人間の耳は、おおよそ20Hzから20,000Hzの周波数帯の音を聴くことができます
しかし、年齢と共にこの範囲、特に高周波数(高音)の音が徐々に聞き取りにくくなっていきます
これは「老人性難聴(加齢性難聴)」と呼ばれる現象で、多くの人に共通する生理的変化です
その主な原因は、内耳にある「有毛細胞(ゆうもうさいぼう)」と呼ばれる感覚細胞の損傷や劣化です
これらの細胞は特定の周波数の音に反応する構造をしており、特に高周波を感知する細胞は繊細で、加齢や騒音、血流の低下などの影響を受けやすくなります
そのため、まずは15,000Hz以上、次第に12,000Hz、10,000Hz…と、聞こえる上限の周波数が下がっていくのです
たとえば、若い頃には虫の鳴き声や電子機器の高音(モスキート音)が聞こえていた人も、40代以降ではそれらが徐々に聞こえなくなることがあります
高音域の子どもの声や電子音が聞きづらくなるのもその一例です
ただし、この変化のスピードや程度には個人差があります
生活環境、職業、耳の使い方、遺伝的要素なども関与します
従って、定期的な聴力検査や耳の健康管理がとても大切ですね♬
—
無料体験のお申し込みはこちら
—
SNSのフォローもお願いします