「ダンスはちょっと難しそう…」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、近年、ダンスが子どもたちの習い事として定着し始めています。実は、その背景には学校教育でのダンス必修化や、音楽シーンの活発化など、さまざまな要因があるのです。中でも注目なのが、J-POPダンスです。
本記事では、小学生がハマりやすい理由や、簡単な振り付けの例、実際に習い事として人気を集める最新事情などを、データや最新トピックを織り交ぜながらわかりやすく解説します。お子さんに「ダンスをやってみたい!」と言われた方も、これを読めばきっと一歩踏み出すきっかけになるはずです。
1. 小学生にとってのJ-POPダンスの魅力
1-1. 学校教育でのダンス必修化
日本では、2012年度から中学校の保健体育でダンスが必修化されました。これを受けてダンス指導が行われる機会が増え、小学生のうちからダンスに触れる子どもも年々増えています。文部科学省の調査(※1)によると、ダンスが必修化された初年度には「ダンス経験のない教員」や「ダンス未経験の生徒」が多かったにもかかわらず、数年後には学校側も指導ノウハウを蓄積し、子どもたちのダンスに対する意欲や理解度が高まったというデータがあります。結果としてダンスがより身近になり、クラブ活動や習い事として取り入れる子どもも増えているのです。
1-2. J-POPとの親和性が高い
クラシックバレエやヒップホップなどのダンスも魅力的ですが、小学生にはJ-POPというなじみのある音楽ジャンルがとりわけ人気。テレビやYouTube、音楽番組などで日常的に耳にしている曲で踊るので、曲や歌詞のイメージがしやすく、振り付けを覚えるモチベーションも高まりやすいのです。また、最近はSNSなどで振り付け動画が拡散されやすく、「あのアイドルが踊っているダンスを真似したい!」という気持ちが湧きやすいのも特徴です。
1-3. 楽しく体を動かせる
文部科学省が行った小中学生の体力・運動能力調査(※2)では、現代の子どもたちは運動不足傾向にあることが指摘されています。そんな中、J-POPダンスは「楽しみながら体を動かす」ことができる点が大きな魅力。好きな曲に合わせてリズムを取り、軽快に体を動かしていると、自然と身体面・精神面に良い影響が期待できます。
2. 小学生がハマる理由:SNSとメディアが後押し
2-1. YouTubeやTikTokなどのSNS
最近の小学生は、情報源としてYouTubeやTikTokなどのSNSを活用することが多くなっています。ダンス動画をアップする子どもたちや、アイドルグループの振り付けを丁寧に解説している動画が多数あり、子どもたちはそこから楽しみながら振り付けを学ぶことが可能です。さらに、踊れた成果を自分でSNSに投稿することでモチベーションを高める子も増えています。
2-2. ドラマやアニメの主題歌ダンス
子どもに人気のドラマ・アニメで使われている主題歌やエンディング曲も、J-POPアーティストの曲が採用されるケースが増えています。キャラクターが踊る映像やアイドルがコラボする企画などを観て、「自分も同じ曲で踊ってみたい!」と感じるお子さんは多いでしょう。実際に振り付け動画が番組内やSNSで公開されることも珍しくなく、子どもにとっては真似しやすい教材となっています。
3. 小学生でもできる!簡単J-POP振り付けのポイント
ここからは、これからJ-POPダンスを始めたい小学生でも比較的取り組みやすい「簡単振り付けのポイント」や、その一例をご紹介します。振り付けの難易度は幅広いですが、まずは**「音に合わせて体を動かす楽しさ」**にフォーカスしましょう。
3-1. サビ部分から覚える
J-POPの曲には「サビ」と呼ばれる一番盛り上がる部分が存在します。ダンスでもこのサビ部分の振り付けは、楽曲の印象を決める重要なポイントです。最初からフルで覚えようとせず、サビ部分だけを繰り返し練習してみると、曲の盛り上がりに合わせて踊る楽しさを味わいやすいです。
- サビが耳に残りやすい曲を選ぶ
- 同じフレーズやステップが繰り返されるものを選ぶと覚えやすい
3-2. 足元のステップから始める
手の動きや上半身の振りは意外と複雑に感じるもの。初心者のお子さんには、足元のステップから先に覚えるやり方がおすすめです。足の動きがある程度固まったら、少しずつ上半身の動きを加えていくと、よりスムーズに振り付けが定着します。
- まずは「右足・左足」をしっかり覚える
- ステップに慣れたら腕の動きを取り入れる
- 覚えた部分を小節ごとに繰り返す
3-3. 曲のリズムをしっかりとる
ダンスが上手に見えるかどうかは、リズム感に大きく左右されます。曲を聴きながら「1・2・3・4」と拍を数えたり、手拍子でリズムを取ったりするだけでも、振り付けが流れやすくなります。好きな曲の歌詞に合わせてステップを踏むのも、リズム感をつかむうえで効果的です。
4. おすすめの簡単J-POP振り付け3選
ここでは、具体的なアーティストや曲名には言及しませんが、小学生にも人気の定番J-POP曲や子どもが踊りやすいポイントを押さえた3つの振り付けタイプをご紹介します。
4-1. 手振り中心で覚えやすい「アイドル系振り付け」
アイドルグループの曲の多くは、手の動きや腕の振りが中心になっていることが多いです。「手を左右に振る」「ハートマークを作る」「頭上で手拍子をする」といった簡単なアクションが盛り込まれているので、リズムに乗りやすく、初心者でも挑戦しやすいでしょう。
- ポイント:サビでみんなが真似しやすい決めポーズがある場合が多い
4-2. ポップで楽しい「ユニゾンステップ」
J-POPバンド系やポップス系の曲は、**全員が同じステップを揃えて踊る「ユニゾン」**が楽しい魅力。左右ステップや前後ステップ、スキップなど、一見すると単純な動きの組み合わせですが、全員が揃えると一体感があります。友達と一緒に練習するとさらに盛り上がるはずです。
- ポイント:同じ動きを繰り返すので覚えやすい、カウントに合わせやすい
4-3. 上半身の動きで魅せる「クール系ダンス」
少しレベルが上がるものの、上半身のアイソレーション(肩や胸を独立して動かす)などを取り入れたクール系の振り付けは、小学生から「カッコいい!」と人気を集めています。曲自体もビートがしっかりしているので、リズムを感じながらかっこよく見せやすいのがメリット。
- ポイント:肩と胸の動きを部分的に練習する、ゆっくりカウントを取りながら覚える
5. 習い事としてのJ-POPダンス教室:メリットと最新動向
5-1. 社会性・協調性が育つ
学校教育のダンス必修化でも注目されているように、ダンスにはコミュニケーション能力や協調性を育む効果が期待できます。特にダンス教室では、グループで練習したり発表会に向けてチームで準備を進めたりすることが多く、自然と他の子と協力するスキルが身に付くのです。発表会で自分を表現することで、自己肯定感を高める経験にもつながります。
5-2. 教室選びのポイント
- 講師の指導方針
子どものレベルや性格に合わせて丁寧に教えてくれる講師かどうか、体験レッスンや口コミを確認してみましょう。 - 立地・スケジュール
学校や自宅から通いやすいかどうか、時間帯は無理がないかなど、通い続けられる環境が整っていると安心です。 - レッスン内容の多様性
J-POPだけでなく、ヒップホップやジャズ、バレエなど、複数のジャンルを学べる教室であれば、子どもの興味が広がる可能性があります。
5-3. 発表会やイベントで成長の機会
多くのダンス教室では、年に1回以上の発表会やイベントを開催しています。J-POPダンスの振り付けを舞台で披露することで、目標ができて練習にも力が入り、成功したときの達成感もひとしおです。また、観客の前でパフォーマンスをする経験は、人前での緊張感に慣れる良い機会になり、自信につながります。
6. 最新トピック:オンラインレッスンの増加
近年、コロナ禍の影響もあり、オンラインで受講できるダンスレッスンが増えてきました。子どもの習い事の選択肢としても、映像を見ながら自宅で練習できるため、忙しい家庭にとって魅力的な選択肢になっています。オンラインレッスンの魅力としては、以下のような点が挙げられます。
- 時間を有効活用できる
移動時間がかからないので、宿題やほかの習い事との両立がしやすい - 録画機能を使って復習できる
先生の動きを何度でも見返せるので、振り付けをしっかり覚えやすい
ただし、直接先生にフォームを直してもらう機会が少なくなるため、オンラインでも適宜フィードバックを受けられるレッスン形態かを確認するのがポイントです。
7. まとめ:J-POPダンスで楽しく成長しよう
J-POPダンスは、小学生が楽しみながら体を動かし、表現力やリズム感を身に付けられる習い事として、いま大きな注目を集めています。好きな曲に合わせて踊ることで、自然とモチベーションが高まり、さらにはSNSやイベントを通じて達成感やコミュニケーション能力の育成も期待できます。
- 小学生がハマる理由
- 学校教育でのダンス必修化でダンスが身近に
- YouTubeやTikTokで振り付けを学びやすい
- テレビやアニメの主題歌で踊りたくなるきっかけが多い
- 簡単振り付けまとめ:サビから・足元から・リズム重視
- サビを重点的に覚える
- 足元のステップを押さえたら手振りを加える
- リズムをしっかり刻むことでダンスが安定
- 習い事としてのメリット
- 協調性やコミュニケーション力の向上
- 発表会やイベントで大きく成長
- オンラインレッスンで時間や場所の制約をカバー
最後に、文部科学省のデータや各種調査報告(※1,2)を見ても、子どもがダンスに触れる機会は確実に増えています。ダンス教室の講師陣も、子どもの習熟度や性格に合わせた指導法を模索しており、習い事としての体制もしっかり整いつつあるのが現状です。
もし、お子さんが「J-POPのあの曲で踊ってみたい!」と言ったり、少しでもダンスに興味を示しているのなら、ぜひ体験レッスンなどを利用して始めてみてはいかがでしょうか。思いがけない才能を発揮したり、将来の大きな趣味に育つかもしれません。何より、好きな曲に合わせて体を動かす楽しさは、子どもにとって最高の思い出になるはずです。
参考文献
- (※1)文部科学省「新学習指導要領におけるダンス必修化に関する報告書」(2012年~)
- (※2)文部科学省「体力・運動能力調査」各年度報告書
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の教室やアーティストを推奨するものではありません。ダンスを始める際は、お子さんの興味や体力、スケジュールを十分に考慮して、ご家族で話し合いながら進めてください。
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