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ボイストレーニングコース

裏声と地声の“境界線”をなくすミックス練習メニュー

横浜市鶴見区のJR鶴見駅西口徒歩1分にあるNAYUTAS鶴見校です!

はじめに

「高い音域になると裏声にひっくり返る」「低い音域は地声が重くて響かない」──そんな悩みを解決する鍵がミックスボイスです。ミックスとは裏声(ヘッドボイス)の軽さと地声(チェストボイス)の太さを同時に保ちながら、声帯をスムーズに共鳴させる発声法。裏声と地声を行き来する“橋”を作ることで、音域が自然につながり、声量も表現力もアップします。


1 ウォームアップ:リップロールとハミング

  1. 唇を軽く閉じ「ブルルル…」と息を通すリップロールを30秒×3セット。

  2. 口を閉じたまま鼻腔に響かせるハミングを低音域から高音域まで滑らかに行う。
    血流を促し、声帯の緊張を緩めてから本練習へ入ることでミックスへの移行がスムーズになります。


2 サイレン練習:地声→裏声の橋渡し

母音「ウ」で低い声から高い声へ滑らかに音を上げ、同じルートで降りてくる。
ポイント

  • 喉を締めず、息を絶え間なく流す

  • “ひっくり返り”を感じたら一つ前の音に戻り、境目を探る

  • 毎日5往復を目標に


3 鼻腔共鳴を意識する「Nay Nay Nay」ドリル

裏声寄りの軽い感覚で「ネイ・ネイ・ネイ」と5音上昇→下降を繰り返す。英語の n が鼻に振動を集めやすく、声帯が薄く伸びるのでミックスの感覚を掴みやすい。
回数:半音ずつキーを上げながら3セット


4 母音スライド練習

母音「ア→オ→ウ」を同じ高さで連続発声。

  • 「ア」で地声の芯を感じる

  • 「オ」で喉仏をわずかに下げる

  • 「ウ」で軟口蓋を上げ裏声の軽さを混ぜる
    1音ごとに音色がつながれば境界線は薄くなる。録音して響きの変化を確認すると効果的。


5 ブリッジ強化:エッジボイス→ミックス

  1. 声帯を最小限だけ閉じ「アッアッ」とエッジボイスを3回。

  2. そのまま息を少し増やし、通常の声量に移行。

  3. 音程を2音ずつ上げながらミックスゾーンへ。
    エッジで声帯の接触感覚を掴むと、高音でも地声成分が残りやすい。


6 1オクターブ・スケール

ピアノやアプリを使い、1オクターブ上昇下降を「イ」で発声。

  • 男声はE3~E4、女声はA3~A4から開始

  • 疲れを感じたら即休憩
    毎日15分を上限に継続すると、3週間ほどで“ひっくり返り”が減少します。


7 日常でできるブレス強化

椅子に座り背筋を伸ばし、4秒吸って8秒吐く腹式呼吸を10回。息のコントロールが安定するとミックスでもムラのない響きが得られます。


よくある質問

Q. 裏声が弱く地声が強すぎる人は?
A. 先に裏声強化を行いバランスを取るとミックスが作りやすい。Nay Nay Nay や falsetto siren を多めに。

Q. 声帯が疲れる…
A. 練習は15分ごとに水分補給・2分休憩を入れ、連続45分を超えないように。


まとめ

ミックスボイスは裏声と地声をシームレスにつなぐ“第三の道”。リップロール→サイレン→Nay Nay→母音スライド→エッジ→スケールという階段を毎日踏むことで、境界線は確実に薄れていきます。自分の声を録音し変化を確認しながら、無理なく2〜3か月継続すれば、憧れのハイトーンも自然体で歌いこなせるはずです。

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