宇都宮でボイトレ、ボーカルレッスンをお探しの皆さま、こんにちは。
ボイストレーニング&ダンス NAYUTAS宇都宮校です。
「音程が悪いんです」
「昔から音痴で、人前で歌うのが苦手です」
体験レッスンで、かなり多くいただくお悩みです。
確かに、歌の上手さを判断するときに音程は大切です。
ただ、レッスン現場で実際に歌を確認すると、音程そのものが一番の原因ではないことも少なくありません。
たとえば、
・声が小さい
・息が続かない
・声がこもる
・リズムが少し遅れる
・自分の声が聞き取りにくい
こうした状態があると、音程を合わせようとしても難しくなります。
つまり、音程が悪いのではなく、音程を合わせるための土台がまだ整っていないというケースです。
1. 音程の前に「声が前に出ているか」を確認しましょう
実際にあったケースです。
20代女性の生徒さんで、
「私は昔から音痴なんです」
と話されていた方がいました。
ところがレッスンで確認すると、音程のズレよりも先に目立ったのは、声が前に出ていないことでした。
声が小さく、少しこもっていて、自分でも音の高さをつかみにくい状態。
この状態で音程だけを直そうとしても、かなり難しいです。
例えるなら、曇ったフロントガラスで運転するようなものです。
前が見えにくい状態で、正確にハンドルを切るのは難しいですよね。
歌も同じです。
自分の声が聞こえにくい。
響きが弱い。
息が安定しない。
この状態では、脳が音程を修正する前に「まず声を出すこと」にエネルギーを使ってしまいます。
2. 音程改善に重要な「聴覚フィードバック」とは?
ここで大切なのが、聴覚フィードバックです。
聴覚フィードバックとは、自分が出した声を耳で確認しながら、音程や声量を調整する働きのことです。
J-STAGE掲載の研究でも、歌唱活動においてロングトーンやピッチマッチの練習、外的フィードバックを通じて、歌唱時の内的フィードバック能力が変化していく過程が報告されています。
参照:重度の聴覚障害学生の歌唱活動における内的フィードバック能力の獲得過程
最終アクセス:2026年6月25日
もちろん、これは特定条件下の研究であり、すべての人にそのまま当てはまるわけではありません。
ただ、「自分の声を認識しながら調整する力」が歌唱において重要であることは、ボイトレ現場でも非常に実感します。
3. 共鳴が整うと、音程も安定しやすくなる
音程改善で見落とされやすいのが、共鳴です。
共鳴とは、声帯で生まれた音が、口・鼻・喉などの空間で響いて広がることです。
声がこもっている人は、この響きが弱く、声が自分にも相手にも届きにくくなります。
すると、音程を合わせようとしても、そもそも自分の声の輪郭がつかみにくい。
結果として、音が上がりきらない、下がりやすい、語尾が不安定になる、ということが起こります。
NAYUTAS宇都宮校では、音程練習の前に、
・口の開き方
・息の流れ
・鼻腔共鳴
・口腔共鳴
・声の出口
を確認することがあります。
すると、音程練習をたくさんしていないのに、数回のレッスンで音程が安定し始める方もいます。
これは魔法ではありません。
声が聞き取りやすくなったことで、自分自身が音程を修正しやすくなった結果です。
4. 海外でも使われるSOVTトレーニング
近年、海外のボイストレーニングや音声訓練でもよく使われる方法に、SOVTがあります。
SOVTとは、Semi-Occluded Vocal Tract Exercisesの略で、日本語では「半閉鎖声道エクササイズ」と呼ばれます。
簡単に言うと、声の出口を少し狭めた状態で発声する練習です。
代表例は、
・リップロール
・ストロー発声
・ハミング
・「ぶー」「うー」での発声
などです。
海外の研究でも、ストロー発声などのSOVT系エクササイズは音声訓練・声の機能改善に関する方法として扱われています。
参照:A Randomized Controlled Trial of Two Semi-Occluded Vocal Tract Voice Therapy Protocols
最終アクセス:2026年6月25日
初心者の方には、特にリップロールがおすすめです。
唇を軽く震わせながら「ぶるるる」と音を出します。
これを無理なく5秒。
慣れたら、ドレミファソファミレドのように音を動かします。
ポイントは、大きな声を出さないこと。
喉で頑張らず、息と声が自然につながる感覚を探します。
5. 自宅でできる音痴改善5分メニュー
まずは、音程アプリで音を当てにいく前に、声の土台を整えましょう。
おすすめはこの流れです。
- リップロールを30秒
- ハミングで「んー」と5秒伸ばす
- 「まー」で前に響かせる
- スマホで録音する
- 声がこもっていないか確認する
録音すると、かなり分かります。
「音程が悪いと思っていたけど、実は声が小さいだけだった」
「語尾で息が抜けていた」
「最初の音に入るタイミングが遅れていた」
こうした発見がよくあります。
音痴改善で大切なのは、闇雲に何十回も歌うことではありません。
どこでズレているのかを見つけて、原因に合った練習をすることです。
6. NAYUTAS宇都宮校では“音痴タイプ”を見ながら改善します
NAYUTAS宇都宮校では、音程が合わない方に対して、いきなり「もっと音を合わせましょう」とは言いません。
まず、
・本当に音程がズレているのか
・声が小さくて不安定なのか
・リズムが遅れているのか
・共鳴が弱いのか
・自分の声を聞き取れているのか
を確認します。
そのうえで、ボイトレ、ボーカルレッスン、K-POP、洋楽、声質改善、話し方など、目的に合わせて練習内容を調整します。
また、年2回の発表会やカラオケ大会も開催しています。
最初は「人前で歌うなんて無理です」と話していた生徒さんが、ステージで堂々と歌う姿を見ることもあります。
2026年5月開催の第4回発表会でも、初参加の方が多くステージに立たれました。
「音痴だから無理」
そう思っている方ほど、実は音程以外に改善ポイントが隠れているかもしれません。
よくあるQ&A
Q1. 音程が悪い人は、まず音程練習をすべきですか?
必ずしもそうではありません。
声が小さい、息が不安定、共鳴が弱い場合は、先に発声を整えた方が音程も安定しやすくなります。
Q2. リップロールは音痴改善に役立ちますか?
役立つ場合があります。
リップロールは息と声のバランスを整えやすく、喉に力が入りやすい方のウォームアップにも向いています。
Q3. 自分の声を録音するのは必要ですか?
かなり有効です。
歌っている感覚と、実際に聴こえている声は違うことが多いです。録音すると、音程以外の原因に気づきやすくなります。
Q4. 昔から音痴でも改善できますか?
改善できる可能性は十分あります。
音程だけでなく、発声、共鳴、リズム、聴覚フィードバックを整えることで、歌いやすさが変わる方は多いです。
Q5. NAYUTAS宇都宮校では初心者でも大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。
初心者の方でも、音痴タイプ診断、発声チェック、録音確認をしながら、一人ひとりに合わせて進めます。
まとめ
歌が下手だと思っている方ほど、音程だけを気にしがちです。
でも実際には、
声が前に出ていない。
息が安定していない。
共鳴が弱い。
自分の声を聞き取れていない。
こうした土台の問題が、音程のズレとして現れていることがあります。
音程は、最初に無理やり直すものではありません。
発声が整うことで、改善しやすくなるものです。
「音痴だから無理」と決めつける前に、まずは声の出し方から見直してみてください。
【校舎情報】
ボイストレーニング&ダンス NAYUTAS宇都宮校
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