「高い音が出るようになったのに、なぜか歌が“垢抜けない”気がする…」
実はそれ、“発音”が原因かもしれません！
こんにちは！ナユタス所沢校ボイトレ講師の坂口です。
今回は、歌がグッとプロっぽく聴こえるために欠かせない、日本語の「う」「お」「ん」の発音テクニックをご紹介します。
歌の仕上がりを左右する“母音の質”。あなたも今日から「歌声の印象改善トレーニング」、始めてみませんか？
①日常会話と歌では、発音が違う！
日本語の会話だと、言葉の発音はとても浅くなります。
「う」と「お」の区別があまりつかないですし、「ん」は「う」のように聞こえるときも多々あります。
普段、私たちが日本語で言葉を話す時、あまり口が動いていません。
それだけ”省エネ”な喋り方で、喋ることができてしまう言語なのです。
しかし、歌の場合は違います。
口の中にしっかり声を響かせたいので、普段の会話よりももっと口を開ける必要があります！
②「う」「お」の発音を整えるコツ
特に気をつけたいのは、
「う」行と「お」行です。
このふたつは、口の中の空間が狭くなりやすい言葉です。
イメージとしては、
口の中に細長い筒を通して、
そこを息が通って、唇から声が出るような感覚です。
唇は、最後に息が通る大事な場所です、口輪筋を締めて、タコの口をイメージして、支えとして使ってあげます。
その分、口の中は柔らかく、細長い筒を通して空間を開けます。
「う」行、「お」行は語尾やフレーズの最後にとても多く出てきます。例えば、「〜だろう」「〜しよう」「〜くれる」「〜る」「〜を」などなど…
フレーズの最後の音は、目立ってしまうポイントでもあるので、特に要注意です。
③「ん」は“鼻の響き”でミックスボイスに近づけ！
何気なく出てくるのに、意外と難しいのが「ん」の発音です。
気を抜くと、「う」になってしまいがち。
会話ではそれで良いのですが、歌ではNGです！
発声練習でよく使うハミングのときの「ん」を使いましょう。
鼻に響かせた「ん」です！
これは、むしろ「ん」が出てきたら、鼻の響きを使うチャンスが来た！ラッキー！と思ってください。
声をミックスボイスの方に寄せる手助けにもなります。
ハミングの「ん」を強調させずに、良いバランスで一瞬で出すのは、練習と慣れが必要です。「ん」の練習はぜひたくさん行ってくださいね！
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ナユタス所沢校のボイトレコースでは、基礎的な発声や練習方法から、曲を歌うときに使うテクニックまで、生徒さんひとりひとりに合わせた丁寧なレッスンを行っています。
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