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高い声が出なくなった原因は加齢や病気?カラオケでできる改善法

以前は楽に出せていた高い音域の声が出にくくなったと感じることはありませんか。
その原因は、加齢による喉の筋力低下や何らかの病気など多岐にわたります。
カラオケが趣味の場合、高い声が出なくなってしまうと楽しさも半減してしまうことでしょう。

この記事では高い声が出なくなったときに考えられる原因を解説します。合わせて、病院へ行くべき症状のサインや自宅でできる改善トレーニング、喉のケア方法までを詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事のコンテンツ

高い声が出なくなったときに考えられる5つの原因

高い声が急に出なくなった、いきなり声がかすれるようになった、などの症状にはいくつかの原因が考えられます。
喉の使いすぎによる一時的な不調から、加齢にともなう身体の変化、さらには病気が隠れている可能性もあるでしょう。

ここでは、高い声が出なくなる代表的な5つの原因を解説します。

高音が出ない原因については「高音が出ない原因」でも詳しく紹介しているので、気になる人は参考にしてみてください。

1. 喉の酷使による炎症や声帯のトラブル

カラオケで長時間歌ったり、大声で話し続けたりすると、声帯に大きな負担がかかります。
声帯は左右一対のひだ状の組織で、息が通る際に振動して声を発生させる器官です。
長時間の歌唱や必要以上の大音量な発声を繰り返すと、喉の粘膜が充血して炎症を起こし、声が枯れたり、声が裏返る症状が現れます。

これは「急性声帯炎」と呼ばれる状態で、通常は喉を休ませることで回復しますが、無理を続けると慢性化することもあるため注意が必要です。

急性生態園はカラオケなどで喉を酷使した際に起こりやすいと言われています。
カラオケに頻繁に行く人やカラオケに行くと喉の調子が悪くなるという人は「カラオケで声が出ない原因と対処法」の記事でも詳しく紹介しいるのでチェックしてみてください。

2. 加齢にともなう声帯の筋力低下

体の筋肉が年齢とともに衰えるように、喉にある声帯の筋肉も衰えます。
個人差はありますが、30代や40代頃から徐々に声の変化を感じる人も少なくありません。
20代の頃と比べて声帯の筋肉が痩せて弾力が失われると、声帯をしっかりと閉じることが難しくなり、息が漏れてかすれたり、高い声が出しにくくなったりします。

これは「声帯萎縮」と呼ばれ、声の老化現象のひとつです。

3. 声帯ポリープや声帯結節などの病気の可能性

声がかすれる状態が長く続く場合、声帯ポリープや声帯結節といった病気の可能性も考えられます。
声帯ポリープは、声帯の粘膜に血豆のようなものができる病気で、一度の大きな声の出しすぎなどが原因で発生することがあります。

一方、声帯結節は声帯に硬いペンだこができる状態で、日常的に声を酷使する職業の人に多く見られる症状です。
その他、風邪やインフルエンザの後に咳や痰が長引くことも、声帯に負担をかける一因となります。

4. 喉を締めてしまう間違った発声方法

高い声を出そうとするときに、無意識に喉の周りの筋肉に力が入ってしまう「喉締め発声」も原因のひとつです。
特に声変わりを迎える中学生など10代の頃に、無理な発声が癖になってしまうことがあります。
喉を締めてしまうと声帯が正常に振動できず、かえって高い声が出にくくなるだけでなく、喉を痛める原因にもなるので注意しましょう。

正しい呼吸法や発声法が身についていないと、喉に不要な負担をかけ続けてしまいます。
喉が締まる原因と改善法については「喉が締まる原因と改善法5選」で詳しく紹介しているので、現在の発声方法で喉に違和感がある人はチェックしてみてください。

5. ストレスが引き起こす心因性の発声障害

精神的なストレスが原因で、声が出なくなることもあります。
これは「機能性発声障害(心因性失声症)」と呼ばれ、喉の器官そのものには異常がないにもかかわらず、声が出しにくい、あるいはまったく出なくなるといった症状が現れます。

強いストレスは自律神経のバランスを乱し、無意識のうちに喉の筋肉を過度に緊張させてしまうため、正常な発声が妨げられるのです。

これは病院に行くべき?受診を判断する症状のサイン

声の不調が一時的なものなのか、あるいは医療機関を受診すべきなのか判断に迷うこともあるでしょう。
自己判断し、販の薬を飲むだけで済ませていると、大きな病気を見過ごしてしまうこともあります。特定の症状が見られる場合は専門医に相談することが重要です。
ここでは、耳鼻咽喉科の受診を検討すべき症状のサインを具体的に紹介します。

声のかすれが2週間以上治らない

風邪をひいたわけでもないのに声のかすれが2週間以上続く場合は、単なる喉の使いすぎではない可能性があります。
声帯ポリープや声帯結節、声帯萎縮、あるいは喉頭がんなどの病気が隠れていることも考えられます。
症状が長引くときは、専門医の診察を受けて原因を特定することが大切です。

声だけでなく喉に痛みや違和感をともなう

声のかすれに加えて、喉に痛みや飲み込みにくさ、異物感などをともなう場合も注意が必要です。
これらの症状は、強い炎症や腫瘍など、声帯やその周辺に何らかの器質的な問題が起きているサインかもしれません。
特に痛みが続く場合は、早めに医療機関を受診してください。

ある日突然まったく声が出なくなった

急に声が出なくなる症状は、急性声帯炎や心因性発声障害などが考えられます。
しかし、まれに声帯を動かす神経の麻痺(反回神経麻痺)を起こしていたというケースも聞かれるため、他の病気が原因である可能性も否定できません。
特に思い当たる節がないのに突然声が出なくなった場合は、速やかに耳鼻咽喉科を受診しましょう。

自宅やカラオケでできる!高い声を取り戻す改善トレーニング

高い声が出にくくなった原因が病気ではなく、喉の酷使や加齢、発声方法によるものであれば、トレーニングによって改善が期待できます。
特別な器具は必要なく、自宅やカラオケで実践できる簡単な対処法です。

ここでは、性別を問わず、効果的な高い声を取り戻すための基本的なトレーニングを紹介します。
高音の悩み解消法については「高音の悩みはボイトレで解消」で詳しく紹介してるので、さらに深堀したい人はこちらも読んでみてください。

まずは基本から!喉の負担を減らす腹式呼吸の練習法

安定した声を出すためには、喉に頼らずお腹から息を送り出す「腹式呼吸」が基本です。
仰向けに寝て、両膝を立てます。
片方の手をお腹に置き、鼻からゆっくり息を吸い込みながらお腹を膨らませましょう。

次に、口からゆっくりと息を吐きつつお腹をへこませます。
このとき、肩や胸に力が入らないようにリラックスするのがポイントです。
慣れてきたら、立った状態でも同じように腹式呼吸を行いましょう。

声帯をリラックスさせて喉を開くリップロールのやり方

リップロールは、声帯周りの筋肉の緊張をほぐし、ウォーミングアップに最適なトレーニングです。
唇を軽く閉じて、息を「プルルル」と吐き出し、唇を振動させます。
このとき、一定の息の量で長く続けられるように意識してください。

うまくできない場合は、頬を指で軽く持ち上げるとやりやすくなります。
リップロールをしながら音階練習を行うと、声帯のストレッチにもなるのでおすすめです。

地声と裏声をなめらかにつなぐミックスボイスの習得

高い声を出す際、地声から裏声に切り替わる「換声点」で声がひっくり返りやすいことがあります。
この換声点をなくし、地声と裏声を滑らかにつなぐ技術がミックスボイスです。
まずはハミングで、低い音から高い音へ滑らかに移動する練習をしてみましょう。

ミックスボイスを習得することで、滑らかに裏声へと移行でき、高い音域もカバーできるようになります。

鼻のあたりに響きを感じながら、リラックスして行うのがコツです。
ミックスボイスのコツについてさらに詳しく知りたい人は「高音が出ない理由とミックスボイスのコツ」でも紹介しているので、チェックしてみてください。

自分のキーを把握して無理なく歌う

高い声が出ないからといって、無理に原曲キーで歌い続けると喉への負担を増やすしてしまいます。
カラオケでは、まず自分の声が楽に出せるキーを見つけることが重要です。
キーコントロール機能を使い、自分が気持ちよく歌える高さに調整しましょう。

無理のない範囲で歌うことを習慣づけることで、喉への負担が減り、徐々に声域を広げていく土台ができます。

高い声を維持するために日常生活で気をつけたいこと

高い声を出すためのトレーニングも重要ですが、日常の些細な習慣が喉のコンディションに大きく影響します。
日頃から喉をいたわる生活を心がけることで、声のトラブルを予防し、良い状態を維持できます。

タバコなどの喉に悪い習慣を避けることも含め、日常生活で気をつけたいポイントをみていきましょう。

高音が出ない原因や対策、日常生活で気を付けるべき点については「高音が出ない本当の原因と対策」でも詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

声帯の潤いを保つためのこまめな水分補給

声帯の粘膜が乾燥すると、振動がスムーズに行えず、声が出しにくくなります。
これを防ぐためには、こまめな水分補給が欠かせません。
一度に大量に飲むのではなく、常温の水を少しずつ、一日を通して飲むのが効果的です。

カフェインやアルコールは利尿作用があり、かえって体内の水分を奪うことがあるため、飲み過ぎには注意が必要です。

睡眠をしっかりとって喉の疲れを回復させる

声帯も体の一部であり、日中の発声によって疲労が蓄積します。
十分な睡眠をとることは、この疲れた声帯を休ませ、回復させるために非常に重要です。

睡眠不足は体の免疫力を低下させ、喉の炎症を引き起こす原因でもあります。
毎日決まった時間に質の良い睡眠を確保し、喉をリセットする時間を作りましょう。

喉の乾燥を防ぐための部屋の加湿

空気が乾燥していると、喉の粘膜も乾燥しやすくなります。
特に冬場や、エアコンが効いた室内では注意が必要です。
加湿器を使用したり、濡れたタオルを部屋に干したりして、室内の湿度を50~60%程度に保つように心がけましょう。

就寝時にマスクをつけるのも、喉の乾燥を防ぐのに効果的です。

喉に負担をかける喫煙や過度な飲酒は控える

喫煙は、タバコの煙が声帯の粘膜を直接刺激し、慢性的な炎症やむくみを引き起こすため、声にとって非常に有害です。
また、過度な飲酒も、脱水症状を引き起こして喉を乾燥させたり、大声で話す原因になったりするため、声帯に負担をかけます。
健康な声を維持するためには、喫煙や過度な飲酒は控えるべきです。

高い声が出なくなる現象に関するよくある質問

高い声が出にくくなると、日常の会話や趣味の歌唱に支障をきたし、不安を感じることも多いものです。声の変化には身体的な要因から技術的な問題まで幅広く存在するため、まずは疑問を解消して適切な対処法を見つけることが大切です。

ここでは、急な声の変化に対する応急処置や、年齢による声帯の変化を防ぐための考え方、喉に優しい食事など、多くの方が抱きやすい疑問についてお答えします。ご自身の症状と照らし合わせながら、改善に向けたヒントを確認してください。

高い声が急に出なくなった場合、すぐにできる応急処置はありますか?

声を使わずに喉を休ませる「沈黙」が最も効果的な応急処置です。
会話を筆談にするなど、徹底して声帯を安静に保ちましょう。
また、喉を潤すためにこまめに水分を補給し、部屋を加湿することも有効です。

刺激の強い食べ物や飲み物は避け、体を温めてリラックスしてください。

加齢によって高い声が出なくなるのは防げませんか?

声帯の老化を完全に防ぐことは困難ですが、適切なケアとトレーニングで進行を緩やかにすることは可能です。
声帯の筋肉を鍛えるボイストレーニングを継続的に行うことや、この記事で紹介したような喉の健康を保つ生活習慣を心がけることで、若々しい声を長く保つ効果が期待できます。
声変わりで高音が出ない解決策については「声変わりで高音が出ない解決策」でも詳しく紹介しているのでチェックしてみてください。

喉の調子を整えるのに効果的な食べ物や飲み物はありますか?

喉の粘膜の保護や炎症を抑える作用のあるものがおすすめです。
例えば、殺菌作用と保湿効果が期待できるはちみつを入れた飲み物や、消炎作用のある大根、体を温める生姜湯などが良いでしょう。
逆に、香辛料などの刺激物や、喉の乾燥を招くカフェイン、アルコールは控えるのが賢明です。

まとめ

高い声が出なくなる原因は、喉の酷使や加齢、誤った発声方法、病気、ストレスなど多岐にわたります。まずは自分の声の状態を正しく把握し、セルフケアで対応できるのか、あるいは医療機関の受診が必要なのかを見極めることが大切です。

日頃から腹式呼吸やリップロールなどのトレーニングを取り入れ、喉を乾燥させない生活習慣を心がけることで、声のトラブル予防と改善につながります。

もし喉に負担のない正しい発声方法を本格的に学びたいのであれば、プロの指導を受けるボイストレーニングが近道です。ボイトレスクールNAYUTAS(ナユタス)では、個々の悩みに合わせた無料体験レッスンを実施しています。まずは気軽にプロのレッスンを体感してみてください。