタス下北沢校からのお知らせ
ナユタス下北沢校では、
声の出し方からステージ表現、緊張対策まで、あなたに合わせたボイトレを行っています。
「本番で震えずに歌いたい」「自分の声にもっと自信を持ちたい」
そんな方はぜひ、無料体験レッスン にお越しください!
一緒に、“あなたの声”が一番輝く瞬間を作っていきましょう🎶

