こんにちは！
ナユタス所沢校ボイトレ講師の坂口です。
感動的なメロディと心に響く歌詞で、今なお多くの人の心をつかんでいるAIさんの代表曲「Story」。
「大切な人に思いを伝えたい」「披露宴で歌いたい」など、特別なシーンで選ばれることの多いこの曲ですが、実は意外と難易度が高いと感じる方も多いです。
今回は、AIさんのような深みのある響きと感情表現を実現するための、具体的な練習方法や歌い方のポイントを、所沢駅すぐのナユタス所沢校ボイトレ講師：坂口が解説します！
⭐︎Aメロ
この曲を歌うときにまず気をつけたいことは、息が浅くならないようにすることです！
AIさんの歌声は海外の歌手のような深い響きの声を持っています。
歌詞に深みを持たせるためにも、息が浅くならないように気をつけましょう。
ポイントは、マイクを上からかぶりつくように歌うことです。
息の流れは、上顎を沿って上から出します。
鼻が高くなったようなイメージで、鼻の響きも使えるとより良いです。
歌い出しの
「限られた時の中で」の
「か」から、上顎を沿っていく息の出し方を意識しましょう。
「どれだけ」という歌詞が２回繰り返されます。大事な言葉なので、大事に歌ってください。
⭐︎Bメロ
「ずっと閉じ込めてた」の
「ずっと」は「ず＝zu」の子音zを上手く使って、『ず〜っと』 を良い響きで歌えるように工夫してみてください。
zを少し長めに発音するようなイメージを持つと、良いと思います。
そして、
「ずっと／とじ込めてた」の「と／と」の部分は切り替えるように気をつけましょう。
「閉じ込めてた」を言い直すように意識すると、上手く切り替えられます。
「今 私が笑えるのは」の部分は
「いまぁ わたぁし がぁ」
の小さい「ぁ」で書いたところは、
下から上にぐわ〜っとずり上げるようにアタックしてみてください。
AIさんのような、重みのある声の表現に近づけると思います。
⭐︎サビ
「君が私を守るから」の
「まぁもぉるぅから」
ここも、先ほどと同じように、
小さい「ぁ、ぉ、ぅ」の部分で下から上に重みをかけてみてください。
口は縦に、少し大きめに開けた方が歌いやすいです。
サビだけではなく全体的に、
常に口の中にピンポン玉が入っているような口の空間を開けておくことが大切です！
十分な空間のなかで、息は上顎を沿って流れていくイメージを持ってみてください。
サビの最後の
「やさしく照らしてくれる〜」
「る〜」伸ばしたときに、余韻を持たせましょう。
そのままの流れで2番に入ると、2番の入りが歌いやすくなります。
短い間奏なので、気持ちも音楽も途切れないように意識してみてくださいね！
ナユタス所沢校のボイトレコースでは、基礎的な発声や練習方法から、曲を歌うときに使うテクニックまで、生徒さんひとりひとりに合わせた丁寧なレッスンを行っています。
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