こんにちは！ナユタス月島校です🌕🎶
今日は日曜日ですね！
日曜日といえば…そう、「ONE PIECE」📺✨
（唐突ですみません。でも、わかってくれる方も多いはず！）
私自身、ONE PIECEど真ん中世代（年齢がバレそうですが…笑）ということもあって、毎週毎週アニメをチェックしています。
中でも今放送中のエッグヘッド編、バーソロミュー・くまとジュエリー・ボニーの親子の物語に、心を揺さぶられた方も多いのではないでしょうか。
そして、そんな物語とリンクするように流れる主題歌「天使と悪魔」（GRe4N BOYZ）。
オープニングのたびに、くまとボニーを重ねて聴いてしまい、泣きそうになりながら本編を観る…そんな日が続いています。
この曲には、“想いを伝えたいのに伝えられない”父と娘のすれ違いと再会のようなストーリーが、まるで重なり合うように描かれています。
今回は、その『天使と悪魔』の歌詞を「くまとボニーの視点」で読み解いていく、前後編の歌詞考察ブログです。まずは前編をどうぞ。
夜明けの向こう 話したいこと、たくさんあるんだ
夜明けの向こう 話したいことたくさんあるんだ
愛こめた 手紙に書ききれない想いだ
この一節を聴いた時、真っ先に思い浮かんだのは、
くまが海へ出る前、ボニーへ定期的に送っていた手紙の描写でした。
くまはこう語っています。
「時間のある限り伝え続ける。おれはボニーを愛してる。あと一年で一生分の想いを綴るつもりだ」
病気の娘を救うため、自らの自我を失うとわかっていても、それでも伝えたい想いがあった。
一通や二通では足りない。
「一生分の愛を、手紙にして届けよう」と決意した父の姿がそこにありました。
でもそれでも、伝えきれなかった。
それが「手紙に書ききれない想いだ」という一行に、重なるのです。
そして数年後の再会。
目の前にいたのは、自我を失い、ただ兵器として存在する“父の姿”でした。
「夜明けの向こうで、話したいことがたくさんある」——
それは、ようやく会えた今だからこそ、もう話せないという現実を突きつける言葉でもあります。
くまが残すしかなかった「愛」のかたち
続くこの歌詞に、くまという男の人生そのものが重なります。
想いだけ 想いだけ 渡しあえたら もう命は
くまは自分の命よりも、想いを届けることを優先しました。
言葉が届かないなら、行動で示すしかない。
「自分の命などもういらない。想いだけが届けばいい」
そんな強くて静かな覚悟が、この一行ににじみ出ています。
何も語れなくなっても、くまは最後まで“父”であり続けました。
再会できたのに、もう父とは話せない
ボニーの視点に立つと、この物語はさらに胸を打ちます。
ようやく辿り着いた父との再会。 けれどそこにいたのは、“記憶のない”バーソロミュー・くま。
どれだけ話しかけても、返事はない。 どれだけ想いをぶつけても、届かない。
「戦いが終わった後に残るのは、自我のない父親」
この状況は、どれほど残酷だったことでしょう。
「話したいこと、たくさんあるんだ」 その気持ちは、ボニーにとっても同じだったはずです。
💠父の記憶装置に触れて知った「愛の記録」
くまが残した“記憶の泡”に触れ、ボニーはようやく真実を知ります。
父はずっと、自分を想っていた。
自由も人格も、自分のために差し出していた。
感情を見せず、ただ遠くに行ってしまった“冷たい父”ではなかった。
むしろ、「あたたかすぎるほどの愛」で守ってくれていたのだと、ようやく知るのです。
🪶「天使と悪魔」の意味は誰か？
私はどう見えてるの？ それが天使か悪魔か
この一節もまた、くまの目を通して見ると切ないものがあります。
ボニーは、天竜人による支配の象徴として、残酷な環境で生まれてきた存在。
“善”と“悪”の間にある苦しみのなかで、 くまはボニーを無条件で愛し、守り抜こうとした。
「たとえ周りが何と言おうと、お前は天使だ」
そんな気持ちが、歌詞に込められているようにも感じます。
💫命よりも「想い」を大切にした親子の物語
言葉にならない想いは いつか涙になるよ
父・くまの“伝えたかった想い”と、 娘・ボニーの“知りたかった真実”が、 言葉にはならなかったけれど、涙として繋がった。
それが、このエッグヘッド編の親子の物語だったのではないでしょうか。
そして『天使と悪魔』という楽曲が、まるでくまとボニーの人生そのものを代弁しているかのように、寄り添ってくれています。
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