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なぜ、歌のレッスンは立って行うのか -その理由と効果|ナユタス 豊中校


忘れられないLive【番外編】ボーカルライブ-1度だけの願い-

 

歌のレッスンでは、多くの場合「立って歌う」ことが基本とされています

これは単なる慣習ではなく、理にかなった理由があります

歌は声だけでなく、体全体を使って表現する“全身芸術”だからです

 

まず、呼吸の観点から見てみましょう

歌う際に重要なのは「腹式呼吸」です

これは、胸ではなくお腹(正確には横隔膜)を使って空気を出し入れする方法で、より安定した長いフレーズを無理なく歌うために不可欠です

立った姿勢では、背筋が自然に伸び、胸が開いて肺がしっかりと膨らみます

その結果、横隔膜の上下運動もスムーズになり、深く安定した呼吸がしやすくなるのです

 

次に、発声と姿勢の関係についてです

発声は、喉だけの作業ではありません

声帯の振動によって生まれた声を、体の各部位——胸腔、鼻腔、口腔など——を使って響かせ、共鳴させて音として外に届けます

立位ではこれらの“共鳴空間”が理想的に開き、声の通りや響きが自然と良くなります

また、身体表現や演奏への集中力という点でも立っている方が効果的です

 

歌うという行為は一種のパフォーマンスであり、感情を込めたり、身体でリズムを取ったり、視線やジェスチャーで観客とコミュニケーションを取ったりします。立位であれば、体を自由に動かせるため、こうした表現の幅が広がります

もちろん、場合によっては座ってレッスンを行うこともあります

たとえば、身体的な理由がある人や、集中すべき細部の技術指導においては、座位の方が適していることもあります

しかし、基本的には立って歌うことが、歌唱力の向上にとって最も効果的な方法であると言えるでしょう♬


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