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ボイストレーニングコース

高音でピッチが揺れる…?ビブラートが不安定な人に共通する“本当の原因”と改善のヒント

こんにちは!
ボイストレーナーとして毎日いろんな方の声と向き合っていますが、年齢・性別問わず、本当に多いのがこちらのお悩みです。

「高音になるとピッチが揺れます…」
「ビブラートが安定しなくて、震えて聞こえちゃうんです…」

安心してください。
こういった悩みは“原因がはっきりしている”ので、正しく練習すれば必ず改善できます。

この記事では、公的機関や学術研究をベースに、ボイストレーナーの現場感覚も混ぜながら分かりやすくまとめていきます。

具体的なボイトレ方法も紹介していくので参考にしてくださいね

1. 高音でピッチが揺れやすい人に見られる“ある共通点”

まず高音は、声帯が普段より強い張力で振動するため、コントロールが難しくなりがちです。

声帯振動の物理モデルを調べた研究では、声帯の張力や質量の変化が振動特性に影響することが示されています。
これは“高音=発声条件が変わる”ことを裏付けています。

参照:出口真次「声帯自励振動のメカニズム」
https://kaken.nii.ac.jp/en/file/KAKENHI-PROJECT-19700382/19700382seika.pdf
(最終アクセス:2025/11/25)

この「振動条件が変わる」ことが、高音で揺れやすさを感じる理由のひとつです。

特によく見られるタイプは次の3つ:

  • 息を入れすぎて声が薄く揺れる

  • 喉に力が入り、声帯の動きが硬くなる

  • 地声と裏声の切り替え付近で音が不安定になる

現場でも本当に多いパターンで、どれも改善可能です。

2. ビブラートが不安定になる背景は“揺れのコントロール”にある

ビブラートは生まれつきではなく、仕組みがあります。

J-STAGEに掲載されている研究では、ビブラートの周期や振幅と“自然に聞こえるかどうか”との関連が示されています。

参照:鈴木千文ほか「ビブラートの自然性に関する研究」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ieejeiss/139/2/139_182/_pdf
(最終アクセス:2025/11/25)

さらに、別の研究では“模倣歌唱と非模倣歌唱ではビブラート変動が異なる”というデータもあり、
揺れの大きさ・周期変化が歌声の印象に影響することが分かっています。

参照:鈴木千文ほか「歌唱の模倣時におけるビブラートの特徴」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ieejeiss/137/12/137_1607/_article/-char/ja/
(最終アクセス:2025/11/25)

つまり、

「揺らそうとする」よりも「揺れない状態を作る」ことがビブラート安定の鍵

なんです。

3. 今からできる改善トレーニング

「難しそう…」と思った方も大丈夫。
普段のレッスンで効果の高いトレーニングだけまとめます。

● ① 中音で“まっすぐ出す”発声からスタート

高音で揺れる人ほど、まず中音で声の軸を整える必要があります。

  • 「アー」を5秒キープ

  • 息は出しすぎない

  • 喉が上がりすぎないようチェック

ここが安定すると、高音も驚くほど変わります。

● ② 裏声・地声のつながりを滑らかに

切り替え部分で揺れる人に特におすすめ。

「うー → う↑ー → う↑↑ー」
と段階的に上げて“つながりの感覚”を育てます。

● ③ ビブラート練習は“揺れない → 揺らす”の順

上手くいかない人の9割が「最初から揺らそうとしている」パターンです。

  1. 完全に揺れないまっすぐ発声

  2. 少しだけ揺らす

  3. 揺れ幅を調整

この順番を守るとビブラートは必ず安定します。

4. やってはいけないNG行動

  • 高音を息量で無理に押し上げる

  • 喉を締めて“張り上げる癖”

  • 首や肩がガチガチの姿勢

  • 長時間の練習を続けて声を休めない

声帯は筋肉なので、正しく使って・正しく休めることが重要です。

5. NAYUTAS宇都宮校なら改善が早い理由

当校は 年齢・性別を問わず 幅広い方に対応しています。
レッスンはすべてマンツーマンで、悩みに合わせたカリキュラムをその場で作成。

  • 高音の揺れ

  • ビブラートの安定

  • ミックスボイス

  • 音程のクセ診断

  • 話し声改善

こうした悩みを専門的にサポートします。

レッスン時間は土日祝日も含め 10:00〜22:00。
お仕事帰りでも安心して通えます。

まとめ:揺れる声は、正しい練習で必ず安定します。

「高音が揺れる…」
「ビブラートが震える…」

こうした悩みは、声の仕組みが分かれば必ず解決できます。
今日紹介したトレーニングのどれか一つでも、ぜひ試してみてください。

もし “自分の揺れの原因が知りたい” という方がいれば、
レッスンであなたの声をしっかり分析し、最短ルートをご提案いたします。

必要であれば、このブログの続編として「高音が出ない原因」「ミックスボイスの安定法」なども執筆できますので、お気軽にご依頼くださいね 😊🎤