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音楽力が向上する聴音とは?基礎知識や鍛えるメリットを解説

「聴音」という言葉を聞いたことはあるものの、具体的にどのような練習なのか、音楽の上達にどのように役立つのかわからない方もいるのではないでしょうか。

聴音は、耳で聞いた音を正確に聞き取り、音程やリズムなどを把握するトレーニングです。

音を聞き分ける力だけでなく、楽譜を読む力や聞いた音を再現する力など、さまざまな音楽的能力を高めることにつながります。

そこで今回は、聴音の基礎知識や種類、訓練することで得られる効果、具体的な練習方法について解説します。

歌や楽器の上達を目指している方や、音楽力を高めたい方は、ぜひ参考にしてください。

聴音とは?

聴音とは?

聴音とは、ピアノなどの楽器で演奏された音を耳で聴き取り、音程やリズム、音の長さなどを正確に把握するトレーニングです。

聴き取ったメロディーや和音を、楽譜に書き起こす練習が代表的な方法です。

たとえば、ピアノで「ド・レ・ミ」と演奏した際、その音を聴いて、どの音が鳴ったのか・どのくらいの長さだったのかを判断し、楽譜に記録します。

聴音は単に音を聞くだけではなく、耳で捉えた音を音名や楽譜などの形に変換する力が求められます。

また、音楽大学や音楽系の学校の入試対策として聴音が行われることもありますが、音楽活動をする方なら誰しも役立つスキルです。

歌や楽器の練習でも、音程を正確に取る、聞いたメロディーを再現するなどで役に立ちます。

聴音の種類

聴音の種類

聴音には主に「旋律聴音」と「和声聴音」の2種類があります。

それぞれの特徴について見ていきましょう。

旋律聴音

旋律聴音とは、ピアノなどで演奏されたメロディーを聴き、その音程やリズム、音の長さなどを楽譜に書き取るトレーニングです。

例えば、先生がピアノで数小節のメロディーを演奏し、それを聴いた生徒が五線譜に音符を書き込んでいきます。

難易度が高くなると、音の高さだけでなく4分音符や8分音符などのリズムや、休符の位置なども正確に把握できるよう練習します。

旋律聴音を繰り返すことで、音程を聞き分ける力やリズムを捉える力、聴いたメロディーを楽譜に変換する力を鍛えられるでしょう。

歌の音程を安定させたい方や、楽譜を見ずに聴いたメロディーを楽器で再現できるようになりたい方にも役立つ練習です。

和声聴音

和声聴音とは、複数の音が同時に鳴る和音を聴き取り、その構成音や音の動きを判断するトレーニングです。

例えば、ピアノで複数の音を同時に鳴らしたときに、どのような音が重なっているのか・和音がどのように変化したのか、を耳で判断します。

旋律聴音と比べて一度に複数の音を捉える必要があるので、より高度な聴音が求められます。

和声聴音を練習すると、音の重なりや和音の変化を聞き分ける力が養われ、歌と伴奏の関係性や、ハーモニーが意識できるようになるでしょう。

聴音の訓練を取り入れることで得られる効果

聴音の訓練を取り入れることで得られる効果

聴音の訓練を繰り返し取り入れることで、さまざまな効果が期待できます。

ここでは、主に5つの効果についてご紹介します。

楽譜に書き起こす力が身につく

聴音では、聞こえてきた音を音符や休符などに置き換えて楽譜に書き起こすのが特徴です。

そのため、練習を重ねることで、音の高さや長さ、リズムなどを正確に把握して楽譜に記録する力が身に付きます。

初めはメロディーを聞いても音の高さが分からなかったり、リズムを正確に書けなかったりするでしょう。

しかし、繰り返し練習すると、聞いた音が何かを理解でき、楽譜に書き起こせるようになります。

音を判別する力が高まる

聴音では、音の高さや音程、リズムなどを細かく聞き分ける必要があるので、音を判別する力が自然と養われます。

例えば、半音違いの音を聞き分ける、複数の音が同時に鳴ったときにそれぞれの音が理解できる能力が身に付きます。

歌では音程を正確に取ること、楽器では正しい音を演奏することなど、さまざまな場面で役立つ力です。

楽譜を読む力が伸びる

聴音では、聞いた音を楽譜に書き起こすため、音符や休符、リズムなどの記譜法を理解する機会が増えます。

そのため、楽譜に書かれている情報を音としてイメージする力が身につきやすくなるでしょう。

その結果、楽譜を見たときにどのようなメロディー・リズムなのかが把握しやすくなり、楽器の演奏や歌の習熟度が早くなります。

聴いた音を再現できるようになる

聴音で音を正確に聞き取れるようになると、聞いたメロディーを再現できるようになります。

初めて聞いたメロディーを覚えて楽器で演奏したり、聞いたフレーズを歌ってみたりする際に、音の高さやリズムを捉える力が聴音によって鍛えられます。

特に歌や演奏は音程やリズムが基礎になるため、聴いた音を再現する力が身に付くと、さまざまなことに応用ができるでしょう。

音楽を表現する力が向上する

聴音によって音程やリズムなどを正確に捉える力が身につくと、曲の構成や音の動きを意識しながらの歌や演奏ができ、音楽の表現力が向上します。

例えば、メロディーがどのように変化しているのか、どこで音が強くなっているのかなどを意識できると、単に音を正しく出すだけでなく、曲の雰囲気や感情を表現できるでしょう。

そのため、聴音は音を正確に聞き取る耳を鍛えるだけでなく、聞き取った情報を歌や演奏に活かして、より豊かな音楽表現につなげるための基礎トレーニングとも言えるでしょう。

聴音を鍛えるための練習法

聴音を鍛えるための練習法

聴音は、特別な知識がなければできないものではなく、日頃から音を意識して聞く習慣を作ることでも鍛えられます。

まずは無理なく取り組める練習から始め、慣れてきたら少しずつ難易度を上げていくと良いでしょう。

聴音を鍛えるための基本的な練習法を以下にまとめておきます。

  • 音を聞いて音名を当てる:ピアノで1つの音を鳴らして何の音かを当てる練習
  • 短いメロディーを五線譜に書きとる:ピアノでメロディーを演奏し、聞き取った音を五線譜に書く練習
  • 聞いたメロディーを歌う:音源や楽器の演奏を聞いたあと、同じメロディーを自分の声で歌う練習
  • 聞いた音を楽器で再現する:ピアノやキーボードなどを使って、聞こえたメロディーを再現する練習

最近ではスマホでもピアノの音が出せるアプリがあるので、場所問わず練習はしやすいはずです。

まずは簡単な練習から始めていき、徐々に和声聴音や休符などの細かな部分まで聞き取れるよう難易度をあげていきましょう。

聴音に関するよくある質問

聴音に関するよくある質問

ここでは、聴音に関してよくある質問についてまとめました。

Q1.聴音を鍛えるとどのような効果がありますか?

聴音を鍛えることで、音の高さやリズムを聞き分ける力、聞いた音を楽譜に書き起こす力、音を再現する力などを養えます。

歌や楽器の音程を安定させ、楽譜を読んですぐに演奏する力を高められるので、音楽に関する基本スキルの向上に期待ができるでしょう。

Q2.大人になってからでも聴音は鍛えられますか?

大人になってからでも聴音を鍛えることは可能です。

年齢に関係なく、音を聞き分ける練習を継続することで、少しずつ聴く力を養えます。

和声聴音など、最初から難しい課題に取り組むのではなく、簡単な音の聞き分けや短いメロディーの再現などから始めると良いでしょう。

独学で難しいと感じる場合は、音楽教室やボイストレーニングスクールで講師から自分のレベルに合った指導を受ける方法もおすすめです。

まとめ

今回は、音楽力が向上する聴音とは何か、鍛えるメリットや練習方法についてご紹介しました。

聴音は、聞いた音を的確に把握する練習であり、身につけられると音楽に関する基礎スキルが向上します。

年齢やセンスは関係なく、練習し続けることで鍛えられるものなので、ぜひ今日から実践してみましょう。

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