こんにちは！
ナユタス所沢校 ボイトレ講師の坂口です。
今回は、すぐにできる歌唱テクニックとして、語尾に色をつける表現方法をお話しします！
まず、みなさんは歌の表現方法として何が思い浮かびますか？
カラオケの採点などにある、ビブラートやこぶし、またエッジボイスやウィスパーボイスなどはよく知られていると思います。
しかし、これらのテクニックを曲の中で自然に、そして効果的に使うのはなかなか難しく習得までに時間がかかることも…
そこで、もう少しお手軽にできる表現として、語尾に注目してみましょう。
より意識しやすいのは、語尾を長い音で伸ばすときです。
例えば、カラオケでよく歌われる曲ランキング上位にいつも入っている「残酷な天使のテーゼ」の一番最初の部分ですが、
少年よ神話にな〜れ〜〜〜〜
と伸ばしますよね。
こういう長い音は、”いい声の聴かせどころ”ですので、惜しみなく声を響かせてみましょう！目線は上に、ホールの2階席まで声が届けーーー！と思いながら歌いましょう！
声の焦点を作るだけでも、歌声はガラッと変わります。
それから、そこまでは長くないけれど、少し余裕のある語尾の歌い方は、声にしっぽをつけるように、余韻を意識してみましょう。
例えば、あいみょんの「猫」の冒頭は、
喋るような中低音セクションが続きますが、
1節目 僕は君を手放してしまった の語尾は、手放してしまった… ここに後悔の余韻があります。「た」の音は短いですが、しっぽをつけて、余韻を持たせてあげると、後悔してる感じが出やすいと思います。
これらの語尾の表現については、
歌詞をよく読んで、これは一体どんな気分なのか？喜怒哀楽のどれなのか？誰に向かって歌っているのか？を考えてみるとヒントになると思います！
感情を込めたテクニック、ぜひ試してみてください！
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