こんにちはナユタス府中校です！
今回はベルカント唱法の書籍について
紹介します。
「うたうこと」（フレデリック・フースラー）
この本はフースラーがアンザンツという人間が声を発した際に使われている共
鳴腔を発見し、図解化したものです。各アンザンツに声をあてることで
喉の筋肉がバランスよく鍛えられ理想の声を万人が手に入れることができると
書かれています。現在も入手可能です。
「ベルカント唱法ーその原理と実践」（コーネリウス・リード)
「優れた歌手に100の条件があるなら、美声を持つものは、その99を
すでに満たしている」と冒頭で書かれています。
声の質の良さが全てを凌駕するという考えのもと
時を経て失われつつあったベルカント唱法のメソッドを近代に
甦らせるべくあらゆる手法が細かく解説されています。
日本人の弟子としては弓場徹氏（日本におけるミックスボイスの第一人者）が有名です。
現在も入手可能です。
「The Voice of the MIND」（ハーバート・チェザリー）
ミックスボイスの原点的著作です。
ミックスボイスメソッドは元々、アメリカのSLSというボイトレの団体が
そのように命名しその手法を世の中に広めて行きそれが日本にも入ってきた経緯があります。
SLSの創始者であるセス・リッグス氏はハーバート・チェザリー氏
ベルカント唱法の誕生
ベルカント唱法は１７世紀から１９世紀が全盛期で、ちょうどカストラートの活躍した
時期とかぶります。つまりカストラートを育てていく過程で生まれ、洗練されていった
歌唱法です。
伝説のカストラートであるファリネッリについての映画です。
ベルカント唱法全盛期の雰囲気を感じることができます。
上記の20世紀三大ボイストレーナーはその理論を現代によみがえらせたのです。
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