こんにちは!
NAYUTAS香川高松校がお送りいたします(^^)/
歌っている時に、
「声がこもって聞こえる」
「何を歌っているのか聞き取りにくい」
「声が前に出ていない気がする」
「録音するとモヤっとした声に聞こえる」
と感じたことはありませんか?
声がこもって聞こえると、音程が合っていても歌全体が
はっきりしない印象になりやすいです。
また、自分ではしっかり歌っているつもりでも、
録音して聞くと声が奥に引っ込んでいるように感じることもあります。
声のこもりは、声質だけで決まるものではありません。
発音、口の開き方、舌やあごの力み、響きの方向、
息の流れなど、いくつかの要素が関係しています。
今回は、声がこもって聞こえる原因と、
家でもできる発音と響きのチェック方法を紹介します。
声がこもって聞こえる原因はひとつではない
声がこもると聞くと、声量が足りないと思う人もいるかもしれません。
しかし、大きな声を出せば必ず解決するわけではありません。
むしろ、無理に大きな声を出そうとして喉やあごに力が入ると、
さらに声がこもって聞こえることもあります。
声がこもって聞こえる時は、次のような原因が考えられます。
• 口の中の動きが小さい
• 舌が固まっている
• あごに力が入っている
• 母音が曖昧になっている
• 子音が弱くなっている
• 声が下や奥に向かっている
• 息の流れが止まりやすい
• 姿勢が丸くなっている
このように、声のこもりは「声が小さいから」だけではなく、
発音や体の使い方とも関係しています。
まず確認したいこと
「大きく歌う」より「はっきり届く」を意識する
声がこもる時に、最初から大きな声を出そうとすると、
喉に力が入りやすくなります。
大切なのは、大きく出すことよりも、
言葉と響きが前に届いているか を確認することです。
たとえば、話し声でも同じです。
大声ではないのに聞き取りやすい人もいれば、
大きな声でも言葉がぼやけて聞こえる人もいます。
歌でも、声量だけではなく、
• 言葉の輪郭
• 母音の明るさ
• 子音の立ち上がり
• 息の流れ
• 口の中の余裕
が整うと、声は聞き取りやすくなります。
チェックポイント1
母音が曖昧になっていないか
歌の言葉は、母音の形によって聞こえ方が大きく変わります。
日本語の母音は、
「あ・い・う・え・お」
が基本です。
この母音が曖昧になると、歌詞がぼやけて聞こえやすくなります。
たとえば、「あ」が浅くなったり、「い」で口元が固まったり、
「う」が奥にこもりすぎたりすると、言葉の輪郭がはっきりしにくくなります。
家でできる母音チェック
まずは、歌詞を使わずに母音だけで声を出してみましょう。
やり方
楽な高さで「あー」と出す
次に「いー」「うー」「えー」「おー」と順番に出す
それぞれの音がこもっていないか確認する
録音して聞き返す
この時、無理に大きな声を出す必要はありません。
小さめの声でも、母音がはっきり聞こえるかを確認しましょう。
チェックするポイント
• 「あ」が暗くなりすぎていないか
• 「い」で口元が固まっていないか
• 「う」が奥に引っ込みすぎていないか
• 「え」が浅くなりすぎていないか
• 「お」が重たくなりすぎていないか
母音が整うと、歌詞全体が聞き取りやすくなります。
チェックポイント2
子音が弱くなっていないか
声がこもって聞こえる時は、子音が弱くなっていることもあります。
子音とは、言葉の始まりを作る音です。
たとえば、
• か
• さ
• た
• な
• は
• ま
• ら
などの最初にある音です。
子音が弱いと、言葉の入りがぼやけて聞こえやすくなります。
特に歌では、メロディに意識が向くことで、言葉の輪郭が曖昧になることがあります。
家でできる子音チェック
歌詞の中から、聞き取りにくい部分を1行だけ選びます。
その部分を、まずメロディなしで読んでみましょう。
やり方
歌詞を1行選ぶ
普通に読む
子音を少し丁寧に読む
リズムに合わせて読む
その後でメロディをつけて歌う
ポイントは、子音を強く言いすぎないことです。
強く発音しすぎると不自然になります。
大切なのは、子音を押し出すことではなく、
言葉の入りを少しだけ丁寧にすること です。
チェックポイント3
舌が固まっていないか
声がこもる原因として、舌の力みもよくあります。
舌が固まると、口の中の空間が狭くなり、声が奥にこもりやすくなります。
また、発音も不明瞭になりやすくなります。
特に、
• 高い音を出そうとする時
• 早口の歌詞を歌う時
• 緊張している時
• 大きな声を出そうとする時
に舌が固まりやすくなります。
家でできる舌のチェック
鏡を見ながら、軽く「あー」と声を出してみましょう。
確認するポイントは、
• 舌が奥に引っ込んでいないか
• 舌に力が入りすぎていないか
• 口の中が狭くなっていないか
• あごが固まっていないか
です。
簡単な練習
「ら・ら・ら」
「た・た・た」
「な・な・な」
を軽く言ってみましょう。
速く言う必要はありません。
舌が動いている感覚を確認するだけで十分です。
その後、歌詞を1フレーズだけ歌ってみると、言葉が出しやすくなることがあります。
チェックポイント4
あごに力が入っていないか
声がこもって聞こえる時は、あごに力が入っている場合もあります。
口を大きく開けようとしすぎて、逆にあごが固まることがあります。
あごが固まると、口の中の動きが不自然になり、発音も響きも重くなりやすいです。
家でできるあごのチェック
歌う前に、軽く口を開け閉めしてみましょう。
その時に、
• あごがガチッと固まっていないか
• 口を開ける時に首まで力が入っていないか
• 下あごを無理に下げすぎていないか
• 口元が緊張していないか
を確認します。
練習方法
口を軽く開ける
「あー」と小さく声を出す
あごを固めずに伸ばす
次に短い歌詞を歌う
口は大きく開ければ良いというわけではありません。
自然に動く範囲で、言葉がはっきり聞こえるかを確認しましょう。
チェックポイント5
声が下に落ちていないか
声がこもって聞こえる時、声の響きが下や奥に落ちていることがあります。
もちろん、響きの感じ方には個人差があります。
ただ、歌っている時に声が喉の奥や胸の中だけにこもっているように
感じる場合は、少し前に届ける意識を持つと変わることがあります。
家でできる響きチェック
軽くハミングをしてみましょう。
やり方
口を閉じる
「んー」と小さく声を出す
鼻の周りや口元に軽い振動を感じる
その感覚のまま「あー」に変える
ハミングの後に母音へつなげることで、声が前に出る感覚をつかみやすくなります。
ポイントは、鼻に無理やりかけることではありません。
力まずに、口元や顔の前に音が集まるような感覚を探してみましょう。
チェックポイント6
姿勢が丸くなっていないか
声のこもりは、姿勢にも影響されます。
背中が丸くなったり、顔が下を向いたりすると、
息の流れが浅くなりやすく、声もこもって聞こえやすくなります。
家で練習する時は、スマートフォンの画面を見ながら下を向いて
歌うことも多いかもしれません。
この姿勢が続くと、首やあごに力が入りやすくなります。
家でできる姿勢チェック
鏡の前に立って、短いフレーズを歌ってみましょう。
確認するポイントは、
• 背中が丸くなっていないか
• 顔が下を向いていないか
• 肩が上がっていないか
• 首が前に出ていないか
• 胸まわりが固まっていないか
です。
姿勢を整えるだけで、声が出しやすく感じる場合があります。
家でできる発音と響きの練習
1. 母音だけで歌う練習 歌詞をすべて母音にして歌う練習です。 たとえば、 「ありがとう」なら 「あいあおう」 のように母音だけにします。 やり方 歌詞を1フレーズ選ぶ 母音だけにする ゆっくり歌う その後で通常の歌詞に戻す 母音が整理されると、歌詞がはっきり聞こえやすくなります。 2. 歌詞を読む練習 歌う前に、歌詞を普通に声に出して読みます。 この時、言葉の意味や区切りを意識しましょう。 やり方 歌詞を1行読む 大切にしたい言葉に印をつける 息を吸う場所を決める その後で歌う 歌詞を読むことで、メロディに流されずに言葉を確認しやすくなります。 3. ハミングから母音につなげる練習 声が奥にこもりやすい人には、ハミングから母音につなげる練習もおすすめです。 やり方 「んー」と軽くハミングする そのまま「あー」に変える 次に「んー」から「えー」に変える 力まずに数回繰り返す ハミングで響きを感じてから母音に移ると、声が前に出る感覚を確認しやすくなります。 4. 録音して聞き取りやすさを確認する 練習したら、短く録音して聞き返してみましょう。 確認するポイントは、 • 歌詞が聞き取りやすいか • 声が奥に引っ込んでいないか • 母音が暗くなりすぎていないか • 語尾が消えていないか • 無理に大きく出していないか です。 録音する範囲は、サビ全部でなくても大丈夫です。 1フレーズだけでも十分確認できます。 10分でできる練習メニュー 忙しい日でも取り入れやすいように、短いメニューにすると続けやすくなります。 10分メニュー 姿勢チェック 1分 ハミング 1分 「あ・い・う・え・お」の母音チェック 2分 歌詞読み 2分 1フレーズを歌う 2分 録音して聞き返す 2分 長時間練習するよりも、確認するポイントを絞ることが大切です。 声がこもる時に避けたいこと 無理に大きな声を出す 声がこもるからといって、無理に大きな声を出すと、喉やあごに力が入りやすくなります。 まずは小さめの声でも、言葉がはっきり聞こえるかを確認しましょう。 口を大きく開けすぎる 口を開けることは大切ですが、大きく開ければ必ず声が明るくなるわけではありません。 あごが固まるほど開けすぎると、逆に歌いにくくなることがあります。 自然に動く範囲で、母音がはっきり聞こえるかを確認しましょう。 何度も通して歌う 声のこもりを直したい時は、1曲を何度も通して歌うより、短いフレーズに分けて練習する方が確認しやすいです。 特に、聞き取りにくい部分だけを取り出して練習すると、改善点が分かりやすくなります。 声がこもって聞こえる原因は、声量だけではありません。 発音、母音、子音、舌やあごの力み、響きの方向、姿勢など、いくつかの要素が関係しています。 家で練習する時は、 • 母音をはっきり確認する • 子音を丁寧に読む • 舌やあごの力みを減らす • ハミングで響きを確認する • 姿勢を整える • 短く録音して聞き返す といった方法がおすすめです。 声がこもると感じた時は、いきなり大きな声を出そうとせず、 まずは 言葉がはっきり届いているか を確認してみましょう。 発音と響きが整うと、歌詞が聞き取りやすくなり、歌全体の印象もクリアになりやすくなります。
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