RADWIMPSの『前前前世』は、大ヒット映画『君の名は。』の主題歌として話題になった楽曲です。
キャッチーなサビと印象的なメロディの楽曲で、歌詞の意味が気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、RADWIMPS『前前前世』の歌詞の意味を考察していきます。
RADWIMPS『前前前世』の歌詞の意味
映画『君の名は。』は、時空を超えて惹かれ合う少年と少女の物語。
『前前前世』は、その壮大なストーリーと深くリンクし、魂の再会と宿命の出会いを描いています。
そこも踏まえて、楽曲の歌詞の意味を考察してきます！
導入“やっと眼を覚ましたかい”
“やっと眼を覚ましたかい
それなのになぜ眼も合わせやしないんだい？
「遅いよ」と怒る君
これでもやれるだけ飛ばしてきたんだよ
心が体を追い越してきたんだよ”
長い時間がたって、ようやく相手と再会できた喜びから楽曲が始まります。
相手もずっと再会を待っていたようで、「遅いよ」と怒っている様子。
“心が体を追い越してきたんだよ”は、物理的には今ようやく会えたけど、心の中ではずっと「君を想っていた」「先に君を感じていた」という表現です。
楽曲のタイトルや導入から、魂の繋がりや輪廻、運命を思わせます。
喜びと戸惑い“君の髪や瞳だけで～”
“君の髪や瞳だけで胸が痛いよ
同じ時を吸い込んで離したくないよ
遥か昔から知る その声に
生まれてはじめて 何て言えばいい？”
相手の一部を見るだけで、胸が痛いほどに愛おしいと、記憶がよみがえるような感覚です。
同じ空気を吸って、同じ世界で生きているこの瞬間を、手放したくないという強い願いを感じられます。
前前前世からの記憶に刻まれている「君の声」に、再び会えたことに感動し、今世では初めての再会。
なんて表現したらいいか、戸惑いと喜びが混じっています。
キャッチーなサビ
“君の前前前世から僕は
君を探しはじめたよ
そのぶきっちょな笑い方をめがけて
やってきたんだよ”
僕は何度も何度も生まれ変わりながら、君をずっと探し続けてきたという想いの強さが伝わるサビ。
“ぶきっちょな笑い方”は君の個性で、完璧ではない、ちょっと不器用な笑い方が愛おしいという気持ちが込められています。
どんな形でも探す“君が全然全部～”
“君が全然全部なくなって
チリヂリになったって もう迷わない
また1から探しはじめるさ
むしろ０から また宇宙を始めてみようか”
「たとえ君がどんな形でも生まれ変わったとしても」という、姿や形は関係なく、魂での愛が語られています。
「1から探す」は、たとえすべてがリセットされても、「また探し直す」と決めているということ。
さらに、0からという何もないところから世界を創造し直してでも、君と出会いたい。僕の愛は、それほどまでに強くて大きなものだ、ということを表しています。
2番“どっから話すかな～”
“どっから話すかな
君が眠っていた間のストーリー
何億何光年分の物語を語りにきたんだよ
けどいざその姿この眼に映すと”
“君が眠っていた”は、君と再会するまで、君の輪廻転生を待っていた時間。
「どこから話せばいいだろう」と迷うほど、伝えたい想いが溢れています。
でも、いざ会えた瞬間、感情があふれすぎて言葉にならないようです。
奇跡の出逢い“君も知らぬ君と～”
“君も知らぬ君とジャレて 戯れたいよ
君の消えぬ痛みまで愛してみたいよ
銀河何個分かの 果てに出逢えた
その手を隠さずに どう握ったらならいい？”
“君も知らぬ君”は、前前前世の記憶のない君、あるいは君自身がまだ気づいていない魅力かもしれません。
痛みも含めて君を愛すという、深い愛が込められていますね。
“銀河何個分かの果て”から奇跡的な再会で、やっとたどり着いたことが分かります。
また、“どう握ったらならいい？”から、相手を傷つけないように、大切にしたいという慎重さと誠実さが伝わります。
奇跡を感じられる出会いから、まさに『君の名は。』のふたりの再会を感じられます。
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RADWIMPSの『前前前世』は、アップテンポなリズムと早口の歌詞が特徴的な楽曲。
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