こんにちは!
高田馬場でボイトレとダンスのマンツーマンレッスンを行うNAYUTAS(ナユタス)高田馬場校です。
今回は、2005年に映画化されて以来多くのファンに愛され続けている人気作品「NANA」の主題歌、
中島美嘉さんの『GLAMOROUS SKY』をテーマに、歌い方のポイントと歌詞の意味を丁寧に解説します。
「NANA」ってどんな作品?
「NANA」は矢沢あい先生の名作漫画を原作とし、夢や友情、恋愛に悩みながら成長する二人の“ナナ”の物語。
パンクロックバンドのボーカリスト・大崎ナナと、純粋な少女・小松奈々。
異なる環境で育ちながらも、偶然出会い深い絆を結び、夢や恋愛の葛藤を共有していきます。
2005年の映画化ではそのドラマティックな人間模様と音楽シーンがリアルに映像化され、
主題歌『GLAMOROUS SKY』は作品の象徴的な一曲として今なお根強い人気を誇っています。
2025年7月11日リバイバル上映決定!
実は、今年2025年7月11日より全国の映画館で「NANA」のリバイバル上映が予定されています。
映画公開から20年を超えても色あせない作品の魅力を、まだ観たことがない方も、ファンの方もぜひこの機会にスクリーンで体感してみてください。
音楽と物語が織りなす「NANA」の世界が、再び多くの人の心に響くことでしょう。
『GLAMOROUS SKY』歌詞の意味とストーリーのつながり
この曲は、主人公たちの揺れ動く感情や夢への葛藤を強烈に表現しています。
例えば、
「繰り返す日々に何の意味があるの?」
という歌詞は、現実の困難にぶつかりながらも前に進もうとする心の叫び。
一方で、
「あの星を集めて この胸に飾りたい」
は、理想や希望を胸に抱き、輝き続けたいという願望が込められています。
これらは「NANA」のキャラクターの心情と深くリンクしているので、歌詞を理解して歌うことで感情表現が格段に豊かになります。
歌い方のポイントを詳しく解説
1. 息を多く使ったウィスパーボイスで繊細な感情を演出
曲全体を通して息を多めに含むウィスパーボイスが特徴です。
冒頭の
(V)あ”け放
したま
どにぃ(V)回るら
んぶのDEEP SKY
は無声音がポイント。
「DEEP SKY」の「P」の音は、はっきりとした「プ」ではなく、唇を軽く閉じるだけで「ディーッスカイ」のように無声音で歌うと曲の繊細さが増します。
また、「SKY」の部分は音程がゆっくり下がるので、丁寧に歌いましょう。
2. 伸ばす音は自然にフェードアウト
「仰いでー」「叫んでー」などの伸ばす音は、パッと切るのではなく、だんだんと音が消えていくようにフェードアウトさせると、切なさや儚さが表現できます。
3. ビブラートで感情を揺らす
「眠れないよ~」のパートでは悲しみや焦りが強く出る部分です。
ここにビブラートをかけると感情の揺れが伝わりやすくなります。
苦手な方はドッグブレスや単発ビブラート練習から少しずつ慣れていくのがおすすめです。
4. がなりを入れて泣き叫ぶような表現も◎
中島美嘉さんは時折、がなり気味に感情を込めて歌っています。
特に盛り上がる部分は地声を強めにし、感情の爆発をイメージするとドラマティックになります。
5. 英語の発音とリズムを大切に
曜日のパート(SUNDAY~MONDAY~など)は英語のアクセントがリズムを左右します。
完璧な音程よりも、リズムに乗ることを優先すると歌いやすいです。
まとめ
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息を多く含んだウィスパーボイスで繊細に歌う
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無声音は唇を軽く閉じて「プ」を弱める
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伸ばす音は自然にフェードアウトさせる
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ビブラートで感情の揺れを表現し、がなりも効果的
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英語はリズム重視で歌いやすく
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歌詞の意味を理解し感情を乗せることが大切
今年7月11日のリバイバル上映を機に、「NANA」の世界を改めて楽しみながら、『GLAMOROUS SKY』の歌唱に挑戦してみませんか?
「NANA」は夢に迷いながらも自分らしさを模索し続ける人の心に深く響く作品です。
『GLAMOROUS SKY』はただのロック曲ではなく、登場人物の複雑な感情を歌詞や歌い方で表現する挑戦的な楽曲。
歌詞の意味を理解し、自分の感情とリンクさせて歌うことが上達への近道です。
ボイトレでは息の使い方、無声音のコントロール、ビブラートの習得を中心に、表現力を磨くレッスンを行っています。
高田馬場校のレッスンで、あなたの歌声を一緒に磨きましょう!