歌の基本は“呼吸”です。特に声量を安定して出せるようになるためには、腹式呼吸(横隔膜呼吸)をしっかり身につけることが重要です。
本記事では、腹式呼吸の仕組みや効果、具体的なトレーニング法を初心者にも分かりやすく解説します。
練習メニュー付きなので、今日から取り入れてみましょう。
もくじ
腹式呼吸とは何か?
腹式呼吸とは、息を吸うときに横隔膜が下がり、お腹が前に膨らむ呼吸法です。
胸だけで行う胸式呼吸に比べ、肺の下部まで空気を取り込むことができるため、声を安定させるために必要な息の量を確保できます。
歌における腹式呼吸の主なメリットは次の通りです。
- 声量が安定する
- 長いフレーズを歌いやすくなる
- 喉に力が入らず、疲れにくい発声ができる
これらは、歌だけでなく日常生活の会話にも活きるポイントです。
声に自信がない人でも、腹式呼吸をマスターすれば声が通りやすくなり、表現力が豊かになります。
腹式呼吸の基本的なやり方
- 背筋を伸ばして立つか椅子に座る。肩の力は抜き、顎は軽く引く。
- 片手を胸に、もう片方をお腹(へそのあたり)に置く。
- 鼻からゆっくり吸い、お腹が前に膨らむのを感じる。胸はあまり動かさない。
- 口からゆっくり吐き、お腹をへこませながら息を完全に吐き切る。
ポイントとして、肩が上がったり胸だけが動いたりすると胸式呼吸になってしまうので、手でお腹の動きを確認しながら練習してください。
初心者向けトレーニング(ステップ別)
A. 呼吸感覚の習得(1日3〜5分)
腹に手を当て、鼻で4カウント吸い、8カウントでゆっくり吐きます。
吸うときはお腹を膨らませ、吐くときはお腹をへこませる。
このリズムを守ることで、息を長くコントロールする感覚が身につきます。
B. リップトリル(唇を震わせる運動)(5分)
唇を軽く閉じて息を吐きながら震わせます(『ぶるる』という音)。
これにより、息の圧力をコントロールしやすくなり、喉に力を入れずに声を出す練習になります。
C. スローススケール(音程と持続の練習)(10分)
低めの音から3音ずつ半音ずつ上がるスケールを、1音あたり8カウントでゆっくり行います。
息を一定に保つことを意識することで、フレーズごとの息の流れをコントロールできるようになります。
D. ストローボイス(ストロー発声)(5分)
ストローを口にくわえ、唇はリラックスしたまま声を出します。
ストローを通すことで気流が安定し、喉への負担を減らせるため、声量を上げつつ喉を守ることができます。
※1セット合計は20〜25分を目安に。無理のない範囲で回数を重ねることが大切です。
日常でできる腹式呼吸のコツ
- 姿勢を意識する:猫背だと横隔膜が動きにくくなります。胸を開き肩の力を抜くことを習慣にしましょう。
- 深呼吸の習慣化:日常生活で意識的に腹式呼吸を行うだけでも効果があります。
- 水分補給:声帯を乾燥から守るためにこまめな水分補給を心がけましょう。
よくある間違いと対処法
- 肩が上がる:吸うときに肩ではなく腹を意識する。手を当てて確認。
- 息が短い:吐くときに腹をゆっくりへこませ、4:8から徐々に4:10に延ばす。
- 喉に力が入る:息の流れで声を作ることを意識し、喉はリラックス。
痛みや強い違和感がある場合は練習を中止し、必要であれば専門家に相談してください。
4週間プログラムでの実践例
- 週1〜2回:各トレーニングを15〜20分。フォーム確認中心。
- 週3回以上:20〜30分の練習でリップトリル、ストロー発声、スロースケールを組み合わせる。
- 4週間後のチェック:長いフレーズを楽に歌えるか、声の疲れが軽減しているかを確認。
レッスンでの活用
NAYUTAS豊橋校では、生徒一人ひとりの体の使い方に合わせて腹式呼吸のクセを修正します。
鏡やタッチングを用いて横隔膜の動きを確認し、正しい発声フォームを習得していきます。
まとめ
声量アップには、正しい腹式呼吸と継続的なトレーニングが不可欠です。
1日10〜20分でも良いので、紹介した練習法を続けてください。息の流れが安定すれば、声が通りやすくなり、歌う楽しさもさらに広がります。
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