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スピッツ『ロビンソン』の歌詞の意味を解説!ノスタルジックな楽曲 [所沢のボイトレ教室]ナユタス所沢校

1995年にリリースされ、大ヒットを記録したスピッツの『ロビンソン』。
軽やかなメロディと浮遊感のある歌声が印象的な楽曲ですが、歌詞の意味が気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、『ロビンソン』の歌詞の意味を丁寧に解説していきます。

スピッツ『ロビンソン』の歌詞の意味を解説

『ロビンソン』の歌詞は、分かりやすいストーリーが描かれているわけではありません。
しかし、断片的な情景と言葉の選び方から、胸の奥にしまっている思い出や感情が呼び起こされるような力があります。
歌詞をパートごとに分けて、その意味を解説していきます。

導入“新しい季節は~”

“新しい季節は
なぜかせつない日々で
河原の道を自転車で
走る君を追いかけた”

“新しい季節”は、春の訪れのように感じます。春は新しい出会い、別れもある節目の季節。
河原の道を自転車で走る様子は、ノスタルジックに感じる描写です。
恋人か、あるいは淡い憧れのような存在「君」を追いかけた過去の記憶が、映像のように鮮明に浮かんでいるようです。

過去を背負う“思い出のレコードと~”

“思い出のレコードと
大げさなエピソードを
疲れた肩にぶらさげて
しかめつら まぶしそうに”

「レコード」は過去を表現し、「大げさなエピソード」は、若い頃に大切だと思っていた些細な出来事や、今思えば笑えるような出来事を指していると考えられます。
これらを“疲れた肩にぶらさげて”は、「過去を背負って生きること」への静かな覚悟や重みでしょうか。
そんな主人公が、まっすぐ前を向こうとしている姿でもあり、眩しい未来を見つめようとしている様子ともとれます。

日常の幸福“同じセリフ~”

“同じセリフ 同じ時
思わず口にするような
ありふれたこの魔法で
つくり上げたよ”

ふたりが思わず同じことを口にしてしまう、心が通い合っている様子が描かれています。
恋人や大切な人と過ごすうちに、ふとした瞬間に心や言葉が重なる。そんな偶然に見える奇跡を喜んでいるようです。
“ありふれた”と言いつつ、それが“魔法”だと表現されているのが絶妙なフレーズ。
日常の中にあるささやかな幸福、笑い合ったり、同じ言葉を言ったりということが、何よりもかけがえのない魔法なんだと気づかされます。

サビ“誰も触れない~”

“誰も触れない 二人だけの国
君の手を離さぬように
大きな力で 空に浮かべたら
ルララ 宇宙の風に乗る”

ここでは“二人だけの国”を、まるでバルーンや星のように空へ浮かべる比喩が使われています。
儚い夢や想像の世界ではなく、「君と一緒にずっといたい」という強く優しい願いを表しています。
“ルララ”という言葉には、意味よりも響きで感情が込められていて、理屈では語れない幸福感や心の自由を象徴しているようです。
“宇宙の風に乗る”は、常識や重力を超えた愛や自由のメタファーで、「現実を超えて、どこまでも一緒に行こう」という想いが感じられます。

猫=主人公“片隅に捨てられて~”

“片隅に捨てられて
呼吸をやめない猫も
どこか似ている
抱き上げて 無理やりに頬よせるよ”

ここでの猫は、孤独・忘れられた存在・でもまだ生きている、弱くも強い命を象徴しています。
“どこか似ている”のは、主人公自身のことかもしれません。
社会や人間関係のなかで取り残されたような感覚、でもまだ生きようとしている、そんな心の孤独や葛藤が、猫の姿に投影されています。
猫に自分を重ねながら、自分自身を「無理やりでも愛してあげたい」という想いを感じます。

心の変化“いつもの交差点で~”

“いつもの交差点で
見上げた丸い窓は
うす汚れてる
ぎりぎりの 三日月も僕を見てた”

かつては綺麗に見えていた風景が、今は少し曇って見える、心情の変化も感じ取れます。
“ぎりぎりの三日月”は、満ちていない弱々しい光ですが、それでもちゃんと輝いているようです。
そんな月が“僕を見てた”とあることで、不完全な自分を見守ってくれている存在として月が描かれています。

驚きの再会“待ちぶせた~”

“待ちぶせた夢のほとり
驚いた君の瞳
そして僕ら今ここで
生まれ変わるよ”

夢は願いや希望、かつての約束で、その境界(ほとり)で待っていた主人公。
“驚いた君の瞳”から、思いがけない再会、もしくは心が通じた瞬間の感動が感じられます。
“生まれ変わるよ”は、過去の傷や孤独、未完成だった関係、すれ違い、あるいは自分自身の弱さや諦めをすべて受け入れて、ここからまた始めるという宣言のようです。

『ロビンソン』を歌うならナユタス所沢校

スピッツの『ロビンソン』は、柔らかく伸びやかなメロディと、切なくも温かな歌詞が魅力の楽曲です。
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