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【歌詞考察】Mrs. GREEN APPLE「ライラック」|紅白出場で再注目!“痛み”を抱えて進む僕らの青春賛歌

こんにちは!!ナユタス下北沢校です!!🎤🌿

2025年に紅白歌合戦への出場が決定し、ますます注目度が高まっている Mrs. GREEN APPLE
その中でもファンから支持の厚い楽曲が「ライラック」。

紅白出場によってミセスの代表曲が改めて見直されている今、この記事では「ライラック」の歌詞を深掘りしながら、曲に込められた感情・世界観を考察していきます。

まずはこちらのMVをどうぞ👇

▶ Mrs. GREEN APPLE – ライラック(Official Video)


■ 「ライラック」とはどんな曲?

「ライラック」は、 “青春の痛み” と “大人になる苦味” の間で揺れ動く心を描いた、ミセスらしいエモーショナルな一曲。
優しさだけでなく、自分の弱さや孤独までも肯定していくような、深いメッセージが込められています。

紅白出場のニュースとともにSNSで再び話題となり、
「大人になってから聴くと刺さる」「昔より歌詞の意味がわかるようになった」
という声が増えている楽曲のひとつでもあります。


■ 1番歌詞の考察|“不完全さ”から始まる物語

◆ 過ぎてゆく毎日、減っていく寿命

冒頭の “過ぎてゆくんだ今日も / この寿命の通りに” は、若さを失っていく焦りや「時間は戻らない」という切なすぎる現実の描写。

同時に “美しい数字が増えるように” と前向きな表現も添えられ、
ただ悲観するだけではないミセスらしい “光と影のバランス” がここで提示されます。

◆ 思い出は埃をかぶっても輝き続ける

“古いものは棚の奥に / 埃を被ってるのに / 誇りが光って見えるように”
→ 触れなくなった過去でさえ、きっと自分の一部であり、誇りでもある。

青春の記憶が “美化される痛み” が丁寧に描かれています。

◆ 青に似たすっぱい春とライラック

“青に似たすっぱい春” は、爽やかで痛い青春そのもの。
そして “ライラック” はヨーロッパで「再生」「友情」「思い出」を象徴する花。

ここで主人公の「君を待つ」「痛みだす人生単位の傷」という決意が登場し、
恋愛か友情、あるいは人生そのものに向けた想い が交差します。


■ 2番以降の要点考察|影・痛み・敗北感を抱えても前へ

◆ 「影が痛い」「価値なんか無い」──自分を嫌う夜

2番では主人公の “闇” が一気に露わになる。

  • 影が痛い(自分の存在が嫌)
  • 価値なんか無い
  • 希望が嫌い
  • 一人が怖い

この自己否定の連続は、まさに “思春期から大人に差し掛かった心” を象徴。
紅白で幅広い世代に聴かれた今、このパートの共感の声が特に増えています。

◆ 敗北感さえも自分を動かすエネルギーになる

“クソみたいな敗北感さえも僕をつき動かしてる”
→ 失敗や痛みは無駄ではなく、自分の糧になる。

ミセスが紅白出場まで辿り着いた背景にも通じるような、
“逆境の価値” を肯定するメッセージ がここに宿ります。

◆ 雨が降るその後に緑が育つように

ラストの “意味の無い事は無いと信じて進もう” は、まさに曲全体の答え。

苦味が重なりながらも、光が差す──
ミセスが描く「青春の痛み」と「未来への希望」の象徴です。


■ 紅白出場の今だからこそ、響く「ライラック」

2025年、紅白出場が決定したミセス。
彼らの音楽は、若者の心だけでなく、大人になった私たちの “忘れかけた痛み” に寄り添います。

「ライラック」は決して派手な楽曲ではないけれど、
生きることの苦さも、美しさも、全部抱きしめたい人に刺さる曲 です。

紅白で彼らを初めて知る人にも、この曲の魅力が届くはず。


■ もっと深く音楽を味わいたい方へ

歌詞の解釈って、人によって全然違います。
あなた自身の感性で “自分だけの物語” を見つけられると、音楽はもっと面白くなるんです。

もし「歌をもっと深く理解したい」「表現力を伸ばしたい」
そんな気持ちが少しでもあれば、気軽に話しに来てくださいね。

ナユタス下北沢校では、歌詞の解釈や感情表現など、
“音楽の楽しみ方” を一緒に広げるレッスンを行っています。

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