AKB48グループの衣装総責任者として知られる茅野しのぶさんが、初の著書『アイドル衣装のひみつ~カワイイの方程式~』を刊行しました
彼女はこれまで約4万着の衣装を手がけ、AKB48とともにその歴史を歩んできました
AKB48の魅力は、秋葉原劇場を拠点にファンと直接向き合い、試行錯誤を繰り返しながら成長していくスタイルにあります
茅野さんもその現場で、総支配人や劇場支配人として多岐にわたる役割を担いました
なかでも総選挙の際は予想外の選抜メンバーに対応するため、短時間で衣装を準備するという舞台裏のドラマもあったと語ります
衣装制作において茅野さんは、「無難に作らない」「全員の意見をまとめすぎない」という信条を持ちます
バラバラな意見から飛び抜けたアイデアを拾い上げることで、印象的な衣装が生まれると考えているのです
ただし、全員が納得する衣装を作ることは難しく、重要なのはSNSなどで話題にあがること
その注目度こそが、衣装の成功を示す指標だと話します
彼女はファン、メンバー、プロデューサーそれぞれのニーズを考慮し、ライブではファンが「推しがかわいい」と思える衣装を、メンバーには着心地や個性を引き出すデザインを重視
また、=LOVEなどの女性ファンをターゲットにしたグループには別のアプローチで衣装制作を行っています
一方で全盛期の多忙さと自己否定感から一度は仕事を離れますが、海外を旅する中でAKB48への情熱を再確認
10日で現場に戻り、「一人でやらない」と決めてオサレカンパニーを立ち上げました
現在はアイドル衣装だけでなく、学校や医療現場の制服など幅広くプロデュース
制服を通じて自己肯定感を育みたいという思いで、今も多くの現場に関わり続けています
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