こんにちは!
ナユタス所沢校ボイトレ講師の坂口です。
今回は、スキマスイッチさんの「雫」の歌い方を解説します。
「雫」は、スキマスイッチがソロ活動からユニットとして再始動した2009年にリリースされました。TVアニメ「獣の奏者エリン」の主題歌として有名です。
アニメの世界観に合った民族音楽のような曲調で、歌詞の内容は暗めですが、ボーカルは力強く、希望を感じさせるような歌唱が印象的です。
音域としては、低すぎず、高すぎず、男声にはとても歌いやすい曲だと思いますので、おすすめです。
それでは、歌い方のポイントを見ていきましょう。
歌い出しのサビ
サビからスタートです。
前奏のリズミカルな感じが、個人的にはすごく好きなのですが、入り方がちょっと難しいかもしれないので、ここはしっかり耳で聴いて覚えましょう。
民族音楽のようなリズム感をぜひ感じて歌って欲しいのですが、特に強調したいのは、
せっ↑な〜かにあった
つっ↑ば〜さは〜
きっ↑み〜とともに
なっ↑く〜した
この部分です。
大袈裟に書いていますが、ここのリズムが全て共通していますので、それを分かって歌うだけでも、この曲の緊張感が表現できます。
Aメロ
歌い出しのサビより、トーンダウンします。
歌詞は、
「月が丘を行く 夜光虫を引き連れて」
というように、まるで物語を読むような、情景描写から始まり、
「君がいないなら僕の朝はもうやってこない」と自分のことを歌うので、日記のような内容になっています。
歌詞を語るように歌うと、よりAメロの雰囲気が伝わると思います。
Bメロ
Aメロより少しテンションが上がります。
サビに向けて、だんだんと盛り上がっていきます。
Bメロ最後の
「未来の向こうへ行くため」で最後伸ばしますが、次のサビへ向かおうと前進する気持ちで伸ばしましょう。
そして再びサビへと戻ってきます。
曲の中の「焦燥感」
私は、この曲の背後には常に、まるで何かと戦っているような「焦燥感」が感じられます。
主人公の「僕」は、「君」を失くしてしまい、「君」を取り戻したいと願っている。けれど、何もできずに1日が終わっていく。
そんな現状に焦っていて、どうしようかともがいている、そんな歌詞ですよね。
でも、主人公はこれを悲観するだけじゃなくて、強い意志でどうにかしなきゃと思っているのだと思います。
だから、ボーカルが、歌詞の暗さに反して力強く歌っているのですね。
そして、ラストのサビでガラッと世界観が変わります。
「突然夜が弾けた…」のところですね。
ここで一気に光が入ってきて、希望が現れてくるという曲の作りになっています。
「僕」と「君」は一体誰なのか、など、いろんな解釈ができると思います。
ぜひ参考にして、歌ってみてください!
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