こんにちは。ナユタス所沢校講師のMARIKOです。
本日は、『喉のポジション』についてお話しします。
皆さんは、『喉のポジション』や『喉の高さ』『喉頭位置』などの言葉を聞いたことはありますか？
これらを簡単に言うと、『喉仏の位置(高さ)』になります。
実は、この『喉仏の位置(高さ)』によって、
聴こえる声質は大きく変わってきます。
皆さんは歌う時、喉仏の高さはどうなっているでしょうか。
◼️喉仏の位置が低いと
喉仏の位置(以降喉頭位置)が低い状態は、一番分かりやすいのは『あくび』です。
あくびをすると、喉仏がグッと下に下がるのが分かります。
この状態で声を出すと、胸がしっかり響く低い声が出ます。
これが喉頭位置の低い状態です。
◼️喉仏の位置が高いと
喉頭位置が高くなると、分かりやすいのは、可愛らしい女の子のアニメ声、のような感じになります。
千と千尋の神隠しに出てくる青蛙も、喉頭位置が高いです。
舌の形が変わる事で口の中の空間が変わり、
同じ音でも聴こえてくる声は大きく変わります。
イメージが湧きましたか？
◼️歌手はどうしているのか
では、プロの歌手やボイストレーナーはどうしているのでしょう？
実は歌の訓練をしている人達は、歌う時にこの喉頭位置をコントロールしています。
低過ぎても高過ぎても歌いにくいですし、
曲のイメージによって変えたり、部分的に表現の一つとして変えたりしています。
元々喋り声が高い方は高めになりやすいですし、低めの方もいますが、
一番ナチュラルなのは、低音域にいくにつれ下がり、高音域にいくにつれ上がるのが一般的で自然に聴こえます。
音域が大きく変わっているのに喉のポジションが変わっていないと、『なんか声が出しづらい…』という状況が起こります。
また、響きも悪くなるためこもって聞こえたり、迫力が出なかったりなどもします。
そのため、まずは『喉頭位置がどうなっているのか』を確認してみましょう。
◼️喉頭位置の確認
喉仏に軽く手を触れ、あくびをした時に下がる事を確認します。
逆にカエルの鳴き声を真似して、上がっているのを確認します。
これらはどちらも極端な状態なのでPopsの歌でそのまま使うことはほぼ無いのですが、
まずは声質の変化を知るところから始めてみましょう。
◼️歌を歌ってみる
普段よく歌う曲を、あくびをした時のような状態で歌ってみるとどうなるでしょう？
恐らくサビでは、歌いにくく感じると思います。
逆に、カエル声でAメロを歌い始めようとすると歌いにくさを感じる方が多いです。
しかし音域が上がるにつれ、出しやすく感じると思います。
これで、喉頭位置をコントロールすることの重要性が分かりますね。
では、今度は普段通りに歌ってみましょう。
ご自身の喉頭位置が普段から高めなのか、低めなのか。
歌いたい歌手はどのくらいの喉頭位置で歌っていて、自分の歌い方とどのような違いがあるのか。
この時点で感じられる方もいるかもしれません。
ここまできたら、歌いたい歌手の声に合わせて少しコントロールする事ができると思いますが、
もしそれでも『自分がどのような状態で歌っているのかよく分からない…』
『歌いたい歌手のように歌うために、どうするべきなのかが分からない…』という方は、
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